まず、ちぃとでも頭を働かせりゃ分かろうものだが、戦とは槍を持った者だけで行うのではない。兵站(武器や兵糧を管理・補給することや兵の衛生管理や陣云々)を整えることも重要や。寧ろそれこそ、戦の鍵やと言うても良い。
2013-07-06 22:55:43「腹が減っては戦は出来ぬ」とは、様々な物語りなどで食い意地の張った輩が発する決まり文句となっておるようだが、まさにその通りだと言うことは現代の人間も少なからず経験しておることだろう。重要な場面で食い物が無ければ力が発揮できない。 そこで兵糧は重要になってくる。
2013-07-06 22:59:01小田原の戦を例に取れば、約二十万の兵が一挙に動くのである。そいつらの飯はどうする?どのぐらい必要か?見当もつかんだろう。それを弾き出し、また、不足させぬのが、俺の役目やった。
2013-07-06 23:03:39『長束大蔵大輔を首として其下之小奉行十人仰付被(中略)駿州江尻清水に船着令、蔵を立入置、惣軍勢に相渡すべき旨也。ならびに黄金壱万枚相渡され、勢尾三遠駿五ヶ国において兵糧を買整、よきに沙汰せしめ小田原周辺の船着へ相届くべき旨仰せ出ださば、いづれも十一月初旬より方々之催し急なりけり』
2013-07-06 23:05:14「(中略)」の部分は、『年内に代官がたより二十万石請取、来春早々より船に積、』とあり、「年内に殿下直轄地の代官から二十万石受け取り、年が明けてすぐ船に積み」ということなのだが……。…この命が下されたのは霜月の初旬でな………つまり、ふた月程でやってのけたと。
2013-07-06 23:11:53このことが書かれた章の〆には、「まことに廿六万(二十六万)余の多勢なれども、軍法正しければ聊かの口論もなく、をだやかなりし事共なり。」とある。兵站が整っておるからこそ、このように滞りなき進軍が出来るのだ。俺の兵糧を整え潤沢にする腕は、内府殿からも認められておる。
2013-07-06 23:18:30よって、俺があの戦において一つも活躍をしておらぬなど、言われる覚えが無いな。俺は本隊を支えておったのだ。最も重要な本隊を、ひいては全軍を。あれほどの大戦や、それを終えた後の経済的なあれこれなどは、幾ら殿下といえ俺無しでは苦労しただろうよ。
2013-07-06 23:25:07@NatsukaMsie1600 そうで御座います。恩賞をいただけるかどうかに武も文も、違いは御座いませぬ。某は専ら武でございましたが(笑)しかししつこいと言われるくらいには文、というか口の方も活躍致しました。絵詞も書かせたし!長束様は文武両道で感心しております(`・ω・´)
2013-07-06 23:31:30@S_Takesaki 私などは、殿下に算術の手腕を認めて、臣にと請われ申した。秀でておるものがあるのなら、それを「武器」にしてゆくことこそ、巧く生きる道かと思いまする。
2013-07-06 23:35:23@NatsukaMsie1600 算術(*・∀・*)さすが長束様で御座います。御殿様も、武だけでは何も始まらない事を十分御理解いらっしゃったので御座いますね。
2013-07-06 23:41:41殿下の経済感覚はなかなか優れて御出ででした。ですから、理解して下さったんでしょうね。 RT @S_Takesaki 算術(*・∀・*)さすが長束様で御座います。御殿様も、武だけでは何も始まらない事を十分御理解いらっしゃったので御座いますね。
2013-07-06 23:53:53準備の段階から、戦は始まっておるのだ。それを分からぬのはいかんな。 RT @uteiamagoi こんばんはーその辺の話は誤解されやすいですよねぇ……ですが、一説には兵糧とか布陣などの下準備だけで戦の大部分が決まる、とも言われることもあるのですよね(*・ω・`*)
2013-07-06 23:37:47敵国の米相場に働きかける、とかな。長期戦には効くのだ。 RT @uteiamagoi 実際に戦が始まる前に五分五分もしくは有利な状況を作ることも一つの計略なのですよねー(・ω・)
2013-07-06 23:56:01TLを流れるのを眺めておったが、少しだけ。控えめにいっても長束殿の働きは素晴らしかったぞ。小田原の時な。奉行衆は自らの戦以外にも全体の兵糧の動きも見ておったから、さぞ大変だったろう。戦において兵糧を軽視する者は勝てぬよ。
2013-07-07 00:00:24@NatsukaMsie1600 敵国の米相場に、とは具体的にどのようなことをするんですか?(*・ω・)
2013-07-06 23:59:01