いち共産党員としての参議院議員通常選挙　考察　(mixi朝の歳時記風日記7月22日更新分本文抜粋)

MINNA NO KinoP＠とほほ会 @minna_no_kinop

１．昨日の「スーパーサンデー」、皆さんは結果に何を感じましたでしょうか? 景気対策、憲法の行方、ＴＰＰはどうなるか、原発は再稼働するのか、といったいろいろな思いが巡っている事と思います。

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２．今回の選挙は、私としましては「国民は自民党・公明党を支持した」とは全く思っていません。逆に「民主党にはうんざりした」という形が顕れたと見ています。

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３．その証拠に、兵庫では民主党に代わって維新の会、東京、大阪、京都では共産党、埼玉ではみんなの党の候補者がそれぞれ当選し、実質上「野党が交代」した形となりました。

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４．また、投票率も過去最低とまでは行かずとも、5割強程度の低水準であり、半数近くの有権者がどこへ投じるべきか最後まで判断できず、棄権してしまった形になりました。

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５．ただ、一方で期日前投票は過去最高の投票率を記録したそうで、選挙への関心が薄くなっているわけでもなさそうです。 それよりも低投票率に私が懸念しているのは「投票に行きたくとも行けない状況に侵されている有権者がたくさんいらっしゃるのではないか?」という事です。

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６．例えば、大学に通うために下宿し、住まいを変えたものの住民票を移さなかったために、選挙へ行くには故郷へとんぼ返りをしなければならないという話を聞きます。

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７．また、仕事が忙し過ぎるために新聞やネットなどから情報収集する事ができず、何もできなかった、という方も少なくなかったように思います。

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８．最も深刻と思えるのが、近年になって注目されている「ブラック企業」で働く人たちです。彼らは法外な勤務時間や勤務内容を突き付けられているために、選挙どころか家に帰る事さえできず、まさに文字通り「会社に縛られている」場合が多くあります。

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９．そのような方々こそ、投票に行って国を変えたいという気持ちがあった可能性は大いにあると思います。ところが会社が投票へ行かせてくれない、まさに八方塞がりです。

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10．しかしながら、この選挙では初めて解禁されたネット選挙が功を奏したのか、ブラック企業問題を国会で大きく取り上げた日本共産党が躍進し、非改選を含み6議席から11議席になりました。

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11．これはもちろん自民・公明の議席の10分の1にも満たない小さい数ですが、共産党の強みに「政党助成金、企業・団体献金を一切受け取らず、国民からの募金のみで運営している」という点があり、

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12．このためにブラック企業を躊躇なく名指しで批判できることから一部の週刊誌から「共産党の10議席は、他の野党の数十議席以上の破壊力がある」と評価されています。

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13．最後は共産党員としての手前味噌になってしまいましたが、なんにせよ本番はこれからです。当選したからには責任と使命感を持ち、日本をより善い方向へ導いて頂きたいものです。 (了