平成狸合戦ぽんぽこ 革命篇
ぽんぽこは反動アニメ云々とか、ゴン太は革命家として云々というツイートが凄いRTされているのですけどね、危ない人とまた誤解されないか心配ですよ。
2013-07-12 23:34:17『平成狸合戦ぽんぽこ』は、何度観ても「俺達も若い頃は社会を変えようとマルクスに傾倒して学生運動とかやったけど、結局頓挫したので今は勤め人になってそれなりに出世して結局社会の支配者の側になりました。あの頃は良かったわぁ」という団塊オヤジ達の郷愁をタヌキで喩えたようにしか見えない
2013-07-12 21:32:13ぶっ殺してんだよね、普通の、ただの何も知らない工事夫 しかもギャグ混じりで茶化しながら葬式ごっこ。しかもそのまま爆笑してお祝い。
2013-07-12 21:35:09うん、今マジ引いた RT @hiranokohta: ぶっ殺してんだよね、普通の、ただの何も知らない工事夫 しかもギャグ混じりで茶化しながら葬式ごっこ。しかもそのまま爆笑してお祝い。
2013-07-12 21:37:00非対称戦においては、古来、補給と戦略目標の秘匿が問題となる。なぜならば戦争が持続するのに比例して戦域住民からの協力の必要性が増大するのに対し、時間的・空間的に拡大するのに比例して企図を秘匿することが困難となるためである。
2013-07-12 21:44:49要は、ゲリラ戦はバレないようにここぞという場面だけを選んで戦い、うまく行ったからと言って調子に乗っちゃならんという話だわな。ニュースになんかなっちゃったらもうその戦線は失敗してる。ニュースを喜んでるようじゃ、それはテロだ。
2013-07-12 21:50:46@hiranokohta 事業主体内部の利害対立を煽ったり、工事受注会社を作って落札した工事をやらずに会社潰したりですな。
2013-07-12 21:58:07@hiranokohta @tera1062480 やってることはゲリラというより、むしろシーシェパードに近いと・・・
2013-07-12 21:54:02@uso0655 @hiranokohta テロは、被害者対加害者という構図を如何に演出するかがポイントですので、テロでやるなら被害者である狸の生活と加害者である開発の暴力の対比を強調し、またそれを周知する報道機関を味方に付ける必要があります。
2013-07-12 22:03:342週連続多摩丘陵物語。前週に開発の結果建てられた団地・住宅街で育まれる可愛らしい恋愛が描かれたと思ったら、翌週ではその場を形成している人間の業みたいなものを突きつけられるという…。そういう点において「耳をすませば」と「平成狸合戦ぽんぽこ」はなかなか良い組み合わせだと思う。
2013-07-12 21:12:50言うまでもなく、この作品は反資本主義的(自然対人間)な要素があって、たぬきに第三者視点から人間界を見せることで人間界をカリカチュアライズしている。しかし、そのたぬきは高畑勲のリアリズムがのっかったもう一つの人間。僕らがこの映画のたぬきを笑うとき、実際には人間を笑っているのだ。
2013-07-12 21:20:18古典的左翼が「マクドナルドのハンバーガー食べたい!」と資本主義に負ける(坂口安吾の堕落論的な意味での堕落)のが大好き。また「お祓い」というのがいかにも人間本位の欺瞞であるというのを暴いていたり…。テロを肯定する極左が穏健派によって抑制される様子とか、いちいち批評的なんですよね…。
2013-07-12 21:56:25当初の目的(開発中止)が、人間のびびる様子を見て満足してしまうという描写は、まさに古市憲寿さんの「希望難民ご一行様」で描かれていたピースボートの人々とかぶる。平和の実現という途方もなく非現実的な目的が冷却され、その共同体の楽しさが目的化されるように変化してしまうという。
2013-07-12 22:00:06「フジテレビ嫌韓デモ」を思い出す。デモを牽引したリーダーがことごとくそのデモの中で恋人を見つけ、デモを辞めてしまうというお話。つまり、政治活動のお題目なんて何でもよくって、結局そこで得られる快感が目的で、しかもそれは最も陳腐な承認欲求である恋愛で代替できるものだったという…。
2013-07-12 22:12:34さっきから僕はぽんぽこ(たぬきの物語)を見つつも、ずっと人間の政治の話ばかりしているのだけど、改めて見るに「ぽんぽこ」はスタジオジブリで一番人間的で、しかも批評的な映画だと思う。なんとも哀れで滑稽で…。説教臭いって意見が散見されるけど、まあ、そういう感想があるもわかるなあ…。
2013-07-12 22:29:21さすがは東大仏文科卒業のインテリ左翼の映画だよなあと改めて思う。ぽんぽこは、民衆の反乱・革命が失敗し、権力に敗北する映画ですよ。人々がかつて抱いた理想が潰える様を克明に描いている。狐が語るのは「資本主義の中でなんとか居場所を見つけた方が幸せになれるよ」という哀しい言葉。
2013-07-12 22:52:04いやー、この「お前らが追い込んで俺たちを殺したんだ」と散々見せつけておいて「それでも俺達は生きてるんだぜ」と語る感じ、好きです。気持ち悪い話だけど、これすげーわかるんだよなあ。僕は資本主義的な権力はもちろん「搾取された弱者かわいそう論」にも苛立ってしまうわけで、多分そういうこと。
2013-07-12 23:34:17『ぽんぽこ』直後に宮崎駿先生は「あんな社会党の公式見解みたいな映画」と毒づきました。インタビューの際この耳で聞きましたから確かです。
2013-07-12 21:41:42