アイドル現場レポについての私見

アイドル現場レポとは地方・在宅との絆でもある http://togetter.com/li/537590 へのまとめ人の私見です。長くなってバランスが悪いので分けました。
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端的に言うと

「現場のみんなー!オラにちょっとだけレポをくれー!」

で「個人の記憶」から「みんなの記録」にしておくと出演者もスタッフもファンもハッピーになれるかもよって事なんですけどね。

まとめ人の私見

テム @tem_fsEdwxWAc

そろそろ現場レポの私見を。まず、最初にいつも現場レポあげてくださる方々に感謝を。たまに(この人どうやって公演中にあげてるんだろう…?)という方もいらっしゃいますがw

2013-07-23 10:54:27
テム @tem_fsEdwxWAc

私のポジションは「若者が見たい舞台やコンサートなどなかなか来ない田舎育ち→関東へ行って満喫・各種レポ→今さびしい田舎戻りでレポ待ちの身」です。なので、「ライブに簡単に参加できる人」と「ライブに簡単には参加できない人」の視点は分かるつもりです。

2013-07-23 10:56:36
テム @tem_fsEdwxWAc

次に私のこの話の中での『レポ』というものの言葉の定義です。「ものっすごい詳細なセットリストやMCの内容をつぶさに書いたもの」をイメージする方が多いと思いますが、私はそうは思ってなくて「○○ちゃんが可愛かったー!」「今日着てた衣装は△△のだった」で十分『レポ』だと思ってます。

2013-07-23 10:59:22

補足
『レポ』(感想)は一言でもいいし自分のしたい方法でいい。
『レポしろ!自分が楽しむことより他の人に報告する視点で見ろ!」
なんて話ではない。

テム @tem_fsEdwxWAc

で、そういった「『レポ』が何を目的とするか」というのは当然人それぞれだと思います。明確な意図を持ってやるのは運営が「売れるため」にやることで、参加者の一人一人は「もっと多くの人に知ってもらいたい」「感情の発露昇華」「今日行った記録」「アフィで稼ぐ」「アンチ活動」いろいろでしょう

2013-07-23 11:03:14
テム @tem_fsEdwxWAc

多くの人は大げさなものではなく「会場にいた感動を共感したい」というものだと思います。ライブ・アイドル現場だと考えるからなんか運営がーとかアイドルがーという意識に行きがちですが、映画見て感想をツイートするのに「配給会社がー」「監督がー」なんて視線で書く人はたぶんあまりいないでしょう

2013-07-23 11:07:10
テム @tem_fsEdwxWAc

で、映画とライブの決定的な違いは何かと言うと「映画はカメラによって切り取られた映像しかない」が「ライブは席によって見えるもの・聞こえるもの・感じるものは全く違う」と言うことです。最前センターゼロズレと3階席最後方は当然違う。最前だって左端と右端では全く違う訳です。

2013-07-23 11:09:50
テム @tem_fsEdwxWAc

配信映像による記録でライブを残そうとしても、カメラの数をどんなに増やしたって「空間そのものを記録に残すことは出来ない」。カメラというものは常に切り取ったものしか残らないからです。音声だってマイクに入らないものは残らない。端席にいて「ソデでトラブル対応してるのが聞こえた」とかね。

2013-07-23 11:13:20
テム @tem_fsEdwxWAc

そういう「記録の精度」を上げていくことで現場・出演者の魅力を伝えていく=活動の気力・財力を助けていくことが過当競争の状況の中では必要なのかなと思います。それは、前述のように「一人ががっつり長文レポする」スタイルもあれば「今日のMCで○○ちゃんの表情が面白かった!」だけでもいい。

2013-07-23 11:15:50
テム @tem_fsEdwxWAc

「記録の精度」はたとえば一人一人は一言ツイでも100人が100の視点でツイしてればより実像に近づいていくと思います。「解像度が高まっていく」とか「平面情報から立体情報になっていく」「抜けているドットが埋まっていく」というイメージでしょうか。

2013-07-23 11:20:43
テム @tem_fsEdwxWAc

ツイッターとアフィブログの時代ですので、とかく「刺激的なスレタイ」と「面白画像」で「ネガティブな話題」だけが面白がって広まる傾向にありますので、バランスという意味でいい話を知ってもらいたい人はそれなりにいた方がいいんだろうなと思いますし、時代がLINEに移行しているのも注目点です

2013-07-23 11:22:44
テム @tem_fsEdwxWAc

2ちゃんねる→ブログ→mixiなど→ツイッター・FBの時代まではまだ話題にしたい人は基本「他人も見られるメディア」を使わないと話題に出来なかったので、結果的に話題の拡散に寄与していた部分がありますが、LINEの時代になって「クローズドな環境」で話題になっても拡散は非常にしづらい…

2013-07-23 11:27:05
テム @tem_fsEdwxWAc

もちろん全ての人がいきなりLINEオンリーになる訳でもないですが、接触アイドル・認知要求・ファン同士での繋がり(好条件確保コミュニティ)・そしてよく問題となるアイドルとの直接関係を求める世代との親和性が高いのは状況としてあるだろうなと。(「LINEそのもの」の問題ではないですが)

2013-07-23 11:31:12

補足:
アイドルを独占したい
=「俺達だけでいい席独占したい・そのための打ち合わせがしたい」
 「『繋がり』たい・そのための餌が欲しい」
 というような欲求とクローズドメディアは相性がいいということ。

テム @tem_fsEdwxWAc

そういう状況の中で「もっと売りたい」「もっと多くの人に知ってもらいたい」と運営が考えたときにどうするのか、が今後の課題なのかなと思います。それが「配信を増やす」なのか「LINEでのイベントを開催する」なのか「レポーターを増やす」なのかは各スタッフの知恵の絞りどころでしょう。

2013-07-23 11:33:07
テム @tem_fsEdwxWAc

「配信をすると映像が売れなくなる・CDが売れなくなる」という考えるところもあるでしょうし、「配信することで宣伝になるから売れる」「商品には特典を付けて配信とは差別化して売る」「商品には次のイベントへの券をつける」という考え方も出来るでしょう。メディアや時代のせいにせずどう売るか。

2013-07-23 11:36:33
テム @tem_fsEdwxWAc

その姿勢を運営スタッフが早めに示せるところはファンも乗りやすいし、協力しやすいというのはあるでしょうね。そこを曖昧なままにしているとファンの方が対応できずにファン同士の見解の相違で敵視しあって不快な思いをして離脱していく…というのはあるんじゃないかと思います。

2013-07-23 11:38:07

補足:
「現場にすぐ行ける人」と「(めったに)行けない人」の熱量の差について。

「現場にすぐ行ける人」の「まずは現場に来いよ」「現場に来なきゃ始まらない」「だからレポは無意味ww」
という意見には
「じゃあチケット代出してくれます?」「休暇とる分、代わりに働いてくれます?」「遠征交通費出してくれます?」
というのが答でしかないんですね。
実際、大体のイベントは検索すると理由はさまざまですが「行きたいけど行けない」って人がいるんですよ。

「行きたくても行けない人はいる」(未来の客がいる)と考える方が「商売」として健全
そこに運営スタッフがどうサポートしていくか(開催場所?配信?レポート?回数?期間?)

ファンがどう互助していくかが「生き残り」の鍵だと思います。
「未来の客を考える必要はない」と考えるなら、あとは縮小していくだけですね。
あるいは縮小を待たずにある日突然別れの日がやってくる。

「生き残り」とはCDの売り上げ競争や運営資金だけではなく
「モチベーション」という意味の方が重要かと思います。
たとえば
「CDが100万枚売れてもコンサートしたら一人しか来ないしつまらなそうにしてる」人
「CDが100枚しか売れてないけどコンサートやれば100人きっちり来て楽しんでくれる」人
「CDが10枚しか売れてないけど11人お客さんが来ると困る会場でやってる」人
では考え方・モチベーション・売り方は(どれがいい悪いではなく)
出演者も運営スタッフもファンも違ってくるでしょう。
モチベーションが保てていれば「問題」も起きにくいはず。

「地方アイドル」「地下アイドル」を公共放送がネタにする時代なので
この辺がどう変わっていくかはまだまだ過渡期だと思いますが。
(あまちゃんブームのあとに遅れて立ち上がるのもあるだろうし)

テム @tem_fsEdwxWAc

もっと短くまとめるつもりが長くなってしまいましたが、ひとまずこの辺で。

2013-07-23 11:38:37