為末大さん@daijapanの「【目的と手段】について 」
元陸上選手です。スポーツで社会を良くするぞ。 ご連絡はこちらまで deportarepartners.tokyo/contact/
広島市佐伯区出身の男子元陸上競技選手・400mハードル日本記録保持者で、現在はスポーツコメンテーター・タレント・指導者などで活動中。株式会社R.project取締役。
2001年世界陸上エドモントン大会・2005年世界陸上ヘルシンキ大会の男子400mハードルにおいて、世界陸上選手権のニ大会で銅メダルを獲得する快挙を達成。又オリンピックには、2000年シドニー・2004年アテネ・2008年北京と、3大会連続で出場した。身長170cm、体重66kg。
http://ja.wikipedia.org/wiki/為末大
昨日、マラソンの川内君の記事を読んでとても考えさせられた。今まで長距離選手にいろいろとロジックを聞いてもここまで説明できる人はなかなかいなかったように思う。僕がいいなと思った点は、自分で説明ができる事。やっている事は何の為かを言える事。
2013-06-19 10:00:51基本マラソンは42kmを速く走る競争で、その為に練習がある。速く走る為にはスタミナが必要で、その為には練習量が必要。結果走り込みが大事という事になる。ところがそうやって出来上がったメソッドがしばらく経つと、走り込みは何の為にあるかどうかもわからないけどとにかく大事、になる。
2013-06-19 10:03:38実はアスリートと言えど、且つて教わった事、習慣によって行動が決まっている。もちろんある程度長居年月を経て残ったような練習は意味があるものが多いけれど、でもその練習は多くの人になるべく効く練習でしかない。自分にとって一番いい練習は本当は誰も開発してくれない。
2013-06-19 10:08:30なぜそれをやるのか。その目的を達成する為にそれ以外の方法は無いのか。そもそもその目的に近づく事が、もっと大きな大目標に近づく事につながっているのか。そういう問いを繰り返してトレーニングの戦略は練られる。なぜと聞かれて、今までやって来たからという答えしかない選手にはわからない。
2013-06-19 10:12:30ついに川内君が成功の秘密を見つけた。みんな一斉に学べ。そうしてまた目的の為の手段が目的になっていく。川内君の方法は彼にとって今のところ適していて、他の人に当てはまるかどうかわからない。万人にとって正しい練習方法を探す人が行き詰まるレベルがある。正しい練習はある、ただし人の数だけ
2013-06-19 10:17:31【終わり】目的を達成する為の手段が固定化されればすぐ手段が目的になり、そしていずれそれが常識や習慣になり、私達の行動はそれに支配されていく。手段は目的を達成される為にあり、そして目的を達成する為の手段は実は結構たくさんある。
2013-06-19 10:21:42