よく「何を見せたい(撮りたい)のか」を考えて撮りなさいっていうけど、たぶんみんな何を撮りたいかは分かってるでしょ。問題は「どう見せたい(撮りたい)のか」ってとこなんだよな。
2013-06-29 16:51:58一番シンプルな解決方法は、まず「寄る」ことですよ。撮りたいものにググググッと寄る。思いっきり。そうすれば必然的に撮りたいものが主張する写真になる。良し悪しはまた別の話になるけど。
2013-06-29 16:55:00例えば綺麗な人が撮りたいのだとして、グッと寄るとそれだけで個性が出るんですよ。綺麗な人の瞳が撮りたい人もいれば、鎖骨が撮りたい人や指先を撮りたい人、スラリと伸びた脚を撮りたい人。寄ることで本当に撮りたいものが明確になる。
2013-06-29 16:58:18で、撮りたい「点」がハッキリ分かったら徐々に引いてみる。見せたい点をフレームのどこに配置するか。どの角度から撮れば一番活きるのか。点の周囲には何があるのか。周囲のものをどこまでフレームにいれるか。
2013-06-29 17:02:52引いた状態から少しずつ寄ってって画を作るより、思い切り寄った状態から少しずつ引いて画を作った方が悩まない。後者では一度撮りたい点を明確に把握することになるので。
2013-06-29 17:08:34木を見て森を見ずという言葉があるけど、狭角の写真では木(点)を撮るのに対し広角写真では森(面)を撮るわけです。結果としての写真で言えばどちらもバランスに帰結するのだけど。
2013-06-29 17:20:36面を撮る場合は、イメージとして自分の目に映る画の一部を切り取ることになります。極論を言うとレンズに頼らず肉眼でフレーミングするのが一番。肉眼で「こう切り取ろう。」と決め、そのイメージで撮れるよう焦点距離を選びカメラを設置する。
2013-06-29 17:26:35慣れるまでは立って眺めるだけではダメ。立ったり座ったり地べたに伏せたりしながら、視線を下げて地面をフレームに入れた方が活きるのか、見上げて空を入れた方が良いのかなどを考えます。棒立ち状態の自分の視線が構図としてベストであることは滅多にない。
2013-06-29 17:38:34で、狭角でも広角でも共通するのが遠近感。その名の通り、手前にある近いものと奥にある遠いものとの前後関係で作られる距離感。奥行き。これ説明も厄介だなぁ。
2013-06-29 17:41:45前者は「フラットでつまらない画だ」と言われがちだけど、奥行きの有無で良し悪しが決まるわけではもちろんありません。ただしコントロールする意志は持っていた方が良いと思う。
2013-06-29 17:54:47手前から奥へと広がり(あるいは狭まり)がある画は観る人に動的な印象を与えることが出来るし、奥行きのない平坦な画は逆に静的で時間感覚が奪われるような効果があります。
2013-06-29 17:59:42「どう見せたいか。」を考える時にはまず撮ろうとしてるその画が動か静かで二分してしまうのが一番分り易い。で、動なら効果的に奥行きを出す、静なら平坦な構図に持っていくことを考える。これが第一歩。
2013-06-29 18:04:14