【原発災害からの回復･復興のための学術会議提言①】

島薗進 @Shimazono

１【原発災害からの回復･復興のための学術会議提言①】日本学術会議社会学委員会「原発災害からの回復と復興のために必要な課題と取り組み態勢についての提言」6/27はhttp://t.co/gSlHFMnBJd　重要。緊急に求められている公共政策的対応の主要な論点が提示されている。

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２【原発災害からの回復･復興のための学術会議提言①】この提言についての新聞報道は6/27,28に日経http://t.co/mwryKJpJBr　東京新聞http://t.co/crxT5IXGuZ 等、「被災者手帳」に焦点をあてた形で報道されている。

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３【原発災害からの回復･復興のための学術会議提言①】舩橋晴俊委員長「東日本大震災の被害構造と日本社会の再建の道を探る分科会」6/27の記者会見の模様→　http://t.co/woEm6x7m6r　５つの具体的政策提言。最初の２つが分かりやすい、すぐに取りかかれる課題。

島薗進 @Shimazono

４【原発災害からの回復･復興のための学術会議提言①】最初の２つの提言の紹介。放射線被曝と健康不安問題については「測定データの不十分さと、専門家の間での見解のばらつきもあって、広範な健康不安問題を引き起こしている。にもかかわらず、自律性を備えた「科学的検証の場」が貧弱である」

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５【原発災害からの回復･復興のための学術会議提言①】「現時点では、この点に関して広範な科学者の合意に指させられた「一つの声」が存在するとは言えない」「現在までに、広範な専門家を結集して、科学的知見の深化と統合を推進する取り組み態勢が出来ているとは言えない」

島薗進 @Shimazono

６【原発災害からの回復･復興のための学術会議提言①】具体的な政策提言１）「低線量被曝の長期的影響に対する統合的な科学的検討の場の確立」。関連する提言「広範な被災地住民に、長期的な健康追跡調査を実施し、心身の健康問題についての科学的知見の集積、洗練が可能になるような態勢を構築する」

島薗進 @Shimazono

７【原発災害からの回復･復興のための学術会議提言①】「特に、低線量被曝の長期的影響について、開放的な研究体制をつくる」（12頁）。「各個人の健康の自己管理を支えるために、本人には健康に関わる基本情報を開示するべき」、「広範な専門家に開かれた取り組み体制と議論の場の設定が必要」。

島薗進 @Shimazono

８【原発災害からの回復･復興の…学術会議提言①】「心身の健康問題については、個人の生活全体を視野に入れた取り組みが必要であり、そのためには医学だけではなく、社会学、心理学、社会福祉学、教育学、倫理学なでの専門分野からも参加を得た総合的な取り組みをするべきである」（12-13頁）

島薗進 @Shimazono

９【原発災害からの回復…学術会議提言①】具体的政策提言の２）「健康手帳の機能も有する被災者手帳の交付」「現在、県民には、「県民健康管理ファイル」が「健康手帳」の機能を果たすものとして存在しているが、それは必ずしも必要な支援措置とはリンクしていない。被災者が、元来の所属自治体と」

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１０【原発災害からの回復･復興のための学術会議提言①】「避難先の自治体のそれぞれにおいて生活再建に関わる諸権利の保持者であることを明確化するために、「被災者手帳」を交付し、様々な支援措置の給付が円滑に可能なようにするべきである」原発作業員の健康管理も重要な政策課題だ。各種報道では

島薗進 @Shimazono

１１【原発災害からの回復･復興のための学術会議提言①】「放射線被曝の管理すら公正に行われていない事例や、賃金の支払いが正当になされていない事例も存在する。原子力労働現場のクリーン化が急務であり、ここにもまた、政府や事業者や科学の利用に関する信頼が試される流域がある」（続）