魔装機神サイバスター感想
この2作品は、ちょうど”ほぼ本家の作り手が送り出したコテコテのタツノコ作品”かつ、”地上波の全国の夕方で放送された作品”として最後尾のような存在だったのではと……。
2014-12-31 01:44:16きらめきマンだけに絞っても、それ以降のコテコテ系のタツノコ作品はCS放送だったりOVA発売だったりと、最も視聴者の多い層とされる地上波の朝や夕方では放送されていない。二代目ヤッターマンについては別の方向性で 延命したかとも。
2014-12-31 01:46:0170年代のハードタツノコヒーロー、コテコテタツノコギャグがほぼそのままの形でアニバスター、きらめきマンが地上波のTVアニメの中では最後に継いでしまった存在なのかもしれない。あまり関係ないがこの2作品はデジタル化が進む中で最後までセルアニメだった点も過去の存在っぽい
2014-12-31 01:47:27……とふと、原作と違う!という観点を抜いて私がアニバスターで感じたこと。昭和のタツノコイズムでつくられた作品が限界を示した瞬間がアニバスターだったのかもしれない。単純に言い換えてしまうと悲しいが時代遅れ、時代錯誤……。
2014-12-31 01:49:09そんな感じ。一応アニメ全体では、作画のほうは伊藤岳史さんや永田正美さんの回はまずまずだが、それ以外の回はやはり察すべきかとも。この時代で作画監督不在の回が何本か存在している点も現場の窮状をふと感じた
2014-12-31 01:50:14メカ関係では魔装機神は基本取っ組み合いで戦う点も作画のレベルも相まって微妙な印象を受ける。一緒に見ていた弟はある意味精霊の化身として忠実な存在として魔装機神が描かれていると言ったが……ある意味合っているのだろうか
2014-12-31 01:51:44ストーリーのほうについては、ラ・ギアスの世界が単なる儀式の場でしか扱われない点や、終始富士のふもとの秘密基地とD.Cの攻防戦に徹しており世界観の広がりが乏しかった。正直ラ・ギアスの存在もいらなかったのではないかとも思える。
2014-12-31 01:54:01そんでもって、後半のほうで地球とラ・ギアスがブラックホールの実験によって消滅するとのスケールが広がる展開で環境保護のテーマが置き去りにされ、最後のほうでとってつけたように環境保護が大事とのテーマを歌うのもどうかとも。同じ題材でもビビオペのほうがしっかりできているかもしれぬ
2014-12-31 01:55:17キャラクターのほうはダメおやじっぽくて実は切れ者で飄々とした父親竜蔵、実直だが権力に弱く、悪人ではないキャラクターを最後まで突き進んだイザキ教官辺りは評価できそう。後者は特に。時折の台詞回しも悪いものではなかった。
2014-12-31 01:56:52ただ、DCの隊員で同期の10名ほどの面々が空気同然になってしまったり、リューネの唐突なマサキへの恋、マサキとミズキの関係がなんともだったり、DC側のキャラクターに広がりが欠けたりと粗も多い。とりあえずこの点だけは3にした。
2014-12-31 01:58:06それとは別に、原作ネタなので評価には反映しないが、原作の主人公マサキが別人なのはまだしも関係のない原作とジェイファーへ搭乗させたり、その挙句にラスト2話前で戦死させる展開はどういう心境で行われたものだろうか……?
2014-12-31 02:00:58少なからずマサキの扱いで怒る原作ファンの件はさすがにこれだと擁護しきれない。アニバスター、原作をどのようにみなして時代錯誤の作品へと変化させていったかは藪の中かもしれない……
2014-12-31 02:02:03といったところでアニバスターを245番目の視聴作品として心に刻む。一度視聴断念していたが、何とか再開できた。アレだったが悟ることが出来て良かったかもしれない。
2014-12-31 02:02:45