- pinkmonster0203
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1. “ポストの中” マンションのエントランスに見覚えのある文字で書かれた画用紙が貼ってある。 ポストを開けるとピンクのリボンが巻かれた彼の部屋の鍵 クスクス笑いながらエレベーターに向かうとまた画用紙が一枚 “おかえりなさい” #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-15 00:34:252. エレベーターの中に入ると下手なハートいっぱいの画用紙が貼ってあって思わず吹き出してしまった。 “早く帰ってきて” 今度はエレベーターを降りてすぐのとこ、バラの花束の横。 “ソンムルですよ。嬉しいですか?” #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-15 00:34:363. 彼の部屋までいくつも並べられた画用紙。 “今日は何してました?” “俺のこと考えてくれてましたか?” “早く会いたいです” 彼の部屋に一歩近づく度に、両手に増えてく彼からのメッセージ “出会った日のこと覚えてますか?” #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-15 00:40:194. 部屋の扉に貼ってあったそのメッセージに触れながら出会った日のことを思い出していた。 歓声と眩いほどのライトの中で歌う彼に初めて会って嬉しくて泣いてた私。 そんな私を見つけて“笑って”と優しく微笑みかけてくれた。 #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-16 11:19:465. 「ただのペンだったのにね」 小さく微笑みながらリボンの巻かれた鍵で部屋の扉を開けた。 “一年前の今日、俺たちの時間がはじまったんですよね” リビングに続くドアの前に貼ってあったメッセージ。 「もう一年なんだ…」 #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-16 11:19:486. 一年前の今日。 春の匂いを少しずつ含んだ風に包まれながら通い慣れたカフェで彼が照れながら想いを告げてくれた。 “俺の彼女になって下さい” 頷いた私に派手にカフェラテをひっくり返して真っ赤な顔で何度も謝る彼が鮮やかに蘇る。 #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-16 13:35:227. 「ただいま、キュヒョン?」 リビングの扉を開けてソファに座る彼にそう呼びかける。 猫背気味な背中にまたメッセージを見つけてクスクス笑いながらそっと両腕を回して抱きしめる。 “ただいまのキスはまだですか?” #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-16 13:42:598. 「ただいま」 音を立ててキュヒョンの頬に口付けると唇を尖らせながらスケッチブックを取り出す。 “そこじゃ嫌です” クスクス笑いながら今度はキュッと上がった口角にキスをする。 “今日、何の日か知ってます?” #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-22 18:06:169. 「ホワイトデー?」 “何をする日ですか?” スケッチブックにも幾つもメッセージが書いてある。 1人で準備していた彼を想像したら愛おしさで胸がいっぱいになった。 「バレンタインのお返しをする日?」 #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-22 18:11:4710. “正解” というメッセージを見せながら小さく拍手をくれる彼。 “ヌナがいつもくれる気持ちにお返しがしたいんです” 急に真剣な眼差しを称えた彼の瞳に鼓動がゆっくりと走り出す。 “あなたがそばにいてくれるから俺は歌えます” #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-22 18:15:0811. “俺の声はヌナの名前を呼ぶためにあるんです。ずっとそばで呼んでたい……だから” そこで途切れたメッセージ。 スケッチブックを置いた彼がポケットから小さな箱を取り出した。 「だから……俺と結婚して下さい」 #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-22 18:19:4012. 耳に響いたその言葉に彼が滲んで見えなくなった。 「ヌナ、返事は?スケッチブック貸しましょうか」 「ばかっ」 クスクス笑うキュヒョンの胸に飛び込んで、“はい”と小さく囁いた。 バレンタインのお返しはずっと続く2人の時間。 #SJで妄想 #WhiteMessage
2013-03-22 18:23:28