舞鶴の質屋「若者殺しの時代」

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舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

@marman_band 堀井憲一郎が戦後から続いてきた体制は維持できなくなるから注意しろと書いてましたね。2010年から曲がり角が始まり、2030年には軍事をアウトソーシングした、このゆるやかで歪な鎖国国家体制は崩壊すると。

2010-09-22 23:34:57
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

@801pt 鎖国を解いてイケイケドンドンで拡張をやったら、ドツボにハマり、それから羹に懲りて膾を吹くで緩やかな鎖国をやっていたんじゃないですかね。 と 先程の堀井さんの考えをそのまま言ってみる。

2010-09-22 23:43:03
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

堀井氏曰く、社会システムは1ターム60年ほどである。それはシステムの継続が人間の記憶を元にしているからだ。そして、一人の人間が使い物になる期間は15歳から75歳までであり、ある集団が物狂いしたように作ったシステムは耐用年数は60年と見たほうが良い(続く)

2010-09-22 23:48:59
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

(続き)ソビエト連邦は1917年から始まり1991年に消滅した、74年。「1917年のボルシェビキの熱狂を」現場にいなかった世代にうまく伝えることが出来なかった。ちなみに中華人民共和国は1949年に始まっている為2009年で1タームを終える。(この本が書かれたのは2006年)

2010-09-22 23:52:03
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

(続き)明治維新で創り上げたシステムも、大敗戦後に慌てて作り直したシステムもどちらもやっつけ仕事なので1タームしか持たない。前者のシステムは軍事完全自己負担がきつくて破産、後者はアメリカ依存型の近代国家を放棄したシステム。

2010-09-22 23:54:48
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

(続き)日本人は近代国家であることが嫌いなのだ、できればやわらかな鎖国状態でいたい。不思議で居心地の良いシステムが続けばよい。アメリカが世界で一番強く、警察官であり、日本がアメリカの東アジア戦略の拠点であれば続けられれる。しかし、そんな不思議なシステムが300年も続くわけがない。

2010-09-22 23:56:50
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

(続き)どこかで終わる。残念ながら早晩終わるだろう。早ければ2015年を過ぎたあたりに大きな曲がり角に出くわす。日本の社会が大きく変わるのは、つねに外圧によるものだ。アメリカの力と中国の目論見しだいで、大きく変わってしまう。早ければ2015年には倭国は乱れる。

2010-09-22 23:58:59
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

(続き)2010年代に国を変えようとあせれば、混乱したナショナリズムに後押しされて、大きな乱れになる。あせらないほうが良い。とりあえず、今のシステムを無理を承知で行くけれど、残念ながらこのシステムは枠組ごと終わってしまうだろう。 「若者殺しの時代」より抜粋

2010-09-23 00:01:22
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

そして若者が割を食う。今の若者はどうあがこうと、上の世代とひとくくりにされてしまう。「大敗戦後の社会を形成した一番したの世代」なのだ。気の毒だが、社会形成に参加していない滅びゆく社会の一員にされてしまうのだ。ロシア革命におけるもっとも貧しいロシア貴族のようなものだ。

2010-09-23 00:05:16
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

貴族の恩恵にはまったくあずかっていないのに、でも革命の時には民衆によって吊るし出されてしまう。しかも気の毒なことに、誰ひとりとして同情してくれない。 若者が場所を確保する可能性は二つ。 一つはこの社会を破壊すること。もう一つは社会から逃げること。

2010-09-23 00:07:38
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

破壊は大変だ、豊かな社会は壊しにくい。 逃げるには、いまのシステムを柔らかく否定するしかない。でも、いますぐに逃げ出すのは難しい。すぐに捕まってしまう。 本当に社会が沈みだしたとわかったとき、すっと簡単に抜けださえるように準備しておくしかない。何もしないと、一緒に深くしずむ。

2010-09-23 00:10:19
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

脱けるときは身一つだ。体で覚えていることだけかかえて脱げるだ。あとは覚悟と気分だ。ただあまり悲観することもない。一つのタームが終わるという話でしかない。「大敗戦後社会」システムが終わるだけだ。一つのテールエンドにいるってことは、逆に考えれば、次の新しいタームの先にいるってことだ。

2010-09-23 00:12:39
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

(先頭にいるんじゃない。そのちょっと先にいるのだ)うまくやれば、次の社会システムの先頭集団に入れるかも知れない。かなり難しいと思うが可能性はある。 ただ「次のシステムとは何だろう」と頭で考え出した途端に沈む。 システムは頭で考えられて言葉になってやってくるものではない。

2010-09-23 00:14:21
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

知らぬうちに取り囲まれているものだ。「考えるな、感じろ」というしか無い。カラダを使って、あとは感と度胸で乗り切ってくれ。 今の若者は、とりあえず、大きなタームの尻っぺたにいる、ということを感じていればよい。

2010-09-23 00:15:58
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

すきあらば逃げろ。一緒に沈むな。うまく、逃げてくれ。(ここで本文は終り)

2010-09-23 00:17:03
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

(ここから 後書き) でもまぁ、逃げろってたってねぇ。逃げようは難しい。 社会システムは強固だから、外に向かって走っても直ぐに捕まる。なので、中に逃げるのはどうだろう。「日本古来の伝統文化」を身につけるとか文化を徹底してカラダに身をつけること。それが逃げるひとつの手である。

2010-09-23 00:18:50
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

いまの社会の妖精に応えない事が逃げる事だ。逃げるったって空間的にはどこに逃げても同じ、気持として、不思議な社会の歪んだ要請に応えなくて良いということだ。もちろん伝統文化だけが逃げる道はあると思う。しかし僕には文化しか思いつかない。あとは自分で探してほしい。

2010-09-23 00:20:58
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

うまく言えないんだけど、うまくやってくれととしか言い様がない、わるいな。

2010-09-23 00:21:39
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

ベビーブーマーの世代を先頭にみんな「自分が若者だったことが大好きだった連中」ばかりなのだ。1960年代から1980年代までは、そうだった。その若者好きの連中によって「若者がであることが決定的にそんな時代」が続いているという話である。

2010-09-23 00:24:08
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

@desuga_NlkL5EiN 新書の後書きの部分はそうなりますね。 私が端折っている部分もあるので、図書館で借りるなり買うなりして確かめてくださいとしか(汗

2010-09-23 00:25:01
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

大敗戦後の時代、その後半の昇り坂と、頂点に達したつまらない時代の現場の空気を書いてみた。この時代の一番最後にいる連中はつまらない目にあっている。しかも、上の世代はそんなこと気にしてもいない。自分が若くありたいもんだから、本当の若い連中をみると羨ましく思い思考停止する。

2010-09-23 00:27:19
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

若者の持つ、内実のしんどい部分を想像していない。 いまひとつの大きなタームの最後の時代だ。そのしっぽ部分は、本体の重みによって押しつぶされそうになっている。若者は若者が好きな連中によってゆっくりと殺されるとしか見えない。そういう話でした。ちゃんちゃん。ちゃんちゃんじゃないか。

2010-09-23 00:29:36
舞鶴の質屋 @maiduru_7ya

以上でおます。 興味をもった方は 講談社現代新書 「若者殺しの時代」 堀井憲一郎 をお求めください。

2010-09-23 00:31:21