◆見えない障害のこと。

yuca @_yunno_

◆ 見えない障害のこと。

yuca @_yunno_

「見えない障害」は、発達障害や自閉症スペクトラム、、など。様々なものがあるけど、私自身の経験しているものから、話してみます。

yuca @_yunno_

私も色々抱えていて、まだ未診断で病名が明らかになっていないものがあります。多分、軽度なので、明確な名前がつかないと思います。

yuca @_yunno_

一つは斜視。ぱっと見は、わからないと思いますが、結構、目が外を向きます。手術も幼少期にしましたが、完治はしていません。今の医療技術では、目を正常な位置に戻せるようですが、私はあえて手術をこれ以上しないつもりでいます。それは「この目だからこそ見えること」を、手術で消したくないから。

yuca @_yunno_

この目で生まれたことが「私にとっての『普通』」なので、見た目を変える手術なら、しなくていい、と思っています。 この目は、とても不便ですが、自由はあります。でも、社会では自由にならないこともありました。

yuca @_yunno_

自由でないのは、学生時代の就職活動で、求人情報の掲載されている雑誌で、航空会社の求人情報を興味本位でみたのですが、私が就職した頃は「斜視の方は応募できません」との断り書きで、感じました。就職氷河期だったので、採用人数を絞りたかったのでしょうけれど、あからさまに書いてありました。

yuca @_yunno_

今はその会社も斜視の方を採用していると思いますが、斜視は接客業で断わられる差別はあったようです。私は、接客業志望ではなかったので問題は無かったですが、自分の目が、そんな影響を与えるとは思いもしませんでした。

yuca @_yunno_

日常生活でも、子供の頃から「どこを向いているか、わからない」と言われることは良くありました。それが原因でいじめられたこともありました。学生時代にスーパーでレジ打ちのアルバイトをしていた頃、小学校低学年ぐらいの女の子が私の目を見つめていると、その子のお母さんは「見てはいけません」

yuca @_yunno_

と女の子を注意していました。どういうつもりだったのか分かりませんが、結構、、それを言われるのは、私はしんどかったですね。。斜視のネットのフォーラムを見てもそうなのですが、斜視の子供を持つ親御さんが斜視でないと、「何が辛いのか」「何ができるのか」がわからないのかな、と思いました。

yuca @_yunno_

結構、見た目を気にされて、心配している親御さんも多い様子でした。確かに、目が外を向いているので（人によっては、上や下、内側を向いています）、手術でその苦しさが軽減されたり、未来が明るくなるなら、手術をした方がいい、と私は思っています。

yuca @_yunno_

親御さんの心配の内容は「就職や結婚に影響がでないか」「友達ができるかどうか」など、心配しているようだったので。

yuca @_yunno_

私も、20歳代前半辺りまで、このような不安はありました。「この目を受け入れてくれる人なんているのかな」と、何となく暗いものを抱えていました。

yuca @_yunno_

また、わかりやすいハンデではないので、目の事で悪く言われる事も少なく無かったです。「どこを見てるかわからない」「その目で見ないで欲しい。気持ち悪いから」「天罰だ」などなど。なので「なぜ、この目で生まれてしまったのだろう」「やっぱり、この目では結婚は無理かもしれない」と思うように

yuca @_yunno_

なっていたのですが、社会人にになってから、フリーランスライターの方とお仕事をさせていただく事になったのですが、実は、その方も斜視でした。その方は、ご結婚もされていて、お子さんもいて、、今までの私の悩みが解決してしまったんですね。。「斜視でも家庭を築けるんだ」と希望が見えました。

yuca @_yunno_

で。今でもその方の話は、心に残っていて、「『どこ向いてるの？』って言われたら、『あなたの心はどこ向いてるの？』と言えばいいの。そういうことを、言ってくる方がおかしいんだから」と励ましていただきました。

yuca @_yunno_

斜視は、発達障害などよりも、表に見える障害ですが、車椅子に乗るわけでもなく、腕や足がないわけでもないので、目が少し人と違うだけで、いじめの原因に発展することもあります。お陰様でもう斜視が原因で色々言われることは減りましたが、だからといって、人にはわかりづらいハンデを持った痛みを

yuca @_yunno_

忘れたくないな、と思っています。斜視でなければ悩まなかったこと、しなかった辛い出来事は、経験出来なかったので。その経験をプラスに転じることが、私の人生のテーマなのかな、と思っています。■