木祖村でのお祭を前に考えたこと
将来の被災地の祭について
明日から行く長野の木祖村。最初は科学史関係の調査で通い始めて、既に10年近くになる。年に一度くらいの訪問だが、やはり行く度に発見や再認識がある。最近は7月の薮原祭におじゃましている。こういう形の地域との付き合いが、被災地の再建途上集落との関わりに生かせないかな、と思いつつある。
2013-07-11 07:10:20昔からこういう調査スタイルをとり、何度も同じ場所を訪れているので、被災地との関わりが10年以上になるだろうと考えるのは、自分にとってはごく自然なこと。そういう経験や意識をリピーター向けに何かしら共有できないかな、とは思う。例えば主催側の祭のやり方と訪問側のボラ・観光客の関係などで
2013-07-11 07:18:17数年後の津波被災地は、姿形はどうあれ、平常化するだろう。その時、一定のリピーターがいない地域は、年に一度の祭りの時ぐらいしか外部から客は来ないようにもなるだろう。震災の記憶継承、防災意識向上、地域親睦を兼ねた、新しいスタイルの祭りを域外者も交えて行うのも一つの方法かもしれない。
2013-07-11 07:53:31お祭の規模と形式は、大体、当事者と観光客の比率で分類できそう。観光客数十万人を動員する祭でも、神事関係者はごく少数だったりする。一方、当事者だけで閉じた小規模なお祭もある。現代的な各種イベントもお祭と見なせば、これは中間くらいの規模。被災地で新しいお祭となると、やはり中間規模かな
2013-07-11 08:55:33遠い理想かもしれないが、最終的な被災地の復興の達成は、住民の精神的安寧にあると思う。それを象徴するのがお祭であれば、なお良いのではないか。津波で亡くなられた方もきっとそのお祭を楽しめる、そんな気持ちを皆が持てるようになるお祭が、理想なのかもしれない。
2013-07-11 09:01:43頂いたコメント①
そうです。そうです。まさに木曽福島ですね。日本でも一番罰当たりではないかと思ってしまうようなwお祭りですね。 RT @glasscatfish: @ke_1sato 神輿を転がして壊す祭りは、そのあたりでしたっけ?学生の頃、木曽福島で見たような記憶が。
2013-07-11 07:39:32私もこの神社はカーナビで位置を確認しただけでした。なるほど、こういう所でしたか。 RT @IichiroJingu: @ke_1sato @glasscatfish ここ、神社の名前も変わってますね。水無神社で「すいむ」とは。http://t.co/lmvTE6VxMU
2013-07-11 08:05:49意気込みが違いますね。ただ、休みが取りやすいように、今年から日程が週末になったんです。 RT @glasscatfish: 藪原祭りは特に神輿を転がすわけではないんですねw なんか、このブログを見て、祭りの前の感じが懐かしいです。 http://t.co/E5NyjbP5Fj
2013-07-11 08:08:42やはり全国的にそうなのでしょうね。祭の準備や後片付けに、数日間も仕事を休めないという現実が厳しいとのことです RT @glasscatfish: うちの実家のあたりの奉燈まつり(キリコまつり)や枠旗祭りも、のき並み週末になってるみたいです。漁港の石崎の祭りだけは別格みたいですが。
2013-07-11 08:34:33@ke_1sato じゃぶじゃぶ池の寄付集めで思ったんですが、復興だけでなく地方の祭りや伝統の存続に寄付して、その祭りを見に行く、っていう支援というか遊び方はいいんじゃないかと思いました。 能登だと、寄付してくれた人の名前を神社や神輿、キリコや枠旗に半紙で貼り出してました。
2013-07-11 08:37:14それはいいアイディアだと思います。参加型観光という形になるかもしれませんね。 RT @glasscatfish: じゃぶじゃぶ池の寄付集めで思ったんですが、復興だけでなく地方の祭りや伝統の存続に寄付して、その祭りを見に行く、っていう支援というか遊び方はいいんじゃないかと
2013-07-11 08:41:34いいですね (^_^) RT @glasscatfish: @ke_1sato ありがとうございます。 実際は立身出世した地元出身者からの寄付、なんてのは昔からあるんでしょうが仕組みにはなってないでしょうね。 というわけで、この夏は南相馬にじゃぶじゃぶ池を見に行こうかとw
2013-07-11 09:29:03頂いたコメント②
ヘリテージ(廃墟観光)や他のオンパク主催者から,ツアー人数が集まらないのでお客さんを集めて欲しいとよく依頼が来る。ヘリテージやオンパクが「自分の個人的な趣味を他人に1日つき合わせる」という所から一歩も二歩も進んでコンテンツの絞り込みや参加者満足度にも考慮しないと何も変わらないよ。
2013-07-11 08:39:36そうなってくれると良いですね (^_^) RT @JPN_LISA: 地元祭りの廃止、休止は震災以前からどこの集落でも抱えていた問題なので、これを契機に祭りの大切さを見直す事にもなりますね。RT @ke_1sato: それはいいアイディアだと思います
2013-07-11 10:50:43@ke_1sato 地域の祭りの消失、休止について。私が伊豆の着地型観光に着手した10年ほど前からありました。高齢化、後継者不足、人口流出が主な原因。その中で、近年は祭り復古の機運もあります。「どんと焼き」を復刻させたのもその一例ですね。震災後はますます関心が高まっています。
2013-07-11 11:20:42明日から行く木祖村の祭でも、当日参加可能な御輿の担ぎ手枠も出来ました。観光客も参加できるタイプですね。 RT @JPN_LISA: 地域の祭りの消失、休止について。私が伊豆の着地型観光に着手した10年ほど前からありました。高齢化、後継者不足、人口流出が主な原因
2013-07-11 11:23:51この10年ぐらいで、さらに状況は変わっていくでしょうね。存続か廃止を考えて RT @JPN_LISA: 集落の祭りの中には外部者が関われない厳格な禁忌があるものもあり、敷居が高いと思われがちですが、参加型祭りはいいですよね。 RT @ke_1sato: 明日から行く木祖村の祭でも
2013-07-11 11:46:32厳格な神事は別として、神輿を一緒に担いだり、村の振る舞い酒や餅を貰うというのは「同じ釜の飯を食う」行為に繋がるので、伝統を守りながら観光客が加わる祭りの存続もありかと思います。RT @ke_1sato: この10年ぐらいで、さらに状況は変わっていくでしょうね。存続か廃止を考えて
2013-07-11 12:00:27@ke_1sato 既存の祭りの存続、復刻だけではなく、新しい祭りの創設もありかなと思います。女川町が貞観・慶長と今般の大津波を後世に伝える新たな年中行事「津波伝承女川復幸男」を創設しましたね。災害、飢饉、疫病を契機に興った多くの祭りの原点だと思います。
2013-07-11 12:06:37あとは現代的な意義として、復興に当たった人たちへの感謝という面もあると完璧でしょうね RT @JPN_LISA: @ke_1sato 既存の祭りの存続、復刻だけではなく、新しい祭りの創設もありかなと思います。女川町が貞観・慶長と今般の大津波を後世に伝える新たな年中行事
2013-07-11 12:15:00