魔装機神サイバスター感想

アニバスターこと魔装機神サイバスター全26話の感想を呟く予定です。原作と異なる点が多い事に関してあれこれいう事はせず1つの作品として視聴して価値を見いだせるかどうか判断していきたいと思います。
2
前へ 1 ・・ 10 11 次へ
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

なんか原作と全く別物になった節はウィンキーソフトとの関係説、バンビジュのプロデューサーが今川監督のOVA的な大胆なアレンジを望んだ説がありるっぽいが真相は藪の中だとは思う。おそらくは

2014-12-31 01:07:09
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ただ、アニバスターという作品を通してとあることを感じた。それは”昭和の作風が到達した限界点”というところなのかもしれない。

2014-12-31 01:08:04
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この意味については、2chのアニバスタースレであった一文と、今日購入したタツノコインサイダーズの記事を読んだ結果頭の中で思い浮かんだ結論だった。同期のOVAジーマインも少しこの傾向に当てはまると思うが、アニバスターのほうがこの傾向がかなり強い

2014-12-31 01:09:09
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そもそも、アニバスターは鳥海永行さんや酒井あきよしさんなどの70年代タツノコ作品で腕を振るった方がメインとして製作された。当時のバンビジュのDVDリリースでも、「ガッチャマン」のスタッフによってアニメ化!というキャッチコピーがアニバスターには存在していた。

2014-12-31 01:10:47
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

実際サイバスターという原案に対して環境破壊を題材とした点と荒廃した街並みの描写など70年代のタツノコ作品ではよく見られるネタだ。またラ・ギアスの世界についても神話、宗教的な概念で描かれた所はタツノコメルヘン作品の手法で描かれたのではないかとも……。

2014-12-31 01:13:05
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

このほか、バルディオスの平成版というようなアプローチが随所で見られる。威厳と余裕を保ち、手段を選ばず目指す場所へ旅立つ姿勢に固執する黒幕シュウの姿は、復讐と民の為とで目的は違うがゼオ・ガットラー総統の姿が重なる。

2014-12-31 01:14:43
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、サフィーネもシュウ(ガットラーポジ)に忠実な側近であって、部下に対して情け無用のスタンスを貫く冷徹な女性として描かれた点や、話が進むにつれて自分の行いへ疑問を抱き始める姿はアフロディアの生き写しのように描かれたのだとも。

2014-12-31 01:16:03
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、この世界でのマサキは同じラ・ギアス世界の囚人たちを敵に回して戦い、地球人に自分達は敵ではない事がなかなか受け入れてもらえない点は、バルディオスの主人公マリン・レイガンの姿と似ているかもしれない。こっちの場合マリンも死んでしまった事になるのだが

2014-12-31 01:17:36
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

マサキ・アンドーはアニバスターの世界だと実はマリン・レイガンだったのかもしれないという。ただアニバスターの場合マサキは緑髪ではない(関係ない)

2014-12-31 01:18:33
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

@zweisser あっ、そのリュウギーンは私も知ってます……ショートアニメでシリーズ化しないでしょうか(笑)

2014-12-31 01:20:06
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ケンやミズキ達はいうなれば雷太やジェミーのポジションと考えたほうがよいかもしれない。他にもジャーナリストとして陰ながらケンを助ける父親竜蔵のキャラ付、終盤での津波や火山噴火の災害描写、地球が後のS-1星に対して、地球がラ・ギアスと表裏の存在などなど……

2014-12-31 01:20:50
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

科学か自然かのラ・ギアスでの論争の中科学を偏重したシュウ達が地球での実験で次々と環境を破壊していく点も、バルディオス終盤の人工太陽から始まる惨劇を彷彿させるのかもしれない。それ以前にバルディオスとアニバスターは共に環境保護のテーマで同じ原作者による構想との点もあるが

2014-12-31 01:22:35
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

……と、アニバスターは70年代タツノコヒーローやバルディオスなどのハードSF、環境保護ものの要素をオマージュした作品と書けばそこそこ聞こえはよいかもしれない。

2014-12-31 01:23:43
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

「あの当時のタツノコ作品って 当時水準で非常に高い作画(デッサン)力と時代性を反映したリアリティが評価された訳で、ヤシガニ以下の絵で時代錯誤のセンスを押し付けられてもこっちとしては苦笑するしかない罠」

2014-12-31 01:24:51
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

……2ch記事からコピペしたが、的確な表現だとは思う。アニバスターは特に現代的な味付けや解釈をせずに地球環境保護をテーマとした作品を作ってしまった事がマズかったのだと思う。時代錯誤のセンスという言葉に関しては私も否定することが出来ない。

2014-12-31 01:25:52
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

原作が持っていた90年代の雰囲気をアニバスターは悉く捨て去ってしまった訳で……マクロスダイナマイト7の人がキャラデザを担当した際に、劇画調で描くことを依頼されたとの噂を聞いたことがあるが……せめてそこだけかわいらしい絵柄にしてもらえたらと。

2014-12-31 01:27:41
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、鳥海氏はゴーダムに関して「ロボットものとは呼んでほしくない、ロボットものとは実際に動くリアリズムをつかんだ作品でなくてはならない」、酒井氏はバルディオスの際に「ロボットアニメのロボットはポルノロマンの裸のような存在」と述べられていたりと……

2014-12-31 01:30:15
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ロボットものに対しては無頓着っぽい所はあったと思う。うえだ監督もロボットものより人間ドラマ主体で描く作風だったそうだが、スタッフの中枢がそろってロボットに無頓着で人間ドラマとしても良くも悪くも古風なスタイルで送り出して、作画のほうもお世辞にも良いとは言えない。

2014-12-31 01:32:23
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

その上、原作が「サイバスター」という点で止めを刺してしまったかもしれない。作り手が原作をどう見なしているかが気になるが、原作を大幅にアレンジして、当時から25年前ほどの感覚でつくられた古いドラマ性と何とも言えない作画で作られたのがアニバスターだったのかと……

2014-12-31 01:34:05
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

……と作画のほうはともかく、ドラマ性についてはタツノコインサイダーズで酒井さんのインタビューを見ると、”逆説”的な作風が大好きな方だったそうな。

2014-12-31 01:34:52
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

「キャシャーン無用の街」や「失われた宇宙船」などのタツノコヒーローもののハードエピソードも企画書で描かれたことへの落とし穴を突く手法で作られたそうな。

2014-12-31 01:36:58
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ヤッターマンの企画の際には「タイムスリップで過去に行っても、そこの人間と直接かかわれない、歴史が変わるとか実際にないことが起こってないことはやれないって設定だから話の発展性がない」という理由でタイムスリップの設定を排したのも酒井さんのアイデアだったそうな。

2014-12-31 01:38:34
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この「逆説」的な手法が掟破りのエピソードを生んだと思われるが、アニバスターの頃は作品の幅がすでに広がりすぎていて「逆説」的な手法が新鮮という時代でもなかったのかもしれない。既に逆説的な挑戦が画期的ではなくなってしまった頃

2014-12-31 01:40:18
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

……とアニバスターのタツノコ的な作風についてだが、当時少し間をあいて放送された「怪盗きらめきマン」もアニバスターと似た失敗をしていたかとも。

2014-12-31 01:41:45
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

こっちも、コテコテのタツノコ系の人材でまとめられた作品で、前7作とさほど変わらないギャグ要素からして私は結構好きだったのだが……成功したとはのちの扱いからなるとお世辞にも言い難い。

2014-12-31 01:42:39
前へ 1 ・・ 10 11 次へ