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2歳児餓死事件報道をうけて

千葉県柏市で起きた2歳児餓死事件報道をうけて、摂食障害のある子を育てた親でもあるPnd_Usgさんのツイートを中心にまとめてみました (※乳幼児の「食べない飲まない」を摂食障害するのは、本来、正しくはないのですが、他に良い表現がみつからないので、このまま表記させていただきます) 続きを読む
国内 児童相談所 育児放棄 虐待 犯罪 餓死 超未熟児 小児科 柏市 社会科学
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ユンボ犬 @Pnd_Unb
(1)娘は接食障害だ。かつ父子分離が難しい。この娘の摂食障害と親子関係の関連について考えてみた。超長ツイート開始。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(2)私の知る限り、乳幼児の摂食障害は体幹の麻痺のある子が大半。次に消化器系・循環器系などに疾患のある子など。あとなぜか未熟児に多い気がする。最後に生後なにも問題ないけど、という子。今回は麻痺の子は除外する。私がわからないから。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(3)娘は未熟児で、イロイロあるけど食に問題ありそうな疾患は見つからず、疾患なし、なぜ食べないかわからない、という扱いで1歳半になった。1歳半で食道狭窄がみつかり、その手術を経て、チューブを抜き、経口で少しずつ食べるようになった。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(4)大まかに言うと7ヶ月NICU⇒原因不明の摂食拒否によりチューブで在宅(母が面倒を見る)⇒摂食専門医を見つける⇒小児科で1歳半で原因判明、手術⇒経口摂食訓練開始(在宅、父が面倒を見る)⇒2歳半より週1で保育園⇒3歳直前より本格的に保育園
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(5)今は年1回くらい、食べるものを詰まらせる。手術はしたが食道が細いか、嚥下の筋肉が未発達なのかが理由と思われる。詰まらせたときは頭を斜め下にして背中を叩く⇒出なければ親が手を突っ込んで取る。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(6)娘は「保育園では詰まるものは出ない」と認識、ファミレス系のお子様ランチなどには詰まるものはない、というのもわかっている。それ以外のもので詰まったときに、パパがいなかったら(過去数回、詰まったときに取ってくれたのが父親だった)どうしたらいいのだ、と不安に思っている。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(7)更に最近は知恵もついてきて、摂食の先生の言うことは信用できると思っている。毎回の摂食の外来では指導内容に自分でサインをするほど(以前は保護者だった)。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(8)私がお迎えに行く平日は、夕食までに弟と喧嘩したり時間がかかりすぎたりする頻度が格段に高く、夫がお迎え⇒寝かしつけ の日より1時間以上、タイムラグが出る。娘はパパが大好きで、パパが遅い日は不安になるのが原因と思う。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(9)一方で私。原因不明だったチューブ時代。スプーンで飲ませてみたり、甘くしてみたり、離乳食になったら食べるかも、これなら食べるかも、など試行錯誤した。3食試して、3食とも食べず、チューブの処置をする毎日。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(10)終わりが見えず、母親の対応のせいではという無責任な外野の声に振り回され、とても辛かったことは覚えているが、正直辛くてあんまり覚えてない。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(11)チューブ交換などは虐待チックだが、それ以外では虐待的行為はしていない。でも、チューブや接食などを行う子で、麻痺がない子の親御さんは皆言うのだが、「とてもかわいいし可愛がっている、でも、怒ってしまう。自分以外の親戚に預けると、親戚も子供を怒ってしまう」。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(12)皆、簡単に子供を叱り飛ばすような親ではない。むしろ、そうあってはならないと誰よりも良く知っているような人たちだ。それでも怒ってしまうというのは、食べない子を育てるというのは、つまりそういうことなのだと思う。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(13)私は娘に対して、今でも、あの作って食べて全て無駄、という日々の恐怖感と焦燥感と先行き不透明感の名残を少し感じる。娘はかわいい。健康な息子とどちらもかわいい。比較できない。でも、娘と接するのは、不安がある。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(14)それは、娘が私では食べ物が詰まったときにどうすりゃいいの、と思っている不安を私が感じるからか、それとも、私のほうで娘に対してあの辛かった日々の記憶が消せないからか、それはわからない。それが今の母子関係にどの程度影響しているのかもわからない。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(15)夫が娘に対し、より安心感を与えられるのは、娘の認知度が上がってきた時期に毎日接してくれるのが夫だったからか、それとも夫が娘と日常的に接したのが、原因不明で悪戦苦闘する時期ではなく、原因がわかっていて、淡々と日々の栄養と食の訓練をこなすことが、
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(16)遅々としてはいても明るい未来に繋がることがわかっているからだったのか、それとも夫の精神力が単に強靭だったのかはわからない。多分、上記の複合的要素なのだろう。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(17)娘の発達を見てもらっている各所の施設で、母子関係を指摘されたことがなく、娘は父子分離が課題であっても、二次障害的なものを一切指摘されず、むしろ真っ直ぐのびのび育っていると評されることが多いのは、夫が素晴らしかったことが強烈に作用していると思う。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(18)そして、私が娘のありようを受け止めるために、コーチング的なものを調べまくって、受容的共感的態度を取り続ける努力をしていることも、ほんの少し効果的に作用している。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(19)では男親ならどうか。子供の摂食の問題を気にしなくて当然、ということはない。他の児の親御さんの話を聞けば、やはり父親も一般的な範囲とはかけ離れて愛情深く子を思うタイプではあるが、男親でもやはり精神的にマイナス影響があるようだ。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(20)このような摂食障害の乳幼児を持つ親子に対し、親の子供への接し方、親の精神的苦痛を考えてくれる機関は知らない。でも問題の根はとても深いと思う。単に目に付く患者が少ないだけだ。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(21)地域の三次救急を担う、発達小児科の高名医に親の責任といわれ続けた方もいる。先日、虐待疑いで親いわく「未熟児出身、摂食障害、医療に頼れない」という子が亡くなったが、そのときも小児科医まで親を批判していた。「医者のせいにすんな」と。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(22)その子が亡くなったのは医者のせいではないだろう。でも、たった一人でも医療者が親の苦悩に共感を示せていたら、その子は虐待を受けずに生きてたかもしれないのに。地域医療に多大な貢献をし、現代医療としては正しいのかもしれないけど、摂食障害児の親を追い詰めた高名医を知っている。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(23)食育の問題も。乙武さんが健常者に受け入れられる障害者のように振舞うことにより(本人の意思がどうあれ)、彼のように振舞えない障害者が苦しみを感じてしまうことがあるように、誰もが否定できない良いこと扱いの「食育」が、摂食障害児の親子を追い詰めてしまうこともある。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(24)知らなければ食育の正しさばかりが誇張され、こういう親子は社会に身の置き所を感じられなくなる。
ユンボ犬 @Pnd_Unb
(25)いまや発達障害だって広く認知されつつある。まだまだだけど、書籍だってやまのようにある。でも、摂食障害の乳幼児なんて誰も知らない。簡単に批判される対象となる。どうやって認知してもらったらよいのだろうか。
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コメント

源氏星 @genjibosi 2011年8月11日
重複分削除しました
源氏星 @genjibosi 2011年8月11日
時系列にならべてみました
西口昌宏 @mahbo 2011年8月11日
摂食障害や少食で餓死にまで至るのかな…。
源氏星 @genjibosi 2011年8月11日
8月8日のパンダウサギさんの考察も追加させていただきました
undo(らぶほーほけきょ) @tolucky774 2011年8月11日
これ本当に節食障害なんかということからはじめるべきでは?なくなった子供が節食障害だとしても姉までそうとは考えにくいし理由にはならん
伺か with kawahara @bochi_bochi_888 2011年8月11日
タイトル変えた方が良いと思います。あの事件 が痛ましいだけに読む前に予断を持たれると勿体ない。
ゆうこりん @myamya1030 2011年8月11日
目から鱗。こういう乳幼児虐待死のニュースで、子供の障害の可能性に触れた報道ってほぼ無いような。ある日一線を越えて育児放棄するというよりは、日に日に感覚が麻痺していくという感じもイメージできた。これ読むまで、虐待死のニュースは全部、鬼畜親氏ねとしか思ってなかったよ。
源氏星 @genjibosi 2011年8月11日
このまとめへの反響も含めて、追加しました
源氏星 @genjibosi 2011年8月11日
およ、ビュアがリセットされた?3000は行ってたと思ったのに
富 ユタカ @lkj777 2011年8月11日
現在ニュース検索で児童虐待を検索してほぼ同時に出てくるのがオレンジリボン運動。警察とオレンジリボン運動とマスコミがシンクロしているのは割とあるかも。虐待って見た目できめちゃうというのはありがち。ちなみにアメリカではデブっても虐待だから親から引き離したほうがという説が出てきている。 http://bit.ly/r1GslQ 何でも虐待過ぎてもうわけがわからないよ。
Piichan @piichan 2011年8月11日
児童虐待 報道に いえる ことは 医療や 社会福祉に くわしい ジャーナリストも 警察の 記者会見に 出席 できるように すべきと いう こと。
オタ小児科医 @otapediatrician 2011年8月11日
このまとめの内容をずっと追ってきていたが、自分の認識の浅さを痛感させられた。反発(このコメ欄にすらあるような)が大きいことはわかっていたろうに、よくぞ伝えてくれたと思う。@Pnd_Usgさんには感謝したい。
ミカナグ @MikaNag 2011年8月11日
これが2歳児餓死事件の真相かどうかは分からない。けど、私たちに見える部分だけを全てだと思うと、判断を間違ってしまうと思う。私たちは当事者じゃない。この親に対する憎悪を吐き出しても、誰も救われない。
むきむきトゥ内藤 @lucenter 2011年8月11日
勝手に単なるネグレクトだと思っていたので、考えさせられました。
秋丸(四十肩) @akimaruworks 2011年8月11日
RTで回ってきたのをなにげなく見てたら自分のツイートも拾われててびっくりした。先ほどのニュースでは「ネグレクトの露見が怖くて医者には見せなかった」という供述が始まっているようだけど(続く)
秋丸(四十肩) @akimaruworks 2011年8月11日
(続き)こういった報道でますます相談する親に風邪上がりが厳しくなるのだろうな、と悲しくなった。
山北篤 @Gheser 2011年8月11日
真相は、端から見ているだけの人間には分からない。一方的な断定は怖いということだけは確実に分かる。だからこそ自分の頭で考えろというメッセージに聞こえた。
脳みそポン菓子マンはるいち @halich 2011年8月11日
新しい視点を与えていただきました
Abe Thoru @kyou_sen 2011年8月11日
あの事件がどうかはわからないけど、確かにこういう苦悩は今まで知らなかった。本当につらいのが伝わって来る。
ながし @Pnagashi 2011年8月11日
親が、ネグレクトと指摘されるのを恐れて医療機関に連れて行かなかった旨の報道が流れた。一面的な報道のみで、虐待親は悪逆非道というイメージだけが形成されたが故の過ちだと感じる。虐待問題は、常に社会構造にその根幹がある。
luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2011年8月12日
親子の事柄は、周囲には見えにくい。該当の事件も詳細は良く分からない。 でも、未知の内容がある事、予断で断じずに、色々な可能性があり得る事を考察するきっかけを与えてくれた、この togetter に、感謝したい。
栗原泉(書籍「ブレない子育て」発売中) @izumillion 2011年8月12日
外見上解らない発達障害、摂食障害、身近にいないと知らない世界だから常識という圧倒的多数の物差しで推し量ってしまうのが世間。理解を得るのはとても難しい事。
栗原泉(書籍「ブレない子育て」発売中) @izumillion 2011年8月12日
虐待とそうでない場合の見分け方の一つが子供が生活している部屋の片付き具合。摂食障害かどうかに関わらず、誤飲事故を防ぐため親は余計なものを子供の周囲におかなくなる。(続
栗原泉(書籍「ブレない子育て」発売中) @izumillion 2011年8月12日
柏の事件の場合は部屋がゴミだらけだったという報道があったが。。。しかし育児で精神的に追いつめられた親はふっと糸が切れたみたいに何も出来なくなる可能性も否定出来ない。
ぼんじゅ〜る・Fカップ @France_syoin 2011年8月12日
この人は完璧主義者で頭がいいんだろうなー、というまとめ内容。まぁ摂食障害のつらさはわかるが(人ごとですよw)だからって餓死で殺しちゃいかんわな。自分の感情と理想が離れたら別の環境に移るとかして状況を変えないと最悪の結果になるぞ。
放蕩息子と青瓢箪 @P_S_JP 2011年8月12日
短い報道でも透けて見えるところはあるわけで、例えば三女がすぐになくなり、次女も標準よりかなり体重が少ない、など。この方は甘みを入れるためにミルクにコーラを混ぜた可能性について言及してるがそれなら乳児用の糖をまぜればいいわけで、カフェイン入ってるコーラはあり得ないだろう。この親御さんは語弊を恐れずにいうならば自らにひきつけ過ぎてて、感情移入しすぎている印象がある。摂食障害児を語ることは大変重要だが、今回の件と絡めて語らないほうがいいんじゃないか、と思った。
放蕩息子と青瓢箪 @P_S_JP 2011年8月12日
虐待の場合、親は隠そうとするからそのままその主張を鵜呑みにできないという厄介な問題があるからなあ。(例えばあの岸和田の事件も当初親は「子どもは摂食障害で食べたがらなかった」という主張をしていた)
大根クレファ @kurefa 2011年8月14日
そら事件に至る経緯を考えず加害者を一方的に非難するのはよくないけど、この件に子供が障害の可能性を持ってくるのは、殺人に弁護士が情状酌量を求めるのと同じくらいの違和感を覚える
じゃりねこ@10/20五号す44a @jyaricat 2011年8月15日
乳幼児の摂食障害か……。これ、小学生の受験とか、進学塾での指導にも言えることのような気がしてきた。時間おいてもう一度読み直そう。
ながし @Pnagashi 2011年8月16日
このTLをみて、この事件に摂食障害があると考えるのは無理筋、という意見がやはり散見されますが、摂食障害がなくても、例えば自閉症スペクトラムがあると極端に食べなかったりします。それが、ネグレクトの入口になることは良くある話。
ながし @Pnagashi 2011年8月16日
つまり、虐待を考えた場合には、それ以外の可能性も考慮しつつ対応すべきなんですが、実際のところは日本の医師の虐待対応レベルではまだちょっとレベルが高いとは思う。多くの医師は、虐待に対して感度が鈍いです。
skgctom @skgctom 2011年8月16日
よほど衰弱しきっていない限り、人間はどんなに食が細くても、飢えればいずれ食べたがる生き物だと信じきっていました。こんな障害もあるんですね……。親御さんのご心痛が察するにあまりあります。
小奥(こーく)@サトレナイ @tk2to 2011年8月20日
恥ずかしながら乳幼児にも摂食障害があるという認識がありませんでした。ありがとうございます。
ユンボ犬 @Pnd_Unb 2012年1月5日
このような摂食や嚥下に問題のある乳幼児に対し、親の会を設立しました。この症状に苦しむ親子が少しでも多く救われることを祈って活動をしてまいります。 https://sites.google.com/site/tsubamenokai/ 何ヶ月も経って年も明けた今、このまとめにコメントするのもなんですが、このまとめほどの情報伝達は我々もまだ出来ていません。今後の課題です。
kaoru @kaokaokaoruchan 2014年11月21日
紗弥音ちゃんが自宅アパートのベランダの手すりに、手首を粘着テープでくくりつけられているのを目撃されていた。http://mainichi.jp/select/news/20141121k0000m040130000c.html という報道がミスリードであれば、ゆゆしきことです。 仮に報道が正しいと仮定しますと、お子様に障害のある親の苦しみから鑑みて、親の行為はいたしかたがないことであり、行政の不作為のほうが問題である、ということでよろしいでしょうか。
源氏星 @genjibosi 2014年11月22日
kaokaokaoruchan 「親の行為はいたしかたがない」とは思いませんが、起こり得ることだとは考えます。行政の不作為についても、現在の報道の内容だけでは、判断しかねます。安易に、「誰」がとか「何」が悪いという決めつけをしてしまわないように気をつけたいと思っています。
秋津霜子@ゼークトに挑む無能な働き者 @SaShi_maru 2014年11月22日
ここまで懇々と心情を綴る人に対して「虐待親を擁護するのか?」的な質問をしている人を見てると、人と人とは絶対に判り合えない生き物なんだなーという思いしか浮かばない……誰一人として、子供への虐待を正当化なんかしとりゃせんがな……(´Д`;)
森 絢女 @mori_ayame 2014年11月26日
1975年の世田谷の2歳児餓死事件と被る
山之上すみれ(だらだらの実の能力者) @viola_japonica 2014年11月27日
泣きながら読みました。深く重い、世界はなんと謎に満ちているのだろう。知らないということを知るということの大事さを思い知りました。良いまとめです。ありがとう。
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