ゲンロンスクール 石川初「地図と地上へのまなざし」第2回実況まとめ
地形とは何か。地面の起伏、凹凸、傾斜、坂、階段、斜面など身体が認知する事象もあれば、谷、尾根、山、平地、扇状地など、地理学で習うような「地形」と呼ばれる事象に分けることができる。。 #genroncafe
2013-06-08 19:13:12地形とは何か。身体が知覚する状況と、平野など学んだものに分けられる。どの様に感じるか、地形と呼ばれるものは何か。 #genroncafe
2013-06-08 19:13:40建築学科の課題のため、予め地形について議論。身体が認知する事象として地面の凹凸、傾斜、坂、階段、斜面など。川、谷、尾根、山、丘、平地、扇状地、台地などは「地形」と呼ばれる事象。 #genroncafe
2013-06-08 19:13:46問いを二つに分けることができる。それぞれお事象のスケールが異なる。どのように感じられるかというのは等身大の感覚。地形図というのは実際の地形よりも、メディアなど知識として知っているもの。地形の二重性。 #genroncafe
2013-06-08 19:14:23地形とは何か。以下に二分できる。 ①地面がでこぼこしたり傾斜があるなど⇒身体が認知する事象=どのように感じられるか。 ②川、谷、尾根、山、丘、平地…⇒地形と呼ばれる事象=何を地形と呼ぶか。 両者は事象のスケールが異なる。地形の認知の二重性。 #genroncafe
2013-06-08 19:14:34階段などは実際に目撃することができるが、谷、尾根、丘陵などは地形図として見るしかない。約束事として決まっている記述法。 #genroncafe
2013-06-08 19:15:46地形の顕在化にはスケールがある。シャッターが閉じきら無い斜めの床、階段が続いていく路地。動きも関係する。立ち止まっている状態と歩いている状態では、認知できる地形が異なる。 #genroncafe
2013-06-08 19:17:12斜面で締まりきらないシャッターや、人が駆け下りる動きなどに反映されたものなど、学生の提出例を紹介。そうしたフィールドワークによりわかるものもあるが、フィールドの「壁」がある。現実では「地形図」にはたどり着けない。地形全体を把握することはできない。 #genroncafe
2013-06-08 19:18:09フィールドの壁。ストリートビューを眺めているとよくわかるが、いくら見ても地形の全体がわからない。逆に、地形図を見ても地形の風景が感じられない。この傾向は建物が邪魔になる都市部では特に顕著。 #genroncafe
2013-06-08 19:18:38都市部ではビルが邪魔。ひらけた山のてっぺんに行ってもなんとなくしかわからない。地形とは何かという問いには、実際の空間で感じたこととと地形図の中への位置づけ、両方の視点からのアプローチが必要。 #genroncafe
2013-06-08 19:19:20いま目撃しているものは、より大きな地形の中の「兆候」であると認識できるようにする。そのようなディスカッションを学生にする。街の風景と地図が乖離している、と第1回で話したことと同じ。風景と地形が連続していない。建築雑誌のフォーマットも同じ。 #genroncafe
2013-06-08 19:21:04フィールドワークの効果による地形認知。つまり、坂を駆け下りる、階段をゆっくり登る、といった移動によって身体スケールの認知を拡大することができる。 しかし実際に目撃する地形だけでは、地形を認知できないこともある。フィールドの壁。 #genroncafe
2013-06-08 19:21:14実空間のシーンを広域地形の「兆候」として理解する。この二重性を理解するには、建築雑誌の作品紹介のフォーマットを参照できる。写真紹介と図面が並列して紹介される。 #genroncafe
2013-06-08 19:21:34