依存共同愛

天才プログラマーとどこにでもいる会社員の話 暇なときについったーで流していた話をガチ書きしたくなった時用のまとめ
0
†┌┘世界に感謝└┐† @amlg939

家に帰ると、もう、やつは居た。その事が悪い訳でも、良いわけでもない。ただ、私の事をにへら、そう笑っているのだ。甚だ迷惑な男ではある。だが、悪くは、ない。「お仕事ご苦労ーサン」私の寝床で笑いながら、男は言った。「ええ、今日もまた、疲れた」「だから、言ったろ」疲れるって。

2013-08-12 17:04:47
†┌┘世界に感謝└┐† @amlg939

いつの間にか私の後ろにいる男は、私をなんだと思っているのか。ねっとり、絡みつくような声で、依存してしか生きられない男は言った。「今日もまた、違う煙草の匂いだ」居候が、匂いフェチだと知ったのは、いつだっただろう。「他に、居るのか?」泣きそうな目をして、男は言う。

2013-08-12 17:08:23
†┌┘世界に感謝└┐† @amlg939

そんなに男を何人も養えるだけの稼ぎは無い。ただ、この男を養うので既に金は無いと言うのに。「そこまでの金は、無いの。あなたこそ、少しはその頭を使った稼ぎを出しなさいよ」男は馬鹿ではない。もっと言えば、賢い。だが、私に囲われる事を良しとしている。「この生活、楽しい?」私は男に問うた。

2013-08-12 17:13:11
†┌┘世界に感謝└┐† @amlg939

才能なんてない。努力してきたものには全て裏切られた。そんな事を居酒屋で宣っていたとき、奴に出会った。奴は静かにそれを聞いて、俺もだ、そう言って、哀しげに笑った。その笑い方が、気になった。#突然の小説投稿

2013-08-14 15:55:54