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6.26 [ゲンロンスクール]藤村龍至「建築2.0 建築からアーキテクチャへ」第2回 実況まとめ
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genroncafe
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一般的なプロセスでは諸条件を入力、統合し、形態に出力していく。入力はコンピューターにより可視化されたものの、統合の部分は設計者にしかわからなかったのがこれまで。その出力を段階化していくことで、統合のプロセスが可視化されていく。これを実践していく。 #genroncafe
2013-06-26 20:03:35![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
一般的な設計では、諸条件を建築家が統合して、形態にアウトプットする。この統合部分がブラックボックス。超線形プロセスでは、ひとつの入力に対してひとつの出力を行うことで、統合過程のブラックボックスを打破できる。細かい条件に対応できる。複雑な統合。 #genroncafe
2013-06-26 20:04:27![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
より個別に、より複雑に、よりスピーディーに対応できる。形式的な反復から抜け出し、条件を読み込み、複雑なものとして統合していく。このようなことをしないと、都市の風景は均質なものになってしまう。設備機器も屋上に並べるのではなく、不可視化することもできる。 #genroncafe
2013-06-26 20:05:01![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
超線形設計プロセス論。ジャンプしない、枝分かれしない、後戻りしない。一般的なプロセスだと法律や面積など、要求条件を統合していく。プロセスを共有し、analysisを繰り返すことでより複雑でミスフィットを取り除く設計ができるのではないか。 #genroncafe
2013-06-26 20:06:01![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
2008年以降、実務で培った知見を人に伝えていくように。大学では一般的には最終形だけが問題にさせるが、それまでの設計過程全てを提出させる。一か八かの案に対して、先生の感覚に合うかどうかではなく、段階的・論理的な形式を採用。結果、学生がポジティブに。 #genroncafe
2013-06-26 20:07:45![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
そのデザイン論を教育にどう利用できるのか。一般的な設計課題では比較が難しい(先生の判断に委ねられる場当たり的なコミュニケーション)。超線形プロセスでは、段階的なステップを評価できるので、先生と馬が合わないなどの問題がなくなる。 #genroncafe
2013-06-26 20:08:29![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
複雑な条件を統合させる訓練に。場当たり的ではなく、誰でも辿っていくことができる。一か八かのアイデアではなく、建築的に生み出された多様性が可視化出来る。このプロセスを用いることで学部4年でも実施設計に対応可能。 #genroncafe
2013-06-26 20:09:44![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
学生が徹夜で設計をする、先生が判断をする。非公開だったプロセスの場を開き、少人数に分かれ段階化して教えていくことで脱落しなくなる。先生も設計の形式をどう積み上げていったかを判断するようになる。 #genroncafe
2013-06-26 20:11:38![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
いろんな場所での教育に応用してみた。初等教育やチームティーチングに有効。最近では先生の案に対する目線も学生に公開することで、何に取り組めばよいのかという指標を学生に提示できる。 #genroncafe
2013-06-26 20:11:48![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
東洋大学でもルールをはっきりさせることで、レクチャー側のムラを排除。初等教育には向いているが、その後はどうか。最近は、審査方法についても工夫。模型を順に並べることで、積み上げ方を評価させるようにしたため、評価もしやすく学生にもよいのでは。 #genroncafe
2013-06-26 20:11:56![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
クリエイティブな作業もプロセスを分解することで多くの人がチャレンジできる。このような取り組みは、他分野で応用できそうで期待がかかりますね。 #genroncafe
2013-06-26 20:13:04![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
学生もちょっとずつ直して、ちょっとずつ変えていく。実務っぽいが、あまりこれまで行われて来なかった教育では。プロセスを比べていくと、場当たり的な設計を行う学生もいる。前の評価をすぐ捨ててしまい、結局何がやりたいかわからなくなってしまう。積み重ねるのが大事。 #genroncafe
2013-06-26 20:14:30![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
(学生の作品を例に、設計の積み重ねを形に落とし込んで解説中)。ただ線形ではなく、超線形にまで辿り着けるか。条件に応えながらも抽象化して全体にフィードバックできるのか。 #genroncafe
2013-06-26 20:16:21![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
発見した非中心性といった「ルール」が、他の要素にもフィードバックされ、定義され直していく。学部3年で抽象化と統合がうまくいくのは、学年に1人いるかどうか。建築になっていくにはこのようなプロセスが必要。評価できるデザイン行為とはと振り返させられる。 #genroncafe
2013-06-26 20:16:51![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
一回一回評価を積み重ねることが重要。評価を積み重ねてインクリメントできないと場当たり的な設計になる。一回の評価をそのたびに全体にフィードバックし、統合できればさらに良い。 #genroncafe
2013-06-26 20:17:00![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
まとめ。1.CADの導入以降、バージョン管理の容易化。2.設計内容の形式化<設計行為の形式化。3.抽象化、統合化の有無が建築としての質の高さを生む。3を強く言いたいがなかなか伝わらない。 #genroncafe
2013-06-26 20:18:53![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
設計方法論のスタディについてまとめると、CAD導入以後、バージョン管理が用意になり、設計内容の形式化ではなく、設計行為自体の形式化を図っていく。抽象化、統合化の有無が建築としての質の差を生む。建築的手法。 #genroncafe
2013-06-26 20:18:03![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
何を言いたいか。抽象化、統合化の有無による違いこそが一番言いたいこと。抽象化、統合化を正確に生み出す方法、それができると建築的手法の応用範囲が広がる。色んな要求をひとつの形として出力される、全体性、政治のメタファーが生まれるのではないか。 #genroncafe
2013-06-26 20:19:22![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
これ数学とか物理化学とかおさえておいた方がいいのかなあ 超文系人間にはちんぷんかんぷんでござる #genroncafe
2013-06-26 20:20:48![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
FAQタイム。「飛躍がないといい作品を作れないのでは」と言われるが、線形と超線形の違い。抽象化、統合化。海外で評価されている現代の建築家もプロセス的。「楽しくない」と言われるが、押し付けられたルールに反抗させるのではなく、ゲーム的に成立するルールを導入。 #genroncafe
2013-06-26 20:21:34