東日本大震災直後によく言われていたのは「当事者意識」を持つ、という話。けれど、実際…事の当事者でない限り、当事者と全く同じ考えを持つことは難しいですよね。
2013-08-01 09:37:07「当事者意識を持つ」ということについて、時々「明日は我が身。だから備えなきゃ」という考えを聞くのですが、それは「未来への備え」。当事者の現状が無視されていて、どちらかというと「無関心」なのかなと思うんですよね。
2013-08-01 09:38:18確かに、自分が経験したこと以上のことを想像することは難しいとは思うのですが、経験していなくても「リアルに感じる」ことはできると思うんです。
2013-08-01 09:38:58例えば震災の話を聞いて、その建物の中にいたら自分はどういう判断で行動できるだろうか、自分にとって大切な人が、もし原発の中で作業していたらどういう気持ちになるんだろうか…と、限りなく、自分や身近な人を当てはめていくと、少しずつそのリアルさは感じ取れるように思います。
2013-08-01 09:40:02また、現状を把握するために、多角的に物事を見ること。自分の視点だけでなく、自分と真逆の立場の人ならどう考えるか、など…ありったけの想像力でイメージするんです。
2013-08-01 09:40:21そうして現場の状況を把握しながら、まるで自分がその苦難を経験しているように「自分がどういう気持ちになるか」を考えつつ、その人達が現状を打開するための必要な情報を集めたり、その人達の声を実際に聞いて、必要なものを集めたりすることだと思うんです。
2013-08-01 09:40:38震災に限らず、他のことでも言えるのではないかなと、私は思います。「もし、自分が同じ状況になったら…」「もし、自分が同じことをされたら…」とリアルに想像すること。
2013-08-01 09:41:01それでただ「怖い」「嫌だ」で留めるのではなく、例えば「同じことをされるのは嫌だから、自分がも同じことをするのはやめよう」といった、状況を沈静化、改善するための行動を大切にしたいなと思います。■
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