伊東乾先生@itokensteinの「本当に何か仕事しようとしたら最初は官費なんか一切なく、すべて自腹で10年くらい、地道に交渉を進めて成功実績を積み上げ、自他共に認める所に到達してから初めて何かが動くもの。」

前段僕が言っているのは、芸術とか文化、学術など本業サイドの仕事、あるいは教育などの問題で、息長く10年20年と取り組むべきものについて、反射的な動きを制度や予算に求めても多分詮無く、むしろ今年のこの学年とどう良い時間を持つかといった事柄は、すべて所与の中で個人で労作すべしという事 by 伊東乾
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Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

日本の教育は義務教育と称し指導要領なるものが定められているものの出口チェックがないため卒業生学力の最低保障がないのが痛い。例えば高等学校の卒業を欧州型の「大学入学資格試験」に改める等の徹底がなされ分数の計算が出来ない大学生など無くす方向に改めるだけでどれだけ改善されるか知れない。

2013-08-06 09:45:22
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

何も万能の秀才になれとか、そんな話じゃないんです。心理的な抵抗感が少ないほうが柔軟だよというだけのこと。少なくとも東京大学の1年生に関しては文理を問わず「数学嫌い」とか「生き物の出てくるもの苦手」とか何らかのアレルギーのある学生も2,3割はいたように思います。でも何かを本当に、

2013-08-06 10:29:01
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

本当に本気で何か調べようと思ったら、例えば親が糖尿病と判って、できることは何でも調べて徹底しようなんて思ったときなどそうでしたが、好き嫌いなど無関係に、よいといわれるものは何でもきちんと、可能な限り徹底して追及しようと思うのが自然ではないだろうか?それがつまるところ愛情なのでは?

2013-08-06 10:30:29
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

判らないものはわかんないもんねという開き直りの中にはある冷たさがあると思う。大学で学生たちを見ていて残念に思うのがこの「冷たさ」なのだ。何であれ「**馬鹿」と言われるような人は、禁じ手なしに自分流の徹底した何かを持っている事がおおい。そういう愛情ある馬鹿になれるのも大切な事では?

2013-08-06 10:56:26
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

.@2110_ 他民族都市ながらどんな外国人も無償の義務教育があるドイツ・ベルリンでは小学校一年に当たる内容を年長さんから履修可能かつそこでの留年も割りと普通で、移民の多い社会を反映して実力に応じた進級の緩慢が普通になっていますが、これと引き比べて日本の横並び体質を考えると・・・

2013-08-07 00:27:26
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

.@nazuma4 @realwavebaba 特定国と特定教育案件を進める場合、まず両国の外交・教育所轄官庁担当者と入念に打ち合わせ、夏休みなどに小さなパイロットプロジェクトを実施・成功させ(しばしば私費で全部まかなう)その上で官費執行に移して行きます。どうか頑張って下さい!

2013-08-07 17:22:41
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

いまも「提案」コメントを頂いたのですが、本当に何か仕事しようとしたら最初は官費なんか一切なく、すべて自腹で10年くらい、地道に交渉を進めて成功実績を積み上げ、自他共に認める所に到達してから初めて何かが動くもの。でそういう責任取れるものだけ、僕はここでコメントしている次第です。

2013-08-07 17:26:14
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

天下国家のことで、思いつきでいろいろ言うブレーンストーミングを僕は悪くないと思う。旧制高校の寮で学生たちがオダをあげたようなの。でも実際に進めようとすれば、どんな小さな事ででも気の遠くなるような地味な準備を5年10年積み重ねないとなーんも意味あるもの、残るものなど出来ないのが現実

2013-08-07 17:27:57
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

いやフットワークは大事なんですよ、大切だと思ったら瞬時に動く。例えば僕はルワンダの案件、大切だと思った。まあ2年くらい準備時間掛かったけれど、ルワンダ共和国大統領府の正規招待で現地に2ヶ月位招聘されましたがナイロビ以前の渡航費とか雑費はすべて開高健賞の賞金でつまり私費だからできた

2013-08-07 17:29:56
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

「官費で何か意味のあることをタイミングよくやる」と書いてあれば「不可能」あるいは「うそ」と読むことにしている。官費の多くは公共事業で、よしあしと別にさまざまな利害が絡み合い、さらには会計検査その他のルールで繭のように縛りつけられ、創造的なことなど何か出来ると考える方が無謀だ。

2013-08-07 17:31:43
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

死んだ武満徹が言っていたけれど、結局何かことに自由に取り組もうと思ったら、またそれが人間の心を動かすものであるならば、それはパーソナルな取り組みであることが必要で、国とか既存の法律とか、あらゆる因襲と離れたった一人の道を歩くしかないと。プライヴェートな取り組みだけを僕は信頼します

2013-08-07 17:33:56
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

災害対策とか、緊急性を要するものについて、きちんと時宜を得て動く必要性は強く感じます。でも実際には役所というのはそういうように出来ていませんよね?いまの復興、あるいは事故後処理のあらゆる局面で「動かない役所」がストッパーになっている。でも動きやすくする=乱脈化リスクと直面でもあり

2013-08-07 18:08:55
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

前段僕が言っているのは、芸術とか文化、学術など本業サイドの仕事、あるいは教育などの問題で、息長く10年20年と取り組むべきものについて、反射的な動きを制度や予算に求めても多分詮無く、むしろ今年のこの学年とどう良い時間を持つかといった事柄は、すべて所与の中で個人で労作すべしという事

2013-08-07 18:10:30