第十二回【なんでしょう句会】選評まとめ

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

【葉桜評】；酒；25；×；葉桜や繰り返しファの音鳴らす；ソじゃだめなんですか？ミじゃだめなんですか？（もしかしてファ＃なら、良い意味で気になる句だったかも。）状況や風景は必ずしも明確である必要はないけど、これはちょっとご想像におまかせしすぎとも思う。； #nande_kukai

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

【エロ評】；酒；39；×；添えられし指に輪のあと夕薄暑；指輪を輪と言っちゃうのは（わかるけど）ちょっと強引では。それに、添えられただけでわかるほどの跡がつくなんて、ふだん相当食い込んでるよ？ あ、輪ゴム？ 不倫がエロいという発想も平板で、昼ドラの風情。； #nande_kukai

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

【エロ評】；酒；96；×；罌粟の花瞼と腋と指の味；罌粟はケシだけど、やっぱり字から栗の花を想起してしまう。で、嗅覚と味覚でイメージがごっちゃになっちゃった（読み手のせいだからほとんど言いがかりだけど）。部位も、この三つ、この順じゃなきゃ絶対ダメですか？； #nande_kukai

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

【エロ評】；酒；60；×；手と背の間熱高まりし夏の露；別人の手と背（手かざし療法）？ 一人の（拘束）？ 夏の露（結露）を汗か体液の意味で使うのにも違和感ある。そのまんまの意味で夏の露だとしたらキャンプ青姦句だけど、にしても状況が複雑すぎ。読みきれず。； #nande_kukai

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

【エロ評】；酒；28；×；薔薇燃へて獣は息を潜めけり；「薔薇」が「燃へ」てさらに「獣」！ インディジョーンズか何かに出てくる古文書の暗号？三島か澁澤龍彦っぽい十七音を自動生成するbot（しかも読んでない人が作った）？雰囲気だけで中身がなく見えちゃった。； #nande_kukai

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

【葉桜評】；酒；15；○；葉桜やひとのパンツも洗いをり；生活はいつも季節のうつろいの中にある。葉桜によって、人の下着を洗っていることへのニュートラルさを出し（普通嫌悪のニュアンスが漂ってしまう）、読み手にも不潔感を与えない上手さ。少し新婚感もある。； #nande_kukai

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

【葉桜評】；酒；54；○；葉桜や猫背の二人並びをり；にょきにょきと上へ向く葉桜と猫背は、やや水平すぎる取り合わせかとも思ったが、チャームが勝った。猫背の二人はきっと至極平熱な態度や話し方をしていて、しかし前向きな強い何かを腹に持っている。； #nande_kukai

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

【葉桜評】；酒；93；○；葉桜の影にすべてがをさまれり；葉桜の一物句は、歳時記の例句でもピンとこないものがあり、難しいと思っていたので、こういう使い方があったか！と膝打って○。他の木だと怖いが、葉桜なら、おさまっているあらゆる事物も居心地が良さそうだ。； #nande_kukai

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

【葉桜評】；酒；67；◎；葉桜を抜けて少女の背に光；爽やかで初夏の気分に満ちていて、まっ先にこのアルバムのことを思い出した（ジャケも内容も題名も）。 http://t.co/em47lzubr4 ストレートの速球で見事にストライク取られた感じの特選。； #nande_kukai

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

評、お先に失礼させていただきました！ #nande_kukai

宮本　和沙 @nagosumire

@nande_shosakai は、早っ！

酒印（それはなんでしょう用） @nande_shosakai

@nagosumire 先手必勝です！（←何言ってっかよくわかんない）

daisuketoi @daisuketoi

【エロ評】；遠；27；x；のぼりつめのぼりつめれば青嵐（あをあらし）；のぼりつめたら青嵐（のようなこと）になった、というふうに読めて、青嵐という季語が単にエクスタシーの比喩に留まってしまっているような気がしました。； #nande_kukai

daisuketoi @daisuketoi

【エロ評】；遠；28；x；薔薇燃へて獣は息を潜めけり；使われている言葉が全て何かの例えでしかないように読めた。言葉同士が衝突して何かが起きるのでなくただ気の利いた言い方で欲望を言い換えているだけに感じた。「薔薇燃えて」「息を潜め」もありがちに思います。； #nande_kukai

daisuketoi @daisuketoi

【葉桜評】；遠；47；x；花は葉に父とは一度会ったきり；詩情も何かしらのポジティヴさも感じられませんでした。葉桜を漠然と哀しいイメージに組み合わせるのはもったいない気がします。； #nande_kukai

daisuketoi @daisuketoi

【葉桜評】；遠；71；x；花は葉にゴミ収集車に速度あり；どういう状況下でどういう速度があるのかがはっきり描けずもやもやしてしまいました。中八なのももやもやを増長させられますが、着眼点はおもしろそうに思います。； #nande_kukai

朝顔 @trefle2

@nande_shosakai ファはトランペットやチューバではピストンなにもおさないときに出る音なんですよ。デフォルトの音(ピストンおさないで、低めや高めだとシ♭になります)

daisuketoi @daisuketoi

【仮評】；遠；72；x；傘ひとつ きみと同棲 仮の宿；半角空きに効果を感じません。上五も中七も下五もそれぞれ状況を置いているだけで、それらがだらっとつながっていてかつばらばらにしか入ってこない。漠然とした気分だけあって核が見えませんでした。； #nande_kukai

daisuketoi @daisuketoi

【葉桜評】；遠；73；x；葉桜や誰より寂しい人とゐる；「誰より寂しい人」という見方が良い気持ちがしませんでした。人や気分をそう描くことが詩になるとはあまり思えません。； #nande_kukai

@nande_maori

【エロ評】；森；52；○；夏草や言葉のなくて声のあり；青姦句。夏草といえば芭蕉のアレですが、もっと身近で猥雑で不穏でエネルギーに満ちた空間をあっけらかんと表現してくれた。行為がみえないのが一番エロいね。夏草をゆめの跡から解放してくれたツワモノに選！； #nande_kukai

daisuketoi @daisuketoi

【葉桜評】；遠；85；x；なききみのひとみにうつるの葉桜；中八下四の破調、全体の口調、大部分を占める平仮名、「なききみ」「ひとみ」「うつる」、全てが組み合わさって、気持ち悪い、という印象になってしまいました。； #nande_kukai

daisuketoi @daisuketoi

【エロ評】；遠；91；x；絡めた手緩めて吐息耳に触れ；読んでもここに書かれている動作しか描くことができない。行為の一場面を切り取っただけのように感じる。イメージや詩情の広がりを見出すことが難しかったです。； #nande_kukai

daisuketoi @daisuketoi

【エロ評】；遠；96；x；罌粟の花瞼と腋と指の味；書き方が大味過ぎる。それらの味を想像したい気持ちになれませんでした。； #nande_kukai

daisuketoi @daisuketoi

【葉桜評】；遠；97；x；惜しみつつ燃える葉桜までの恋；何が何を惜しんでいるのか、燃えると葉桜の間で切れるのか切れないのか、分からなかった。なんとなくロマンティックなことになっている言葉が並んでいるだけのように感じられてしまいました。； #nande_kukai

daisuketoi @daisuketoi

【葉桜評】；遠；30；○；葉桜やかつてバス停だつた物；使われなくなったバス停を、それがバス停だったときのように機能として見るのでなくただの物体として見つめようとしているところが良かったです。； #nande_kukai