梅雨に入る前の最後のあがき in 2013

チェシャ猫🍃猛暑の気配を察知 @nekosky2011

土日を利用して、東京の美術館めぐりをしてまいりました。以下しばらく連続ツイートを致します。

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1日目、私にとっては2度目となる『ラファエロ展』@国立西洋美術館、お昼をはさみ『グレート・ジャーニー　人類の旅』＠国立科学博物館、最後に『大神社展』＠東京国立博物館。時間が無くなって『大神社展』はかなりの駆け足になってしまいました。

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『ラファエロ展』は、私が滞在するあいだにポスターが代わり、「6月2日に帰国します」的な表示が全面に。考え抜かれた絵画、考え抜かれた額縁、そして考え抜かれたキュレーション。どれもプロ中のプロの仕事を堪能できる。作品の素晴らしさはもとより「仕事とは何か」も考えられる逸展。

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『グレート・ジャーニー　人類の旅』はいろいろおかしい。全方位におかしい。このおかしさは、体験しないとわからない。とある展示を前にした女子高生らしき観覧者が「私、いままでいったい何してきたんだろう．．．涙が出てくるよ」とお連れ様に言っていた。まさにそんな感じ。

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『大神社展』迂闊にも出かけるまで開催を知らなかった。教科書に出てきたｱﾚやｺﾚのオンパレード！写真で見るのと、実物を見るのとでは、迫力が全く違う。単なる知識が、自分の視覚を通して自分の確かな一部となる感覚を充分に堪能できる。

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2日目、最初は『貴婦人と一角獣展』。たった6枚のタペストリーなのに、情報量が多すぎて眩暈がする。展示も、何かを教えてくれそうで、肝心のところは教えない。その方法が、「私のたった一つの望み」に対する謎を、よりかき立てる。これもキュレーションの上手さが際立つ。

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2日目の次は『有栖川宮・高松宮ゆかりの名品展』。日本美術協会創立125年記念。宮家の存在が、美術工芸品にいかに大きな影響を持っているかが堪能できる。特に「錦の御旗」は怖かった。ﾓﾉを見て心が震えることはままあるが、膝が震える、という経験を初めてしたかも知れない。迫力が．．．！

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先ほどのは、＠上野の森美術館。最後が『レオナルド・ダ・ヴィンチ展　天才の肖像』＠東京都美術館。同じ上野公園の中にあります。1日目最初に見た『ラファエロ展』のおさらいにもなる内容。駆け足の閲覧になりましたが、アトランティコ手稿は必見。我々の生活とルネッサンスの結びつきを再確認。

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今年は「日本におけるイタリア年」ということもあり、イタリアから貴重な品が続々と日本に上陸です。今回足を運んだ展覧会でもそれぞれに、東日本大震災によせて頂ける心が、挨拶文の中に明瞭に、そしてキュレーションの中に隠されて、伝えられています。日本人の一人として、感謝でいっぱいです。

チェシャ猫🍃猛暑の気配を察知 @nekosky2011

最後に。東京都美術館は遊び心が素晴らしい。そういう遊び心を許す館の方針がまた素晴らしい。ガラス張りの館内から女性職員が、これ以上いい笑顔は無いだろうっていうくらい全身で、帰って行く子供に手を振っていた。子供達もぴょんぴょん飛び跳ねながら手を振り返していた。愛されてるんだなぁここ。

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東京都美術館で目にしたことその2。すぐに消えるお絵描きタブレットが無料で子供に貸し出されていた。そのタブレットを持った子供が、『貴婦人の肖像』の前で嬉しそうに模写をしていた姿が忘れられない。他にもあちこちでそのような姿が。いいなぁここ。

チェシャ猫🍃猛暑の気配を察知 @nekosky2011

どうでもいいつぶやき。似非右翼は邪魔です。ベビーカーを押す子供連れの通りを邪魔して何が国防だ。

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模写なども充分に目にした後に似非右翼さん達に出会うと、格好だけ真似したり、動きだけ真似したりしても、肝心の精神までは真似できないのだなぁ、ということがよくわかりました。騙されないためにも、絵画の勉強は重要だ．．．！w

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というわけで、連続ツイートはこれにて終わりです。お目汚し失礼致しました。

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追伸の巡回予定情報です。『大神社展』九州国立博物館　2014年1月15日(水)～3月9日(日)、『貴婦人と一角獣展』国立国際美術館（大阪）2013年7月27日(土)～10月20日(日)　『ラファエロ展』『レオナルド・ダ・ヴィンチ展天才の肖像』は巡回予定無しです。あとの2つは不明。