「きゃべつの証・・・きゃべつは昔ドーナツだった」

真ん中に”空虚”という穴のあいたドーナツは、生きる意味を捜して苦しんだ末に“神の栄光”という答にたどり着き、青々とした葉っぱのきゃべつに生まれ変わった。
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YoshiBêêê @YoshiBrebis

きゃべつは、子ども時代からいっつも元気いっぱい健康優良児・・・に見えるらしいね。でも、ホントはプロフィールにも書いたように心の中はいつも闇だったんだ。 昔は、”ウツ”なんて言葉もなかったらしく、病院の診断では”自律神経失調症”って言われたよね。

2013-05-27 22:41:40
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 子どもの頃のきゃべつは、自分で言うのもなんだけど、勉強も運動も習いごとも大抵のことはさほど努力しなくても割と簡単にできちゃった。優しい両親や兄弟に囲まれた幸せな家庭。学校でも先生に可愛がられる優等生。な〜んにも怖いものはなかった。ある時まではね。

2013-05-27 22:51:09
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 ところがある時、気づいたんだ。”死”という存在に。 今ある幸せも、これから続く人生も”死”というものの前には何と虚しいものではないか?! 10代前半だった当時、こういう言葉で考えたのではなかったかもしれない。でもこれが虚無の入口だった。

2013-05-27 22:57:19
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 熊のプーさんや赤毛のアンの世界から、カフカの変身やカミュの不条理な世界に迷い込んだ。ムンクの「叫び」はきゃべつの心の描写に思えたね。 でも、外から見えるのは元気で明るい優等生のきゃべつだったから、なんとかその期待に応えなきゃって思ってた。辛かった。

2013-05-27 23:09:07
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 外面を繕う偽りの明るさと内面の闇・・10代の終わりにそのアンバランスがついに外にも現れ始めた。摂食障害の始まり。 軽いダイエットをきっかけに陥った拒食症。あんな健康的だった子が、食べられない。身長167cm、体重38kgで迎えた成人。歩くのがやっと。

2013-05-27 23:23:17
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 心の闇を覗くのが怖く、考えることから逃げ出したかった。その逃避手段のひとつがダイエットだった。でも、体は正直だよね。食べたくない自分がいるのに体が「生きたい!」と思うらしく、生卵を飲んだりするんだ。抑えていた食欲がコントロールを失い、今度は過食症だ。

2013-05-27 23:33:04
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 そこからは拒食症と過食症の繰り返し。体は、風船みたいに膨らんだりしぼんだり。「なんで生きてるんだ?!」「なんのために存在しているんだ?!」出ない答を捜すのはどだい無理なのに、もがいて疲れて、逃げて、逃げて、逃げる自分への嫌悪に染まる。

2013-05-27 23:39:58
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 逃げる道はたくさんありそうだった。お酒、タバコ、夜遊び、ディスコ(古いね)なんてのも通ったね。趣味も手当たり次第やってみた。語学に、フルート、ハングライダー、水泳、エアロビ、スキーにダイビング、きりがない。

2013-05-27 23:49:10
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 仕事もよく変わった。転職が多くて履歴書を書くのは大変なくらい。会社を替えれば何かが変わるとでも思ったのだろう。 仕事も遊びも表面的には相変わらず一生懸命。でも、心の中はやっぱり真っ暗。何をしてても虚しく、淋しく、やりきれない。自責、自己逃避。

2013-05-27 23:55:28
YoshiBêêê @YoshiBrebis

さて、鬱話の続き。。。 映画ネバーエンディングストーリーで、勇者アトレイユの乗るアルタクスという馬が悲しみに囚われ“悲しみの沼”から抜け出せなくなり、ついにはズブズブと沈んでいってしまうシーンがあったよね。それを見たとき、ああ、いつか自分もあの沼に沈むんだな、って思ったっけ。

2013-05-28 23:16:27
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 拒食症で大学中退した為学歴なし。無気力の為に特別な資格もなし。生きる目的の定まらないまま30代も終わりに近づいた頃、転職先の会社でたまたま仕事が認められるようになった。 これだ!これが自分のすべき事だったんだ!と思った。ああ、大きな勘違い---

2013-05-28 23:19:15
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 あこがれのキャリアウーマンっぽい生活。中身はないのに外見にこだわる習性が身に付いていたから、なんとか見た目に追いつこうと頑張った。働くことに達成感を求めた。 仕事をしていない時は、ひたすら考えることから逃れるために「なにか」をする時間だった。

2013-05-28 23:23:45
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 働いている間は考えずに済むから忙しいのが嬉しかった。でも満たされない。 その空白を埋めようとして、浴びるほどお酒を飲んだ。人生最後のダイエットだとエステの痩身コースにお金をつぎ込んだ。精神世界を目指してニューエイジや気功にはまった。

2013-05-28 23:29:04
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 働け、働け。でも、なぜもっと評価されないんだ?上司の目は節穴か? 女性画家の小倉遊亀展に行ったが絵を観ても無感動。「自分の感受性くらい自分で守れ。馬鹿者よ。」と詠う茨木のり子の詩を読んでも、守るべき感受性もない。世界が灰色になって、会社を辞めた

2013-05-28 23:36:21
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 後になって聞いたところでは、当時「鬱かも知れないから病院へ行ってみては?」と友人に勧められていたらしい。まだ「鬱」という病名が今ほどの社会的地位を得る前のことだったし、自分が病気だとは思いたくなかった。 根拠のない自信に裏付けられた高慢。

2013-05-28 23:38:32
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 一人だけ、私が壊れかけていることに気づいた友人Rがいた。ダイビング友達のRとは一緒にニューエイジや気功に精神の落ち着き場所を捜す仲だった。 ところが、その1年前に、Rはあろうことかクリスチャンなんかになっていたのだ!

2013-05-28 23:41:23
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 でも他に聞いてもらえる相手も見つからない。すがるような思いで心の苦しみをメールでRに書いた。Rは優しく返信してくれた。ただ、いつも最後に書き添えられている「聖書のみことば」だけがウザかった。 「絶対宗教になんか頼るもんか!」必死の抵抗。

2013-05-28 23:44:43
YoshiBêêê @YoshiBrebis

バリバリ仕事して、都心のしゃれたマンションにチワワと住み、ワインを飲んだり、ダイビングしたり、何不自由ない暮らし。傍目には、不満や悩みなんてあるはずがないように見えたに違いない。でも、心はもう限界だった。責任ある仕事を続けることができなくなり、何のあてもないまま辞表を出した。

2013-06-01 01:16:21
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 会社は辞めたがこの先いったい何をするんだ?気力のないまま就職先を捜す。人材紹介会社では、学歴や資格より、働く意欲のなさを指摘され「何をなさりたいのかよくわからないですよね」と言われた。自分にもわからないのだから、人にわからないのは当然だった。

2013-06-01 01:20:07
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 とりとめなく過ごす日々。夜は前後不覚になるまでお酒を飲む。朝なんて来なければいい。二度と目を覚ますことがなければいい。朦朧とした頭で浅い眠りにつき、やっぱり朝が来る。明るさが痛い。底なし沼に引きずり込まれるような恐怖とパニックが冷たい体の中を走る。

2013-06-01 01:22:42
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 怖いよ〜、怖いよ〜、何を無くしたのかさえわからない喪失感。自分を裏返して心のなかの虚無をはぎとってほしい。もうなんの力もない。生きることに疲れた。消滅したい。マンションの8階から犬を抱いて飛び降りようとする。死ぬにも力が要るんだね?その力さえない。

2013-06-01 01:25:46
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 Rからメール。「土曜日うちに泊まりに来ない?で、よかったら一緒に教会に行かない?」へっ。敬虔なるクリスチャンになったんだよね。もう一緒にお酒飲んだり俗っぽい悩みなんかに付き合ったりできないんだろな。でも、心の苦しみを聞いてもらえるのはRだけだった。

2013-06-01 01:28:19
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 行くだけ行って話をしよう。そう思ってRのうちに泊まりに行った。でも、教会には行かない。スピリチュアルな世界や自己開発セミナーならともかく、“宗教”にはまるようなことだけはしない。そう思ってた、日曜の朝までは。

2013-06-01 01:29:54
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 土曜の夜、Rと遅くまで話した。その時なにを話したか、今では二人共もう覚えていない。 日曜の朝、Rが本をくれた。やだ、聖書ぉ?! 旧約と新約、2つも約がついている。分厚くて邪魔臭い。とりあえず受け取る。燃えるゴミか、燃えないゴミか考えながら。。。

2013-06-01 01:56:57
YoshiBêêê @YoshiBrebis

@Jossy20130418 「礼拝、途中で抜けてもいいから行かない?」抵抗する力もなく、教会へ行くことになった。感謝祭とかでカボチャだのなんだのの置物が祭壇の前を飾っていた。礼拝が始まり、みんなが歌を歌う。いわゆる賛美歌じゃなく結構ノリのいい曲。立ったり座ったり、結構忙しい。

2013-06-01 01:59:46