スバル・ナカジマについて語る

遠野あや @Aya_Tono

まだ私はスバル主役の劇場版があると信じている…！

遠野あや @Aya_Tono

スバル・ナカジマというネーミングの素晴しさだけで、小一時間は語れる気がする。

遠野あや @Aya_Tono

（自信ない

三月　秀嵐 @marchwind17

@Aya_Tono どうぞ。

改造土管人間 @ykitama_dowaoo

@Aya_Tono どうぞ。

遠野あや @Aya_Tono

@ykitama_dowaoo @marchwind17 いや、ネ、ネタバレがですね…

遠野あや @Aya_Tono

そもそもフェイトさんのテスタロッサなど自動車由来の名前が多いなのは。普通に考えて、スバルは富士重工業が由来だろうと。

遠野あや @Aya_Tono

富士重工業の前身は、中島飛行機。第二次大戦後に航空産業から手を引いたものの、大戦当時は、アジア最大の飛行機メーカー。

遠野あや @Aya_Tono

というわけで、スバル・ナカジマとなるわけだけれども、スバルのキャラ設定を考えると、非常に面白い。

遠野あや @Aya_Tono

まあ、最初から明らかにされているように、StSの主役（結果的に初期だけの主役）のスバルは、1、2作目の主役であるなのはに憧れているという設定になっている。

遠野あや @Aya_Tono

ところで、StSの変更点というか、改めて設定された中で、飛行魔法が限定的なもので、誰でも飛べるわけではないということになっている。そのため、スバルを初め、新キャラがほとんど飛べない。

遠野あや @Aya_Tono

飛べない新作主人公が飛べる旧作主人公を追いかけるという構図が初期のStSには含まれている。このあたりのことは、スバル自身が何度か触れているしね。

遠野あや @Aya_Tono

でと、ネーミングの由来である中島飛行機に戻ると、ご存知、というか、戦後の日本はGHQによって航空機の生産や研究を禁止される。そのため、航空機で培ったノウハウを活かすために、これらの会社は自動車産業に転換することになる。

遠野あや @Aya_Tono

例えば、同じ中島飛行機が前身のプリンス。スカイラインを開発したことでも有名な会社だが、これは後に日産に吸収される。

遠野あや @Aya_Tono

ちなみに海外でもBMW始め、航空産業から自動車への転換は少なくない。これは流体力学なんかもそうだけれども、やはりエンジンだろう。

遠野あや @Aya_Tono

まあ、アルミの加工技術であるとかも関係しているんだけれども。それは置いといて。

遠野あや @Aya_Tono

要するに、スバルという自動車会社は、飛行機という空を飛ぶ存在に由来を持っている。そして、それはそもそもが戦後におけるGHQの指示の元で空を飛ぶことを禁止されたという歴史がある。

遠野あや @Aya_Tono

でと、戻れば、だいたいこのあたりの会社としてのスバルの来歴というのは、面白く、前作までの主人公としてのなのはさんと、今作からの主人公のスバルの関係と符合する。

遠野あや @Aya_Tono

えー、詳細は略すとして、スバルというキャラの根っこは、あくまでなのはさん。これは全編を通じて繰り返されるし、例えば同じ「ディバインバスター」を使うとかいう形で自分自身で明示している。

遠野あや @Aya_Tono

ただ、スバルは空を飛ぶものではないと。絶対に空を飛ぶことはできない（このあたりの設定はなんか紆余曲折してるのかわからない。訓練してもできないのかどうなのか）。

遠野あや @Aya_Tono

だから、物語としては空から始って、空とは違う道を見つけて進むという流れにらざるをえないのだけれど、そうした物語の根本的なラインが「スバル」と「ナカジマ」という言葉を二つ並べるだけではっきりとわかる。

遠野あや @Aya_Tono

非常にすっきりとしていて、物語の中心として、物語の意味をなによりも語る主人公の名前。とても素晴しい。

遠野あや @Aya_Tono

小一時間、無理だった……

遠野あや @Aya_Tono

うう。マツダの歴史とBMWの歴史含めて回れば、もうちょっとは長引かせられる気がするが…

遠野あや @Aya_Tono

いや、でもね、本当にスバルもナカジマも平凡ではあるんだけれど、この二つが繋がるだけで、この人を主人公としたストーリーラインがはっきりわかるんだ。戦後、空を飛べなくなって、その技術を自動車という形で見せつけた技術屋たちとも重なって、本当にいいの。