短刀結び:特に短刀の拵えの下緒によく用いられた結び方で、下緒を栗形に通した後に鞘に一巻きし、残りを熨斗結びに準じて結ぶ結び方。緒の端は後述の「茗荷結び」とするのが通例である。初めの一巻きをどのように鞘に結び回すかは幾通りかの方法がある。主に短刀と脇差に用いられた結び方で、
2013-06-22 22:33:30巻結び(まきむすび):下緒を栗形に通した後に鞘に巻き付けて端を固く結び止める結び方。どのように巻き付けるかには幾通りかある。下緒が鞘と一体になり垂れることがない為に嵩張らず、刀装を刀箱や刀袋に収めて運搬、保管する際に用いられた。
2013-06-22 22:35:25「保管用」とはいえこの結び方で長期間保管すると鞘の塗りと下緒自身が痛むため、あくまで刀装を剥き出しにせずに持ち運ぶ際にのみ使われるものであるが、明治時代以降の刀剣にはこの方式で長期に渡り保管されているものも数多い。
2013-06-22 22:36:11茗荷結び(みょうがむすび):下緒の端がばらけないように端をまとめるための結び方。下緒を解いた際には端をこの結び方でまとめた上に帯に巻くなり刀から垂らす等した。 http://t.co/Yt9XGYfIe5
2013-06-22 22:37:15「熨斗結び」「短刀結び」は緒の端はこの茗荷結びにすることが多いが、「正結び」でも端を茗荷結びでまとめている例もある。
2013-06-22 22:37:37「茗荷結び」の名は、端を結んでまとめた形が茗荷の花穂に似て見えることから。 尚、これらの下緒の結びは「茗荷結び」を除き、基本的に刀を刀掛けに掛けて飾っておくか、保管して持ち運ぶ際に行うもので、実用として刀を「差して」いる場合には下緒は解いて帯に巻き付けるか端を挟んでおく、
2013-06-22 22:38:47あるいは栗形から緩く垂らした後に鞘に軽く絡めておく。ものであり、刀を帯に差さずに手に持っている場合でも、刀を抜くことを前提として持ち歩いているなら下緒は解いておくものである。
2013-06-22 22:40:06(時には、実写の写真や映像作品でも)等で刀を持っていたり腰に差したりしているのに下緒が鞘に結ばれたままになっているものは数多いが、それらは下緒の用い方としては間違いである。
2013-06-22 22:41:07下緒の色の一例 奥州会津藩を例にとると、「紐の制度」というのがあり、身分により羽織の紐の色が下のように定められていた。
2013-06-22 22:43:39紫色:別格の色。家老(千石高)、若年寄八百石高)。 御納戸色(おなんどいろ):家老、若年寄、三奉行(三百石高)、城代(五百石高)、大目付(三百石高)、軍事奉行(三百石高)、学校奉行(三百石高)など。<高士>
2013-06-22 22:44:24黒色:一般の武士(上士)。<一の寄合以上> 紺色:猪苗代城在勤の猪苗代十騎。 花色(縹色(はなだいろ):厩別当、勘定頭、納戸、御側医師、駒奉行、武芸指南役。<二ノ寄合> 茶色:(中士)<三ノ寄合>
2013-06-22 22:45:03萌黄色:(中士)<年割> 浅葱色:(中士)<月割> 下緒の色もこれに準じたものになっており、自分よりも身分の高いものが使う色を下緒に使うことは禁じられていた。
2013-06-22 22:45:36文久3年5月20日、姉小路公知が暗殺され現場に残された刀が薩摩鍛冶、奥和泉守忠重。飾りも薩摩好み。で、田中新兵衛が取り調べられた。
2013-06-22 22:47:35南部氏領では江戸初期身なりは「お国風」を誇りにしていたそうですが、時代が下ると「江戸風」でなければ恥ずかしい・・という変化があったそうです。
2013-06-22 23:06:50①一文字掛②平巻③諸捻巻④片つまみ巻⑤諸つまみ巻⑥篠巻⑦絡巻⑧結玉⑨よりまき(10)雁木巻(11)片手巻(12)留め http://t.co/lh4k6SNaYK
2013-06-22 23:23:35ウッカリなオーイシはほとがらを忘れました! 平打(ひらうち):貝乃(ノ)口組(かいのくちぐみ」/甲斐口組(かいのくちぐみ)とも。最も一般的に用いられた下緒の様式。 http://t.co/FlGOeoGOVK
2013-06-23 00:16:09