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springroller
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Satoshi Kojima
@skoji
久しぶりに妻と散歩に出ると近所は見慣れない建物ばかりだった。「こんなところにマンションが建ったんだね」というと妻は変な顔をして私をみた。見慣れない顔だった。 #唐突に始まって唐突に終わる怪談 推敲した
2013-06-07 10:11:24
♍≠様♍
@XavierCohen
傾いた日本人形の頭（かしら）は硝子ケースを突き破つてゐる。天面四隅に置かれてゐた筈の仕覆のひとつが失はれてをり #唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 10:27:24
サトル（松島 智）/ Satoru M.
@satorumurmur
いつもの角を曲がるやいなや、一段、二段、三段。登ってすぐにワン・ツー・スリーで、もとの地面に。#唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 10:29:12
ぱせよ
@_paseyo
ガラスのすぐ向こうに始めて見る顔が現れたので会釈したら相手も同じタイミングで会釈しかけていた。ふたりでちょっと顔を見合わせて笑ってしまった。気が合いそうだ。#唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 10:33:19
サトル（松島 智）/ Satoru M.
@satorumurmur
その刹那、雲間から光が降り注ぎ、あたりは霞に隠れ、頭上から威厳に満ちた包み込むような声が聞こえた。「おまえの役目は充分に果たされた。さあ、もうここまで登ってくるがよい」一段、二段、「ハイご到着ようこそ意外と低いのよここ」 #唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 10:36:08
川原慶久
@Canopus_072
「あぁ新刊が出ていたのか」と書店に詰まれた本一冊を購入し、はやる気持ちを抑えつ足早に帰宅。簡単な夜食も整え、ソファに落ち着きページを捲ろうと高揚したところで私はある違和感を覚えた。 なぜサイドテーブルに同じ本が乗っているのだろうか……。 #唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 10:44:16
犬子蓮木
@sleeping_husky
「死ねばいいのに」「なによいきなり？」「ってタイトルの本が売ってた」「なんだ、ちょっと遅いね……」 #唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 10:47:15
深緑野分
@fukamidori6
疲労がたまって懇々と眠った日の昼、電話に留守電が入っていた。本屋からで、注文の本が届いたと言う。だがそんな覚えはなく文句を言いに出向くと、店員は確かに僕が来店したと言い、伝票の記名も僕の筆跡に間違いなかった。注文した本は自殺関連の本ばかりだった。 #唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 10:53:38
ユノこずえ
@kozyuer
休日、サッコとわたしの職場の近くを歩いた。 （あの、建物がわたしの働いているビルなのよ ） ( あの窓のへんコワイ ）サッコは腕を伸ばしかわいい指さしをする。 （えっ、なんで？）あせった、私の机のある場所なのだ。 （・・・とってもコワイ ） #唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 10:54:48
yoichiro hiroki
@hyoroki
パンにハチミツを塗ろうとして昨日買ったビンの蓋をあけたら、蜜蜂の瓶詰めだったことに気づいた。 #唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 10:58:12
舞村そうじ(RIMLAND)
@radio_rimland
午後８時、イエ電が鳴る。パソコンから手が離せないし、どうせ勧誘だろうと出ないでいたら留守録に一言だけ残してブツッと切れた。「い る く せ に。」 #唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 10:59:01
hys🌗
@hys_
母方の親戚の家に泊まった時のこと。床の間に三姉妹布団を並べて寝かされていたが、ふと気づくと部屋の端に寝ていた妹が四つん這いで、ぐるぐると唸りながらこちらに向かってゆっくりと進んでくる。よく見たら目は赤く光っている。気づいたら朝だった。（実話） #唐突に始まって唐突に終わる怪談
2013-06-07 11:00:16