北海道南西沖地震から20年(mixi朝の歳時記風日記 7月12日(金)更新分本文のみ抜粋)
- minna_no_kinop
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2.当時私は小学5年生で、地震が発生した当時のニュースは全く見た覚えがありませんが、YouTubeなどの動画サイトで当時の映像を改めて見直し、さらにいろいろな情報を知って、この地震は大変社会に衝撃を与えた地震であったことが分かってまいりました。
2013-07-12 20:02:003.北海道南西沖地震が発生したのは、夜の10:17(22:17)。函館や室蘭など北海道南西部の広い範囲で強い揺れを観測しました。
2013-07-12 20:03:174.最初に入ってきた情報は「北海道の寿都(すっつ)と江差(えさし)で震度5」という情報。(写真 (C)NHK) http://t.co/qYMXQKd9Iq
2013-07-12 20:04:525.さらに地震発生から5分後、気象庁は北海道の日本海沿岸に大津波警報、同太平洋沿岸と東北の一部海岸に津波警報、オホーツク海沿岸に津波注意報を発表し、発表から2分後にNHKから警報発令が伝えられました(写真)。 http://t.co/SnP4TbouEd
2013-07-12 20:06:106.ところが、この時点で既に奥尻島には津波の第1波が到達しており、津波に流されてしまった人もいたようです。当時、奥尻島は震度計や緊急時の連絡システムが全くの不備か不完全の状態で、奥尻島で甚大な被害が出ている事が伝わったのは地震発生から少し時間がかかりました。
2013-07-12 20:07:097.さらに夜に地震が発生したことで、停電の起こった地域ではなにがなんだか分からず、被害の詳細は夜が明けてから一段と深刻さを増す形となりました。
2013-07-12 20:07:588.結局、この地震で奥尻島では最大16.8m(初松前地区)の大津波を観測し、島の南部に突き出て三方が海に囲まれていた青苗地区では、島を回り込んだ津波に加え北海道本土から反射した津波も襲来し、地区世帯数504に対し400棟が全壊或は流出し、壊滅状態に陥りました。
2013-07-12 20:08:5010.北海道南西沖地震のちょうど10年前には、秋田県沖を震源とするマグニチュード7.7の大地震(日本海中部地震)が発生しており、「日本海でも津波は起こる」という意識はそこそこ根付いており、早めに避難をした人もいたようです。
2013-07-12 20:09:5011.しかし一方で、日本海中部地震では地震発生から津波が到達するまでに7分程度の余裕があったため、余裕を見込んで自動車で逃げようとした結果、渋滞にあい津波に巻き込まれたというケースもあったそうです。
2013-07-12 20:10:2612.北海道南西沖地震では、震源が奥尻島のすぐ近くだったために、揺れから1~2分(つまり場所によっては揺れが収まらないうち)で津波が到達したため、比較的迅速だった報道も間に合わなかった結果となりました。
2013-07-12 20:11:3813.この地震を機に、奥尻島に震度計が設置され、報道のさらなるスピード化をはかるとともに、技術には限界があるという現実をつきつけられた形となったため「海岸付近にいて揺れを感じたら、警報が出るかどうかを確認する間もなく、すぐ高台に逃げること」が重要項目となりました。
2013-07-12 20:12:2114.日本では東海・東南海・南海の3地震に特に警戒感が高まっていますが、それを嘲笑うかのように東北の太平洋沖でマグニチュード9.0という巨大地震(東日本大震災の原因となった地震)が起こりました。また、海底には未知の活断層がたくさん存在すると言われています。
2013-07-12 20:12:5315.海岸付近にお住まいの方は、常日頃から地震と津波には万全の対策をとっておきましょう。(了 YouTube 北海道南西沖地震 大津波警報‐ニコニコ動画(原宿) http://t.co/WL3DbJPHjU
2013-07-12 20:13:36