読書ドンの「読書のすすめ」

まとめました。
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@dokusyo_for_you

読書について長々しく書いたので、つれづれと書いていく。 読書には精読、熟読、黙読、音読、多読、速読、誤読、スローリーディング、追読、縁読、即読、再読、輪読、積ん読、試読……etc いろんな形がある。 (続く

2013-06-09 15:06:45
@dokusyo_for_you

どれが1番大事なのか気になるのが人情だが、1つの読書法が万人にとっても良いということはない。各個人の状況や年齢、知識、その他の諸条件により最善の読書法は異なる。アイデアの作り方を危篤の病人に語っても意味がない。ダイエット方法を力士に語っても意味がないのと同じことだ。 (続く

2013-06-09 15:08:30
@dokusyo_for_you

要するに人それぞれであるという逃げ道を作ってから、読書について個人的にあれこれ述べてみる。 まずは何を目指そうにも読まないことには始まらない。その際どのようなことから始めればよいか。よくある間違いとしては、本を読む習慣がない人がいきなり多読、速読などを志すことである。 (続く

2013-06-09 15:09:59
@dokusyo_for_you

生まれたばかりの赤ん坊に対して、いきなり300gのステーキをあげる人はいない。いたずらに年を取って、ふと周りを見渡した時に読書している人の多くが多読、速読のようなことをしていてもそれはその人の積み重ねや経験があるから可能なことであり、 (続く

2013-06-09 15:11:16
@dokusyo_for_you

読書とは違う他のことに多くの時間を費やしてきた人は自分の力量を謹んで受け止めるべきである。 僕は読書にはある程度段階があると仮定する。そして、端的にいうと、読書を食事というメタファーを通じて理解している。固形食を食べたことない赤ん坊には、離乳食を与える。 (続く

2013-06-09 15:13:50
@dokusyo_for_you

そこから年を取るにつれて様々なものを食べていく。ある程度食べるという経験を積むと自分が好きな食べ物や嫌いな食べ物もわかってくる。また、食べ方にも家庭の違いや地域の違いがあることに気づく。ラーメンが好きな人は全国のラーメン店を訪ね歩いたりする。 (続く

2013-06-09 15:15:48
@dokusyo_for_you

高級料理が好きな人もいるし、偏食をする人も何でも喜んで食べる人もいる。母親が作る料理を好む人や、あるシェフが作る料理が好きな人もいる。このように赤ん坊の時には考えられなかったように食事が多様化している。これがごくありきたりな、人それぞれ論の根拠である。 (続く

2013-06-09 15:18:11
@dokusyo_for_you

では、読書とは何なのかについて考えてみる。みなさんが義務教育を終えている生徒ならば、読書の基本である、精読や音読、黙読、熟読はできるはずである。国語の授業時間にやったであろう。適当にやっていたとしても、おそらく頭の中でそれぞれどのようなことをやるか了解しているだろう。 (続く

2013-06-09 15:19:45
@dokusyo_for_you

これも読書の基本と言えば基本であるが、それより大事なことは文字が読めることである。ひらがなやカタカナは読めるとして、漢字を蔑(ないがしろ)にするのは良くない。熟語を面倒くさいという理由を付けて避けるのもよくない。走りたいけど歩きたくはないと言っているようなものだ。 (続く

2013-06-09 15:20:40
@dokusyo_for_you

学校で習うことは、受験科目でないものだとしても極力おろそかにしないように。若い間選択肢を減らすことは将来の楽しみを減らすことになる。年を取ってから後悔してる大人がいるのは周知の通りで、大人のための○○が売れているのはその為でもある。 (続く

2013-06-09 15:21:36
@dokusyo_for_you

歯がなくて平気でいる人はいない。虫歯になって平気でいる人もいない。さきほど述べたことは歯を鍛えたり、磨いたりするようなものである。これができていないと、ある人には理解できて、ある人には理解できないということが起こる。そういった問題の根本的な原因となるので日々精進しよう。 (続く

2013-06-09 15:25:01
@dokusyo_for_you

読書には段階がある。 先ほど述べたように、 精読(作者の意図を考えながらゆっくり読む) 音読(声に出しながら読む) 黙読(黙って読む) 熟読(集中して読む) などは、読書の基本中の基本である。どれもできないと話にならないのはわかるだろう。 (続く

2013-06-09 15:27:27
@dokusyo_for_you

料理を食べるのにスプーンしか使えない人はいない。これらは読書をする際の基本の道具である。 この基本の道具を手に入れたら、あとは自分の目標、目的に向かって突き進むのみである。 この目標、目的は大まかに2つ考えられる。 (続く

2013-06-09 15:28:07
@dokusyo_for_you

1つは娯楽。楽しめればよい。消費することが主目的。つまり目標、目的が無い場合である。特に何も考えずに本を読んできた人はこの状態であろう。特筆するようなことはない。勝手に読んでればよい。ただ常にこの状態だと危ういと思う。栄養になるものも栄養にならない。うんこにもならない。 (続く

2013-06-09 15:30:29
@dokusyo_for_you

2つ目は勉強、価値観の発見、情報収集など目標、目的がある場合。こちらも消費であるが、生産に向けた消費である。土に種をまいているようなものである。無目的に読んでいた読書も、目的、目標を発見しさえすれば少しは役に立つ。が、やはり明確な目標や目的がある方が吸収力が良いだろう。 (続く

2013-06-09 15:31:38
@dokusyo_for_you

最初に列挙したように読書法は多岐にわたる。精読、熟読、黙読、音読、多読、速読、誤読、 スローリーディング、追読、縁読、即読、再読、輪読、積ん読、試読……etc すでにできているものもあれば、これから訓練をしないとできないものもあるだろう。 (続く

2013-06-09 15:34:24
@dokusyo_for_you

余談ではあるが、学校教育の賜物のせいか、何にでも1つの答えがあると思ってそれを求める人が大変多い。そのせいか あなたにもできる!速読 ○○ダイエット法 1日30分でこの資格もばっちり!! などの本は飛ぶように売れる。(編集者談 自分で自分の答えを探すよう心がけよう。 (続く

2013-06-09 15:35:30
@dokusyo_for_you

この中で推奨したいのは多読である。ショウペン・ハウエルが『読書について』の中で、 読書は他人の考えをなぞるだけであり多読をしていると自分で考える力が衰える。などと言っているが、これは誤解を生む文言であると思う。 (続く

2013-06-09 15:38:09
@dokusyo_for_you

この中で批判しているのは学者などの多読に多読を重ねた特殊な人であろう。毎日12時間以上コンスタントに読書している人ならまだしも、そんな輩はいない。そして、他人の考えを参考にしないで自分独自の考えを生むという、0から1を創造できる人はいるものではない。 (続く

2013-06-09 15:39:16
@dokusyo_for_you

なにをするにしても土台は必要である。歩くことの土台がハイハイなら自分で考えることの土台は他人の考えを知ることである。他人の考えを知る中でも1番手っ取り早く多くの価値観や考え方に触れられるのが多読である。 (続く

2013-06-09 15:39:55
@dokusyo_for_you

多読にも簡単に分けると2種類ある。1つの分野について深く読む多読と幅広い分野についてを読む多読である。前者を深読、後者を幅読としよう。深読はある一定分野に対して強さを持つ。料理に関しては無知だが、ラーメンにだけ詳しい人がこれである。 (続く

2013-06-09 15:41:07
@dokusyo_for_you

幅読は浅く広くカバーしている強さを持つ。個人的にはこちらを推奨する。理由はたくさんあるが、その中でも重要だと思うのは自分たちが生きている世界は複合体であるということ。そもそも分野というものは人間が恣意的に理解しやすいように分けたものである。この大前提を忘れてはならない。 (続く

2013-06-09 15:41:55
@dokusyo_for_you

深読はある分野に対しては文字通り深く知れるが、それ以外の世界があることをわすれがちである。「○○見ないと人生損する」という言葉は端的にこのことを示している。幅広い世界を知ることは想像力を豊かにする。想像力は創造力を決める。想像できなければ何も生まれない。 (終わり

2013-06-09 15:42:31
@dokusyo_for_you

これで3000字くらいです。ザックリと書いたんですが、また時間ができたら付け足したり削ったりして、書き直そうと思います。 連投失礼しました。

2013-06-09 15:44:49