靖国論（私見）

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論➀／　そろそろ、靖国絡みのNewsが増えてきていて、色々と思う所もあるので、ちょっと書いてみる。テーマ的にデリケートではあるのだけど。ボク自身は、靖国には、１度も行ったコトがない。東京に住んで１１年目だけど、行ってみようと思ったことさえない。前を通ったことくらいはあるけど。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論➁／　靖国には行ったコトがないけど、2005年のＧＷに、知覧の「特攻平和会館」を訪れた。沢山の展示物は本当に印象深かった。戦争の爪痕が如何に深く、如何に長く続くものかを、痛感することになった。未だに、「遺品を預かっているので遺族の方はご連絡を」といった張り紙がされていた。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論➂／　あの張り紙を見た時に戦争の爪痕があまりに長く残ることを理解した。あの張り紙の対象になった人は、未だに、もしかすると、今後もずっと、無縁仏のままなんだ。そういう人にも、家族や友達がいたりしたんだろう。でも、戦争で無くなったんだよ。それが「現実」やねん。戦争はアカンって。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論④／　知覧の「特攻平和会館」ってのは、その名前の通り、やっぱ「平和」の重みを伝える趣旨なんだろうと思う。あそこに行ってナニを感じ取るかは人それぞれで、小泉さんはあそこに行ってなお靖国参拝した訳で、ちょっと微妙な気にはなるんだけれど、小泉さんなりの想いがナンかあったんだろう。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論⑤／　「人の死」というテーマと、靖国は大きく絡む問題だと思う。毎年、８月１５日前後には、靖国問題げ騒がしくなる。焦点は、今の首相・閣僚が参拝を「行うのか」という点。ボク個人の意見を述べれば「そらアカンやろ」という他ない。ただ、戦没者の慰霊を否定している訳ではない。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論⑥／　戦争という「死の渦」で亡くなった方は日本国内に止まらない。アジアに沢山存在する。「戦争」という単語で書くとボヤけるけど、それは１個の人間の「死」の集積物。「死」は誰にとっても大きい。亡くなったのは、誰かの父であったり、誰かの子であったり、誰かの友であったりするのだ。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論⑦／　その「死」の原因は何だったのだ？残された人間にとって、それは当然大きなテーマになる。アタリマエだ。その探求心に応えるモノとして、とりあえず「東京裁判」ってのが挙がる。東京裁判自体については、まぁイロイロあるだろう。でも、「戦犯」を原因とし、それを以て答えとした形だ。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論⑧／　国内において、東京裁判を超えて原因を考える、という人がいてもボクは否定しない。戦争を繰り返さない、という目的において。ただ、対外的にソレは通る話ではない。諸外国にいる多くの関係者は、「戦犯」を原因とし、その処断を以て「納得」し、それを以て「終わり」にしたのだし。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論⑨／　この意味で、ボク自身は首相・閣僚が靖国へ参拝する、というコトについては現時点では全面的に否定する。「戦犯合祀」がされている状態での参拝は、そらアカンやろ、と。言い換えれば「戦犯合祀」の問題が解決するなら基本的にボクは構わないとも思う。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論⑩／　「戦犯合祀」の問題をどう解決するのか？靖国神社自身の信教の自由も、当然保障されねばならないから、国家権力が靖国神社に分祀を強要する、とかいうのは絶対にダメである。なので、自発的な分祀措置がない限り解決不可能だ。なので、個人的には「第三の慰霊施設」が穏当だとは思う。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論⑪／　別の問題として、靖国神社が国民を戦争へ向かわせる思想的装置として機能した点を重視し、戦犯合祀云々を超えて問題視する人も居る。が、ボク自身はこの点はあまりナーバスに捉えていない。戦犯合祀の問題が大き過ぎて、そこまで議論が届く気がしない、というのが大きいからかもしれない。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論⑫／　他方で、ここはもうボクの個人的な「好み」の問題かもしれないが、亡くなった方の慰霊そのものは、なんらかの形でなされるべきだと思う。無縁仏となった沢山の方が居る。どれもこれも、「人間」の「死」なのだ。誰かの父であったり、誰かの子であったり、誰かの友であったりした人なのだ。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論⑬／　よく話題に上る反天連の８／１５デモ。ボクの感覚でいうと「無粋」だと言わねばならない。首相・閣僚が参拝するのはボクも反対。でも、政治性と関係ない人も、当日は参拝に行ってたりする。戦争に翻弄された民草に過ぎない元兵士の爺さんが昔に戦友拝むくらい邪魔せんでえーやん、と思う。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

靖国論⑭／　８／１５に首相・閣僚を対象に「NoPasaran」ってやるんなら全然アリだと思う。首相官邸を取り囲んで行かせないゾ！とやってるなら全く問題を感じない。政治性あんま関係ない民草の参拝者を巻き込んでまであそこでやる感覚が、ボクにはイマイチ解らん。

narihira1125 @narihira1125

@HeartRights 「中韓の圧力に屈するなあ」という人がいますが、Ａ級戦犯、少なくとも東條の合祀については日本国民の中でも異論は多いと思います。Ａ級戦犯廃祀、そして様々な宗教の方が参拝できるような工夫、それが必要かなと思います。私は参拝しますが名もない戦死者たちに祈ります。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

@narihira1125 はい。沢山の亡くなった人達。無縁仏となってしまった方々を含む、沢山の方を慰霊するのを、ボクは否定しません。平和の貴重さを噛みしめる機会となれば幸いです。ボクは靖国へ参拝することはないですが、亡くなった人を思って黙祷しようと思っています（＾＾；

narihira1125 @narihira1125

@HeartRights どちらにしても私は政治家がこれみよがしに参拝するのは、とても嫌だな。行くなら人知れず行って欲しい。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

アピールで参拝する雰囲気になっちゃってますよねぇ。「死」が軽んじられているようにも思えて、ちょっとヤですね..。 RT @narihira1125: @HeartRights どちらにしても私は政治家がこれみよがしに参拝するのは、とても嫌だな。行くなら人知れず行って欲しい。

Eslin @utsuminamiko

@HeartRights おはようございます。今全部読ませていただきました。こういうのすごくいいと思います。私は日本の閣僚が行くのは当たり前の話だと思っているけど、納得できる部分も多いです。みんなでいろいろ意見を出し合って、他の人は何を考えているのか知るべきだと思います。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

@utsuminamiko 靖国参拝が、平和を重視し、戦争を繰り返さないことを目的としていて、そう機能しているのではれば良いんですが....現状、首相・閣僚の参拝が全く逆の方向にしか働いていないようにも思えていて、この点も「現代的問題」として考えるべきかなぁ、とも思っています。

Eslin @utsuminamiko

@HeartRights 悲しい事ながら…仰っている通りなのが靖国神社の問題だと思います。私は会社が近くなので毎年のように終戦記念日の『大騒ぎ』を見ています。あれが『慰霊』とは思えません。政治家だけでもご高齢の遺族の方と一緒にあの坂道を汗出して登るべきだと思います。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

@utsuminamiko 知覧の特攻平和会館は、ボクでも「平和」の重みを感じられたのですし、靖国もそういうカンジになれんものでしょうかねぇ＠＠？「戦争はダメで、もうしません！」という祈りを現首相・閣僚が捧げてると思えんのです。「次もやるぜ、次は負けないぜ！」じゃないかと..。

Eslin @utsuminamiko

@HeartRights 個人的な見解なのですが、日本はアメリカに追従していますが、内心悔しくてしょうがない人がいると思います。前に中国大使館の偉い人が宴会の席でハッキリと「大日本帝国は甦る！」と叫んでビックリした事がありました。日本人の内なる卑屈な亡霊のせいだと思います。

k2gtr🏳️‍⚧️ 🪣🍉 @入管法改悪反対／国際基準の人権保障を @k2gtr

@HeartRights 靖国論、興味深く読ませてもらいました。「親戚が祀られているから毎年行ってる」という友人がいて、単純に否定だけではダメと思うようになりました。ただ、やっぱり「国家のために犠牲になった」人を「讃える」施設なんですよね。「慰霊」じゃなく。

金展克 ★No Pasaran★ @HeartRights

@k2guitar 行ったことはナイのですが、靖国神社内の施設だと、戦争を讃えるような映像を流してたりする、とかいうお話も聞きはしました。「残滓」ともいうべきナニかが、やっぱり残っているのかもしれませんね...。