Akihoさん、イデア界とマルクト、エレウシスのこと。

G∴D∴系魔術師Akihoさんシリーズ。
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Angeliqua@nap master @Ripple1975

ん・・・某銀の月に無限光の対応について混乱してるのあったけど、伝統的にこういうのもある。無限光は、無で至高の三角形、無限で倫理の三角形、無限光でアストラルの三角形に到達。最初の二つのとこはアビスとパロケトの帳あり。ここまでがイデア界。つまり9セフィラと無限光の文字一つが対応する。

2013-08-07 19:12:16
Angeliqua@nap master @Ripple1975

ひとつの考え方としては、イデア界とマルクト(現実界)はわけて考えるの。従って、アイン・ソフ・アウルが到達するのはイェソドまで。ここでイェソドとマルクトの間にはマルクトの引力という見えない帳が生じるの。これは落下の原理。アンナ・キングスフォードがペルセポネの落下について解説してる。

2013-08-07 19:14:39
Angeliqua@nap master @Ripple1975

ということで、小世界図(ミニトゥム・ムンドゥム)においてイェソドをイェツィラーとアツシャーの境界と考えるのは間違いなの。アッシャーの境界線は第32の小径の真ん中。つまり、アッシャーが属するのはマルクトのみなの。これはイデア界の力は顕現世界で四大的力に再構成されるという論拠。

2013-08-07 19:23:17
Angeliqua@nap master @Ripple1975

もうひとつ論拠を付け加えるのなら、マルクトは創造の三元素をテイファレト、ネツァク、ホドから受け取ってる。これは小世界図をみればわかる。創造の3元素の反映は地の大地に反射したイデアの色が濁って出来てる。つまり、レモン、小豆、オリーブ。これがマルクトが特別なセフィラである論拠。

2013-08-07 19:27:36
Angeliqua@nap master @Ripple1975

イデア界と物質界を分けて考えられていたという根拠はもっと出てくるけど、例えばペルセポネとデメテル神話の中に。アンナ・キンク゜スフォードによれば、ペルセポネはマルクトの裏側に落ちたと説明してる。錬金術の云う塩の象徴でわかるとおりマルクとトは二分割される。これイデア界からの脱落の話。

2013-08-07 19:35:07
Angeliqua@nap master @Ripple1975

デメテルは娘がいなくなってから九日間(9セフィラ)探して見つからず、最後にヘカテに教えて貰って地上で娘を見つける。これがマルクトの話。ヘカテはが教えた理由はヘカテがマルクトの裏面だから。つまり、これはペルセポネの脱落神話。明らかにイデア界を天上としててマルクトを現実としてる。

2013-08-07 19:38:18
Angeliqua@nap master @Ripple1975

イデア界と現実の違いの扱い次第で、魔法とかオカルト、信仰についての考え方が180度かわるんだよね。確かにアンナ・キングスフォードは現実の厳しさをよく理解してた。それゆえにイデア界を大切にしてたのだけどね。GDのに示す「生命の木」は結構シビアよ?彼らはそれを確かに熟知してた。

2013-08-07 19:52:51
Angeliqua@nap master @Ripple1975

夢も希望もないように感じられるけど、これが「黄金の夜明け」魔術の世界なの。イデア界は物質世界の法則に投射されて再分割され、アッシャー独自の展開を遂げる。それは粗雑で濃密な世界。フォーチュンもそう表現してる。つまり、これが現実なの。デメテルは現実を見る知性。出奔した娘コレーは魂。

2013-08-07 19:58:23
Angeliqua@nap master @Ripple1975

もともと、デメテルとコレー(ペルセポネー)は二柱で一つの女神なの。娘と単に呼ばれていた頃は、彼女は天上界に生きる魂で乙女。それが地上の裏側に落ちて現実の理不尽を知る。現実を見つめる知性である母デメテルはペルセポネーとなった娘を助ける。つまり、乙女は現実を理解した。

2013-08-07 20:03:18
Angeliqua@nap master @Ripple1975

これがエレウシス小密儀の真実なの。地上の知性と魂の救いの物語。それは海の水のように辛くて苦くて肌に痛いお話。体験すると泣くよ?ほんとに。

2013-08-07 20:08:15
Angeliqua@nap master @Ripple1975

この塩の瞑想で得られる現実の二分割は、ペルセポネーとデーメテールの物語に参入すると氷解して理解される。どうしようもない現実に叩きつけられて、錬金術的黒化が始まる。その後、すぐに白化で落ち着いて心を見つめる作業がくる。あとはね、自分で体験してね。

2013-08-07 20:17:21
Angeliqua@nap master @Ripple1975

エレウシス秘儀もそうだけど、大の男がマジ泣きするんだよ。面白いよ。え、わたし?大泣きしたwww

2013-08-07 20:22:48
Angeliqua@nap master @Ripple1975

まあ、子宮から一度出た子供は元には戻らないんだよ。それは産道を通過するとヘカテーの局面を見るから子供は産まれて泣き叫ぶ。魂は形を得て物質化する。「二度生まれ」と呼ばれる人たちはみんなこれを追体験してきた。大地を、この現実を受け入れるために。それがエレウシス小密儀なの。

2013-08-07 20:30:19
underground @reflect8mirror

@Ripple1975 ギリシャ神話を読んで予備知識として頭に入っているからこそ、どういう事なのかがよく伝わってきました。あの物語の意味はこの解釈を元になるわけですか。色々感じさせられます

2013-08-07 20:37:28
Angeliqua@nap master @Ripple1975

そうですね。話はあとから聴いたけど、GD魔術の本質はここにあるの。だからこそ、それを理解しつつ現実を笑い飛ばすの。 QT @murasame_nanasi: @Ripple1975 ギリシャ神話を読んで予備知識として頭に入っているからこそ、どういう事なのかがよく伝わってきました。

2013-08-07 20:41:24
Angeliqua@nap master @Ripple1975

ここまで言えば分かるとおり、タロットの世界の中にいるダンサーは本来、神的幻影なの。アイマ・エロヒムの下位に於けるイメージ。最後の元型。それは力動的陰と陽の二面性も表現する。ダンサー、即ちバランスしながら踊る者。それが彼女の本当の姿。

2013-08-07 20:59:40
Angeliqua@nap master @Ripple1975

まぁ、あれ。タロットの「世界」は昔、幸せだった頃の恋の記憶。結晶化して美化されちゃってるけど、いざ追体験させられるとかなりキツいというやつだよね。

2013-08-07 21:06:49
Angeliqua@nap master @Ripple1975

理想に合わせて「世界の設計図」を解釈するより、現実に照らし合わせて「世界の設計図」を解釈するほうがたぶん正しい。

2013-08-07 21:13:38