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睦月型:峯風型や神風型の流れを汲む後継艦で、イギリス駆逐艦の模倣から脱却した峯風型のグループの最後の艦型。大正12年度艦艇補充計画で12隻が建造。凌波性が向上したのと日本初の61cm魚雷をこれまた初の3連装発射管を搭載したのです
2013-07-13 21:00:46吹雪型:ワシントン条約で主力艦保有mに制限がかかったために規制対象外の補助艦艇を整備、強化することに。睦月型も当時としては高性能な重武装艦だったけど、軍令部は「もっと強い駆逐艦が欲しい」と駄々をこねて速力37kt・127mm砲6門・61cm魚雷発射管9射線の駆逐艦を欲しがったです
2013-07-13 21:06:51夕張さんのデータを元に徹底的な軽量化に挑戦、後部主砲を背負い式に配置するなどで図面より重くなったけど、1700t以下に重量を抑え、軍令部のわがままを実現したのです。吹雪型は後の日本海軍駆逐艦の基本形になったんだよぉ
2013-07-13 21:11:34初春型:ロンドン海軍軍縮会議の結果、駆逐艦には、「1500トンを超える艦は、合計排水量の16パーセントまで」という制限を受けて吹雪型の増産が不可能になったです。そこで、(1,680トン)より約200トン小さい1,400トンの船体に特型に準ずる性能を持った艦の建造を進めることに…
2013-07-13 21:15:42元は無茶苦茶な要望なんだけど、吹雪型を作ったときの技術を生かして小型化に成功したです。主砲は前部:連装1基 後部連装2基 計6門から前部:連装、単装各1基、後部:連装1基 計5門に変更。機関も暁ちゃんたち特Ⅲ型が搭載していた軽量化されたものを搭載して軽量化に努めたですぅ
2013-07-13 21:21:19でも、よく見てみると船の上に載っている主砲や魚雷の数はほどんど変わってないのに船体は小型化。水線下にある機関は今までのより軽くなったのです。つまり艦の重心が今までより上になって左右の安定性が悪化したです。これによって12隻建造予定だったのに6隻で打ち切られちゃったんだぁ
2013-07-13 21:27:03白露型:初春型で無理をしまくったことを反省。また、設計段階で起きた第四艦隊事件の教訓を取り入れて安定性、船体強度に気をつけた構造になったです。また、海軍初の四連装魚雷発射管を2基装備、開戦前には九〇式空気魚雷から九三式酸素魚雷が搭載できるように改造されてるですぅ
2013-07-13 21:33:01ちなみに、初春、白露型は両方とも1500tの制限をオーバーしてるです。でも、それは外国には秘密にされてたです。また、軍令部はこの排水量では満足できる性能を持った駆逐艦は作れないと判断、建造を10隻で中止してより大型の朝潮型の建造に着手するです
2013-07-13 21:36:29朝潮型:条約の規制範囲内で満足できる駆逐艦の建造は出来ないと判断した軍令部は、条約破棄とあわせて排水量およそ2000tの大型駆逐艦の建造に着手したです。大きさそのものと武装は特型とあまり変わらないことから、いかに船体強度を確保してるかが分かるですぅ
2013-07-13 21:43:24武装は12.7cm砲連装3基6門(前部1、後部2)、61cm四連装魚雷発射管2基8門となってるですぅ。ちなみにこの武装配置は陽炎型と同じ配置で、これ以降建造された駆逐艦の雛形になったといえるです。また、艦内電源を直流から交流に変更したことも大きな特徴ですぅ
2013-07-13 21:47:19また、船体の大型化で速力と航続距離が低下(計画は34.85ノット、4,000カイリ。実際は35.98ノット、18ノットで5,190カイリ)したことに対して海軍は文句をぶーぶー垂れているですぅ。実際はこれでも満足いく性能なんだけどねぇ…。最終的に朝潮型は10隻建造されたです
2013-07-13 21:52:08陽炎型駆逐艦:朝潮型でも満足の行かなかった海軍の要求をうけ、マル3計画で建造された15隻の駆逐艦。武装は朝潮型とほぼ同等だが航続距離が伸びている。 朝潮型の強化発展型と言え、艦隊駆逐艦の集大成的存在。
2013-07-13 23:38:30建造されたのは15隻だが、予算承認は18隻。余分の3隻分は大和型の予算を確保するためのダミー。 天津風の機関は島風の罐の試作品を搭載している。艦隊戦の能力に長けるが、防御や対潜能力に劣る。
2013-07-13 23:41:16夕雲型:陽炎型の改良型であり武装は同等だが船体形状の変更等で35ノットを安定して発揮できるようにした(陽炎型は一部発揮できない艦があった)。 艦橋構造物が末広がりな形状なのが陽炎型との差異。
2013-07-13 23:43:49戦時下の建造のため新造時から電探装備していたり、機銃増備していたりと変化に富む。 なお、陽炎型と夕雲型は併せて38隻が建造されたが、生き残ったのは雪風ただ一艦のみである。 書類類別上は陽炎型と同じ「甲型」として扱われる。
2013-07-13 23:48:38秋月型:艦隊戦ではなく、防空戦闘用として開発した駆逐艦。書類分類上は「乙型」。 軍の要求をあれこれ組み込んだ結果、夕張型軽巡とほぼ同等の排水量を持つに至った。 最大の特徴は65口径98式長10センチ砲の搭載にある。従来の12.7センチ高角砲を上回る性能を持つ。
2013-07-13 23:57:40ちなみに主力の10センチ砲は高性能だが複雑で量産向きではなかったので本型以外で装備したのは空母大鳳と軽巡大淀のみ。 戦時建造型なので8番艦「冬月」以降は船体各所の曲線形状を直線的なものにしている。 防空駆逐艦だが、水雷戦隊旗艦として使われることもあった。
2013-07-14 00:02:53島風型:みんな大好き?高速駆逐艦。書類分類上は「丙型」 艦隊戦駆逐艦の最高峰を目指して開発された重武装・高速力の駆逐艦。 零式5連装魚雷発射管は本型のために開発されたものでこれを3基15門備える。 もちろん、日本駆逐艦最大の魚雷積載量である。
2013-07-14 00:07:11