双子ジョンディク

子どもの頃に感覚共有してた双子ジョンディク。 ディク→ジョン。 シャロジョン。 ギラディク。
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⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

胸元を癖のある『髪』がくすぐると突起に痛みが走り背中を丸める。敏感になった突起を慰めるように慰めるような『舌』の動きが、そこから甘い痺れを広げていく。『舌』の動きと違って『手』は性急に股間を揉みしだいてくる。痛い、が俺のものとは違う流れ込んでくる感情がその動きも愛しいと許容する。

2013-07-13 12:54:44
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

耳にはねっとりと熱く濡れた何かが這う。手で押さえつけて強く擦って痛みでごまかしながら蓋をしたままの便器に腰を下ろす。座りたくはないが何がこびりついているか分からない床に崩れるよりはマシだ。体の表面を這う『大きな手』に息が上がる。

2013-07-13 12:35:18
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

それより、仕事より、もう一つの問題より、今はもっと苛立つ問題がある。「ッ…」体を撫でられる『感覚』にギクリと硬直してしまう。慌てて辺りを見渡すと用意されたかのようにポツリと公衆トイレがあった。慌てて駆け込む、ひどい臭いだがそんなことは構ってられない、

2013-07-13 12:28:21
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

深夜、仕事が終わり適当なところでファビアンに車を停めさせて岐路につく。最近は政府からの仕事を受けていて、この俺がこき使われている。それだけならまだ許容してやれないこともないが、今の仕事で抱えている問題がもう一つあったりする。が、これは仕事が全て終わればカタがつく。

2013-07-13 12:16:27
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

現在、ディクソンは殺し屋をしている。いろんな仕事をして流れに流れてこの仕事が一番しっくりきた。ジョンが人の命を救い、自分は奪っている。皮肉屋もここまでくると誰かに称賛してほしいくらいだ。

2013-07-13 12:08:17
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

仕事に支障も出たが、それでもディクソンはジョンに一度も文句を言ったことはなかった。自分が石をぶつけられた時にジョンが責めなかったように。

2013-07-13 12:01:45
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

高揚しているときには強く感じられるらしく、軍医になると言ってジョンが戦場にいたころはしばしが体に痛みが走った。ジョンが退役して、片足が上手く動かなくなった時にはディクソンも片足の足首から先が言うことをきかなくて不自由した。

2013-07-13 11:56:03
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

自分が傷ついてもジョンに痛みはないんだって思って安心した。それから現在、ジョンとは度々連絡を取り合っている。場所が離れているからなのか、歳をとったからなのか、ディクソンの身体にもジョンからの感覚は昔より大分薄れていっていたが、どうやらジョンの気分が

2013-07-13 11:50:57
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

その頃からジョンは感覚の共有が薄れていくのに気づいて、ディクソンもそうなの?って聞くと、そうみたいだって言うから、大人になっていくとなくなるものなんだなって自己解決した。でも実はディクソンの方へはつながったままで、ジョンに言われてショックだったけど、

2013-07-13 11:45:07
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

強くならなくてはと思った。僕をいじめようなんて思わないくらいに、誰もが僕に一目置くような、畏怖するような、ジョンの為に強く。どんな奴もジョンを傷つけさせない。ジョン。ジョン。たった一人の、僕の…俺の――

2013-07-13 11:33:28
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

ディクソンが石をぶつけられていたい場所はジョンにも痛みが走る。その逆もまた然り。ジョンが来ればいじめっ子は悪かったと去っていく。自分の前に立つジョンが自分の怪我と同じ場所をおさえながらも微笑みながら振り返る。もう大丈夫だよ。

2013-07-13 11:24:34
⚠︎スミス⚠︎ @_SmithS

双子ジョンディク妄想を一つ。利発でよく話すジョンと内向的で憎まれ口ばかりのディクソン。顔は一緒なのに全然違う子ねってよく言われていて、それでも二人は一つだった。感覚を共有していて、離れた場所にいてディクソンがいじめられていたらすぐにジョンがかけつけてきてた。

2013-07-13 11:17:16