つとめはげむこと 人間としてのブッダ
6年以上にわたる厳しい修行のすえに、「極端な苦行にも、極端な快楽にも、意味は無い」として苦行から離れ、その直後に、1夜のうちに悟りを開いた人ですね 預流果から阿羅果に至るまで、一足飛びだったようです この四双八輩もブッダが悟りに言った者の心を分析した結果残されている内容ですけども
2013-05-20 15:54:41きんきらきんの像を、「わたしをご利益でしあわせにしてくださいね!」とただ拝んでも、なんにもなりませんので、自らこころを鍛錬することが重要です
2013-05-20 15:55:30もっとも厳しい苦行をしていたとき、腹がわから肉をつまんで、背中の肉に触れられるくらいの状態であったと言われています ブッダ本人の言葉としては、「心解脱をするまで座禅を解かないぞ」と決意するくらいの心で修行に励むように、と言われていますね
2013-05-20 15:57:06ネーランジャラー河の畔にあって、安穏を得るために、つとめはげみ専心し、努力して瞑想していたわたくしに、(悪魔)ナムチはいたわりのことばを発しつつ近づいてきて、言った、
2013-05-20 16:01:03「あなたは痩せていて、顔色も悪い。あなたの死が近づいた。あなたが死なないで生きられる見込みは、千に一つの割合だ。きみよ、生きよ。生きたほうがよい。命があってこそ諸々の善行をなすこともできるのだ。」
2013-05-20 16:02:02「あなたがヴェーダ学生としての清らかな行いをなし、聖火に供物をささげてこそ、多くの功徳を積むことができる。(苦行に)つとめはげんだところで、何になろうか。つとめはげむ道は、行きがたく、行いがたく、達しがたい。」
2013-05-20 16:03:49──「怠け者の親族よ、悪しき者よ。汝は(世間の)善業を求めてここに来たのだが、わたくしにはその(世間の)善業を求める必要は微塵もない。悪魔は善業の功徳を求める人々にこそ語るがよい。
2013-05-20 16:06:13わたくしには信念があり、努力があり、また知慧がある。このように専心しているわたくしに、汝はどうして生命(いのち)をたもつことを尋ねるのか?
2013-05-20 16:07:02(身体の)血が涸れたならば、胆汁も痰も涸れるであろう。肉が落ちると、心はますます澄んでくる。わが念いと智慧と統一した心とはますます安立するに至る。
2013-05-20 16:08:46ナムチよ、これは汝の軍勢である。黒き魔(Kanha)の攻撃軍である。勇者でなければ、かれにうち勝つことができない。(勇者は)うち勝って楽しみを得る。
2013-05-20 16:11:44このわたくしがムンジャ草を取り去るだろうか? (敵に降参してしまうだろうか?) この場合、命はどうでもよい。わたくしは、敗れて生きながらえるよりは、戦って死ぬほうがましだ。
2013-05-20 16:12:27かれらは、無欲となったわたくしの教えを実行しつつ、怠ることなく、専心している。そこに行けば憂えることのない境地に、かれらは赴くであろう。」
2013-05-20 16:15:08(悪魔はいった)、 「われは七年間も尊師(ブッダ)に、一歩一歩ごとにつきまとうていた。しかしよく気をつけている正覚者(しょうかくしゃ)には、つけこむ隙をみつけることができなかった。
2013-05-20 16:16:22