「バレス裁判」に関して
日本ではモーリス・バレスやアクション・フランセーズのリーダーのシャルル・モーラスの著作などは、読書界ではまずほぼ完璧に売れないだろうな。
2013-06-07 23:01:53@ketchup_tomato @saqrako バレス裁判に参加したドリュ・ラ・ロシェルは、バレスを支持していたからでしょうが、その小説『ジル』で、ブルトンを馬鹿にしてますね。
2013-06-23 13:30:50@Chisaka_Kyoji @saqrako そうですね。「ジル」は一昨年ぐらいに読みました。彼もまたファシズムっ子でしたね。たしか。
2013-06-23 13:53:04@Chisaka_Kyoji @saqrako ブルトン批判の著書はかなり多いと思います。ツァラしかりカミュしかり。彼自身のある種独裁的な行動(笑)が原因の一つだと思っています。
2013-06-23 13:57:21ドリュ・ラ・ロシェルは、そのファシズムへの精神遍歴小説ともいうべき『ジル』の最後の方でスペイン内戦にフランコ側の義勇兵として参加した主人公に「ひとつの時代の思想は、いつも、ひとつの国のヘゲモニーが背後にある」と語らせている。
2013-06-20 07:30:34@ketchup_tomato @saqrako ドリュは、第二次大戦期のフランスのファシスト作家の代表のような人物ですね。彼もデカダンから突破したかったようですね。かなり屈折はしていますが。
2013-06-23 13:57:26@ketchup_tomato @saqrako ブルトンと敵対したランボー信奉者のロラン・ド・ルネヴィルのグループは、やや神秘主義に寄り過ぎですが、バタイユらと違ってまた面白いです。
2013-06-23 14:02:03@ketchup_tomato @saqrako 世紀末から20世紀にかけては、デカダン突破が若い世代の支配的傾向だったようですね。バレスやモーラスが信奉されたのもそうでしょうし、ドリュと親交のあったマルローなどが典型ではないでしょうか。
2013-06-23 14:04:28@Chisaka_Kyoji @saqrako そういや「シュルレアリズム宣言」に於いてブルトンはランボーは「シュルレアリスト」と明記してますね。
2013-06-23 14:29:41@ketchup_tomato なるほどご教示ありがとうございます。僕はブルトン裁判とバレス裁判ごっちゃにしてたようです。ブルトン裁判は知りませんでした。バレス裁判は面白いと思ってました
2013-06-23 14:46:41@ketchup_tomato 今の上司に興味持ったきっかけは、彼の入獄に至る過程がバレス裁判のツァラとパフォーマンス的に似てたからというのがあります
2013-06-23 14:50:06ブルトンは意外と暴力派で、よく乱闘している。ツァラの『ガスで動く心臓』の上演の時、妨害のためエリュアールらと共に騒ぎ、「バー・マルドロール」というキャバレー開店日に店で暴れ、シュルレアリストを批判したソ連の作家エレンブルグを殴っている。
2013-06-23 15:27:28フランスの知識人は意外と暴力的でw、テレビ中継の討論会でも、議論していても埒が空かないとばかりに相手に殴りかかり、平気で乱闘したりする。日本だと身近な処では、大島渚の件を除けば、テレビ中継はないが元叛旗派の神津陽と仲正昌樹の乱闘ぐらいか。
2013-06-23 15:34:56ブルトンにはどちらかというと批判的な視線を向けることが多かったが、いろんな所で暴れたり、乱闘騒ぎをしているブルトンには好感が持てる。
2013-06-23 17:11:17@Chisaka_Kyoji ツァラはツァラでどちらかと言うと「何をしでかすかわからん」という感じが…。暴力的な強さではなく策略的な強さ(笑)があの片眼鏡の奥から見えます。
2013-06-23 17:39:08シュルレアリズムは自身の祖としてフラマン派画家のヒエロニムス・ボッシュを挙げているが、彼の幻想的である種の恐怖感を与える作品群は「デカダンス」でもある。
2013-06-23 19:06:08ブルトンは念願のシュルレアリズムを開拓した後もマックス・エルンストとホアン・ミロがブルジョアモダニズムのロシアバレエ団の「ロミオとジュリエット」でデザインと舞台装置を引き受けた事に激怒したようだ。
2013-06-23 19:11:32初日の夜にはブルトンらシュルレアリストが舞台に向かい大声でののしり騒音をたてた。その際にも警察が来たらしい。(笑)
2013-06-23 19:14:10