ドネルモ×アカツキ『ソンミサンマウル視察プロジェクト報告会』(2013年7月21日)
ドネルモ・山内氏「これまでに解散した事業としては、「自動車トゥレ」というカーシェアリング。ドイツまで視察に向かい、10世帯が車両2台でスタートしたが、数ヶ月で1車が廃車。さらには土日に使用が集中し、早々と解散した。」
2013-07-21 15:08:52ドネルモ・宮田氏「国内では初めての組合型自動車整備業所で、出資金1億1千万ウォンで出発したが、遠さで解散。そこまで事業計画をがっちし作るわけではなく開始。とにかくニーズと小さなシーズで、出資を行い、事業を開始できる文化がある。一方で、すぐに成果が出なければ解散する面も」
2013-07-21 15:09:19ドネルモ・山内氏「ソンミサンマウル以外には、初日にマウル共同体総合支援センター に視察した。様々な社会課題を解決するには、顔と顔が見える関係が重要であるという考えのもと、ソウル市長パク氏が公約「ソウルにソンミサンを15作る」と宣言し、センターが生まれた」
2013-07-21 15:09:53ドネルモ・山内氏「それにより、生まれたのがマウル共同体総合支援センターである。このセンターは企画書作成のお手伝いやノウハウの提供したり、人と人のハブとして機能している。昨年度は3500人が利用。」
2013-07-21 15:10:33ドネルモ・山内氏「センターのムン・チウンさんが重要にしているのは、一人ではなく、誰かと一緒に作り上げる能力を伝えること。利用者のひとりひとりが次は自分たちで始めることができることが重要であるという。エンパワーメント型の支援を行なっている。」
2013-07-21 15:10:38ドネルモ・山内氏「3日目は社会的企業GOOD TRAVELのナ・ヒョウさんの話を伺ってきた。韓国では「社会的企業」が盛り上がりを見せている。GOOD TRAVELは、フェア・トラベルを提供する。面白いのは、活動家から社会起業家になっていること。マウル支援センターのムンさんもそう」
2013-07-21 15:11:42ドネルモ・山内氏「最後に、ソンミサンマウル視察のまとめとして、ソンミサンマウルの住民は、まちのイメージを持っていないのではないかということ。町の住人が町のビジョンを持って活動しているわけではなく、人が集まってから、後に目的やマウルが生まれるという印象を受けた。」
2013-07-21 15:12:16ドネルモ・山内氏「マウルであるのは、「ゆるやかな「わたしたち」へ」という関係性や文化。そういった背景があるからこそ、日本語に置き換えるのではなく、「マウル」という言葉を使っている」
2013-07-21 15:14:56休憩時間も終わり、今からソンミサンマウル視察の映像を配信致します。Twitterでは映像流せませんが、後日配信予定です。お楽しみに!
2013-07-21 15:21:07映像配信を終えて、次にはシェアリングの時間になります。参加者の方々にもご協力いただき、三人一組で今日の感想や質問をお話頂いています。
2013-07-21 15:32:05参加者「先ほど地域通貨の話があった。日本でも地域通貨が横行した時期があったが、共同出資というあり方を選択に流れたことがある。ただ、その時の行政の捉え方は地域金融としての扱いだった。韓国では、行政からのサポートはあるか?また、ドイツの有名なシュタイナー教育との接点はあるか」
2013-07-21 15:53:31ドネルモ・宮田氏「ソンミサンマウルで使われている地域通貨は、福岡のもやいバンクというほどの大きいものではなく、個別のお店と契約して使われるような状態である。また、自助的協力システム(信用金庫)として、ソンミサン・ドンネ金庫がある。
2013-07-21 15:53:38ドネルモ・宮田氏「シュタイナー教育は、今回の視察ではフォロー出来ていない。学校は住民の対話で生まれてきたもので、そういった関係性の中で繋がりがあったかもしれない。
2013-07-21 15:53:57ドネルモ・山内氏「地域住民が自分たちの課題を言語化し、解決先を模索していく。さらに相談側が相談される側になるという新しいあり方が、日本で言う自治会とは違うところで「新しい地域活動」を生み出していけるのではないのか。現在は、それを実現するような企画を提案中である。」
2013-07-21 16:04:30アカツキ・永田氏「ソンミサンマウルで生まれているコレクティブなあり方を、いかに自分たちの文化を作っていくかということ。それがアカツキに広がり、社会に広がるということを考えている。既に行なっている「エンガワの夕げ」とも」
2013-07-21 16:04:36アカツキ・原口氏「誰かが教えてくれる、何かを教えてくれるというマインドで視察に向かったが、実践するに尽きることに気がついた。だからこそ、私たちが私たちから実践していくことが大切であると思う。」
2013-07-21 16:05:23アカツキ・宮田氏「ソンミサンマウルを視察行くだけであるならば、単に航空券を買っていけば良い。そうでなくて、協働プロジェクトで、支援をお願いしたのは、それにより繋がりが生まれ、関係性ができていくことも実は目的のひとつであった。」
2013-07-21 16:05:28ドネルモ・山内氏「自分たちが求めていることを維持するためにお金を出すという文化がある。日本で言えば、ニコニコ動画という文化もある」
2013-07-21 16:05:38