地方都市の観光とまちづくり

2010年9月21日開催の「奥京都塾」の講演メモに自らの見解とTL上での議論を加えたものです。
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SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

奥京都塾@成美大学始まりました。テーマはテーマ:「どうする商店街と観光と」。講師は有限会社ふしみや社長・高橋辰夫さん。 ハッシュタグは #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:26:24
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

高橋辰夫さん。ふしみやという料理旅館。かつては旅籠屋だったが、群馬出身の高橋さんがふしみやの奥さんと結婚され、雰囲気がみるみる変わってきた。そのあたりから話を聞きたい。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:28:16
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

高橋さん。群馬で生まれ、18歳で岐阜で勤務。その時知り合ったのが奥さん。24歳で結婚。そのあとは群馬で生活し、群馬の温泉旅館に勤務していた。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:30:11
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

32の時、奥さんの実家の綾部に移り住み、26年になる。私やよそ者で、関東人として京都というのはあこがれの存在。よそ者の目で見ると最初は新鮮に映った。ふしみやをやるとなったとき、エネルギーがわいた。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:31:42
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

以前勤めていた群馬の温泉旅館でも前社長にかわいがってもらった。前社長はアイデアマンで(国定忠治ゆかりの地ゆえ)ロケのセットを作ったり、木戸銭を「一文銭」で払ってもらい、楽しんでもらうといったことをしていた。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:34:37
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

そのアイデアを綾部でも活かせるという自信もあった。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:36:14
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

新規展開の決断の根拠は?:強化したのは「女性の時代」に向けて、女性の「友の会」をつくり、女性限定の食事会を実施した。当時としてはかなり高額だが、儲けを二の次にして最高の食材、最高のおもてなしをした。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:39:52
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

最初7~8人でスタートしたが、口コミで評判を呼び、右肩上がりで売り上げを伸ばした。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:40:43
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

由良川沿いに店を出そうとして、モダンなレストランも考えたが、それが却下され、地域にあった建物にということになった。そんな折、古民家を移築して(当時は今のような町家・古民家ブームの前)できたのが「ゆらり由良川」である。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:44:19
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

しかし、川沿いで洪水のリスクもあるところ。許可はなかなか下りなかった。そこで、「流されても文句は言わない」という念書を交わしてオープン。最初3ヶ月ほどは全くといってよいほど客がなかったが、箸袋にアンケートを書いてもらったり、機関紙を作った。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:46:00
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

そののち、古民家ブームが訪れ、近隣のみならず遠くからもお客さんが訪れるようになった。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:46:48
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

広小路にある小児科開業医だった建物を使って開店した「ゆらり広小路」の話。当時TMO構想花盛りの時代。長浜の「黒壁」等に視察に行きながら、綾部でどうするかを議論していた。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:48:05
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

その後経産省の補助金が打ち切りになり、どうしようかと思っていたが、前市長の後押しもありやることになった。両店ともコンセプトは「本物を出す」こと。由良川の方も広小路のほうもオーナーには大変喜んでいただいている。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:50:57
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

お客さんの9割が女性。空間を楽しんでもらう。そのような場所が綾部になかったこともあり、喜んでいただいていると思う。1日平均100人ぐらいの来店がある。そのうち6割は市外の方。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:53:03
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

「ヨソモノ・ワカモノ・バカモノが事を動かす」といわれるが、これからはよそ者の意見を土着の人間が謙虚に耳を傾け、一緒にやる「バカモノ」にならなければと思う。そして「心」が大事だ(四方八洲男塾長)。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:55:22
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

地方では店を構えていれば人がやってくる、というわけにはいかない。そんな中で心掛けていることとは? #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:56:37
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

経営者はクレーム処理が仕事。頭を下げるのは誰でも嫌だが、それを経験して、経営者としての考え方、芯を持つことの重要性が分かるようになった。良心的に商売をすること。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 14:58:58
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

顧客満足度が高ければ支持されるし、店も永続するようになる。かつて渋沢栄一も『論語と算盤』を記したように経済だけでなく倫理の大切さを説いた。石田梅岩や近江商人の「三方よし」も同様。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 15:00:53
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

老舗と呼ばれる企業の社訓、家訓には感謝、勤勉、工夫、謙虚、貢献の「かきくけこ」がどの会社にも共通してある。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 15:01:45
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

ただ、胡坐をかいているだけではだめ。不変と可変のバランス。古い会社ほど「新」をとりいれている。だが芯はぶらさない。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 15:03:00
yamatosh @yamatosh

RT @seishindo11: 「ヨソモノ・ワカモノ・バカモノが事を動かす」といわれるが、これからはよそ者の意見を土着の人間が謙虚に耳を傾け、一緒にやる「バカモノ」にならなければと思う。そして「心」が大事だ(四方八洲男塾長)。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 15:05:18
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

高橋さんは綾部市観光協会の副会長をされている。観光が大きな「産業」として重要視されてくる中で考える地域課題とは? #0912okukyotojuku

2010-09-21 15:06:15
boo @boogoto

RT @seishindo11: 「ヨソモノ・ワカモノ・バカモノが事を動かす」といわれるが、これからはよそ者の意見を土着の人間が謙虚に耳を傾け、一緒にやる「バカモノ」にならなければと思う。そして「心」が大事だ(四方八洲男塾長)。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 15:07:45
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

旅行に行ってうれしいのはよその土地に言ってやさしさに触れたり、おいしいものを食べたり、良い景色を見たりとか、方言や文化など異文化体験に触れることにある。よそから見ると「京都ブランド」の大きさはある。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 15:09:53
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

京都に来る観光客の一部でも北部に来てもらうための手立てのために知恵を絞ることが重要。 #0912okukyotojuku

2010-09-21 15:10:24