「医学とはどんなものか」について考えをまとめた

医に関する話題で、「根拠ある数字を出せ」という発言の意味がどうも理解されないので、下敷きになる「医学とはどんなものか」を、自身の思考の整理を兼ねてまとめてみた。 エビデンスに基づく医療だとか、インフォームドコンセントにつながる話のはず。 最後に、これを書くに至った話題について、個別見解を補足として載せた。
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くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

「大麻はホメオパシーと違い、アメリカ連邦政府が医療効果を認めた」という指摘があった。対してイギリスにおいては、ホメオパシーは保険適用対象であり、大麻は違法薬物だ。この食い違いの事実は、外国の評価を鵜呑みにすることに懐疑的であるという見解を補強する。

2010-09-18 03:14:00
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

大麻に関しては、日本において、信頼できる研究結果は存在しない。信頼できる結果とは、信頼できる研究機関において、信頼できる試験を行って初めて得られるものだからだ。日本では大麻取締法によって研究用大麻すら禁止されている。存在しなくて当然だ。

2010-09-18 03:14:06
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

海外の評価を根拠に、大麻研究の解禁を求めることは妥当性がある。薬効をうたい肯定的な評価を得るためには、むしろそれは必須だ。それなしには、医学的な議論は成立しない。すなわち、日本において、医学的には、大麻に評価に値する薬効は存在しない。

2010-09-18 03:14:11
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

法律的には、啓蒙(もしくは洗脳)により、大麻にまったく触れたことのない人間にも広く悪影響が信じられているので、何らかの有効性が客観的に証明されない限り、社会的圧力により解禁はありえない。医学的以外の証明されうる有効性が存在する可能性はあるが、個人の感想以上の提示はない。

2010-09-18 03:14:18
くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe

以上、医学はシステムという視点でいろいろ書いてみた。以前書いた「問題にしているのは、大麻を自ら摂取する人ではなく、周囲の人が受けうるデメリット」という見解については、社会システムの問題なので割愛した。

2010-09-18 03:14:25