【ニンジャの二次創作なのでございます】「ストレイ・ストレイト・スモトリ」#3
- simanezumi88_n
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(TLが私のツイートで埋まる可能性は実際高いです。煩わしく感じられたならリムーブ、ミュート等をお願いいたします)
2013-07-30 23:18:56(ちなみに過去のエピソードンはこちら。 #1:http://t.co/abGKdx96dw #2:http://t.co/Tghl9yp1VX )
2013-07-30 23:19:32陰鬱な重金属酸性雨の降りしきるネオサイタマはリョウゴク・コロシアム。いつ果てるかも分からない陰鬱な雲に陰鬱な雨の夜。 2
2013-07-30 23:21:25不吉な色合いを帯びたオオキの唇が開く。「今日もきっちり負けな。きっちりと役割に従ってオヤブンに尽くすんだな」「オオキ=サン、俺怖いです…」「アアッ?」 3
2013-07-30 23:23:29今宵の対戦相手はゴッドハンド…。新進気鋭の連勝中のスモトリである。体格は6フィートほど、平凡な体格だ。無論、マルダイズより一回り以上は小さい。 4
2013-07-30 23:25:33しかし、遠目に見たゴッドハンドの得体の知れないオーラが彼を竦ませた。「俺…、たぶん殺されます…」「そうか。それで?今更逃げようってんじゃねぇぞ」 5
2013-07-30 23:27:42「なんとかならないんですか…、俺も利益上げてるじゃないですか」「全然大した金額じゃねぇ。殺される前にマイッタすればいいじゃねぇか。そしてまた次に備えりゃいい」 6
2013-07-30 23:29:47「きっとマイッタしている間にアイツに殺されます…」「いいからさっさと支度しな。死んだら許さねぇ」「ハイ……」 7
2013-07-30 23:31:49オオキは如何に長く利益を得れるかを考慮する合理的人物であり、マルダイズは結局ハリモグラ・ヤクザクラン利益還元システムの手駒の一つに過ぎなかった。使えなければ次の生贄へ。 8
2013-07-30 23:33:54重苦しい雨と雲の隙間から時折姿を現す髑髏めいた月の様に…、ネオサイタマの日常的な不吉な夜は長く長く続き、運命の歯車は回り続ける。 9
2013-07-30 23:36:04神聖なドヒョウ・リング。スモトリ達が夜な夜な気性の荒いバイオ牛同士のように激突する恐るべきイクサの場。 11
2013-07-30 23:39:07ドヒョウ・リングに上がる前の控え室。来るべき戦いの前の神聖なる静寂。フクスケ人形がこちらに笑顔を見せている。不如帰のショドー。 12
2013-07-30 23:41:10((どうしろってんだ…))ふらふらと思考が定まらない中、マルダイズはがくがくと立ち上がり、どうにか生死を分かつ場へと赴く。 14
2013-07-30 23:44:16時間いっぱい、リングを挟んだ向こう側の花道から対戦相手であるゴッドハンドが姿を現す。平凡な体格だが、明らかに異質な空気が彼を包んでいる。 15
2013-07-30 23:45:30リングの真上に、鎖で吊るされたドス・ダガーが降りてくる。今回の試合のアチーブメント・ウェポンだ。手にすれば俄然試合を有利にできる。 16
2013-07-30 23:46:36「なんだアイツ、小っちぇえクセに…?」「ヤッチマエ!」「両者、準備して!」ざわつく観客の間をジャッジの音声が駆け抜ける。((…もうダメだ、ヤバレカバレだ)) 17
2013-07-30 23:47:43ニューロンが加速し、心臓が悲鳴を上げる。全身をつたう冷や汗。凍りつくような空気。マルダイズは前傾姿勢をとった。悠然と構えるゴッドハンド。 18
2013-07-30 23:48:48「ハジメテ!」ジャッジが叫んだ。「ウォーッ!」マルダイズが一直線にタックルを仕掛け…られない!((俺……死ぬ……)) 19
2013-07-30 23:49:57瞬間、マルダイズの胸に、表示の1.5倍の土砂を積んだ違法ダンプが突っ込まれたかのような衝撃が走った。KRAAAAAAAAAAASH!「グワーッ!」 20
2013-07-30 23:51:04