8/13うぐいすリボンシンポジウム 香港における創作表現を取り巻く現状
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チョウ氏:香港では1〜4級(4級は発禁)に分けるレーティングが映画・出版物に対し義務付けられており、審査員は一般人のボランティアにより行われている。一般市民による審査が徹底されるため、エロ規制に関する強化要求も、それに対する牽強付会での規制強化懸念も少ない。
2013-08-13 11:26:02チョウ氏:香港での二次元エロ規制での事例としては、知的障害を持つ人物が日本の二次エロ画像を大量に持って徘徊し、見咎められて問題となった事例がある。ただし、前述の様な事情から大きな問題とは目されていない。重視されているのは、やはり政治検閲である。
2013-08-13 11:28:48質疑応答。 藤本教授:香港の条例案はフェアユースの概念も取り入れられ、フランスのパロディの法令と類似している様に見える。パロディ禁止になってしまうのは、条文よりも運用でこじつけられると懸念されているのか。 チョウ氏:政治不信が強い。政治家の発言からも正に運用が問題視されている。
2013-08-13 11:33:49藤本教授への返答) チョウ氏:香港でも政治家に肖像権は無い。しかし規制強化を主張する(親北京派の)政治家達はそれを理解しておらず、コラ画像の禁止なども主張しており、懸念が悪化している。
2013-08-13 11:36:25質疑応答。 中川准教授:商業的な観点からは新規に立法する必要が見受けられない(既存法令・条例で対応できる)。運用的に必要な理由や反発の理由は何か。 チョウ氏:立法側には条約への対応や対外的な建前での立法が前提にあり、反発する側には立法に対する強い不信がある。
2013-08-13 11:41:20質疑応答。 一般:香港には以前から映画などでパロディの名作がある。こういった文化で生計を立てている(年配の)人々が居ながら、若年層からしか懸念の声が出ないのは何故か。 チョウ氏:香港のコンテンツ文化は現在壊滅している。今や守るものが無いので無関心になる。
2013-08-13 11:48:21香港の人の話を効いていると、日本のアニメをネットで観るのは全然O.K.なんだけど、他のゲーム作品と似たゲームを出すのはN.G.という著作権の「倫理」意識が見えてくる。これは面白いよねぇ。
2013-08-13 11:53:03質疑応答。 司会:香港が中国等との共同でコンテンツを作成するのはスケールメリットが原因か。 チョウ氏:規模が違うので中国本土と組むが、規制が激しいので面白いものにならない。建前は別として、結局は日本のアニメなどをネットで見ている。建前と本音の文化がある。
2013-08-13 11:56:08質疑応答。 藤本教授:想定される著作権違反は親告罪か非親告罪か。 チョウ氏:税関が著作権法違反を管理している。現在は意見公聴中で確定していない。官僚は強い権限を欲しているが、反発が強い。
2013-08-13 11:59:42「 マンガ文化の自由を考える国際シンポジウム 」配信します。http://t.co/5ZHzi7G4Rl 午前の部の「 香港における創作表現を取り巻く現状 ―著作権問題と審査制度などから―」も録画があります。
2013-08-13 12:58:21午後の講演会まとめ
簡単な講演レポートです>「香港における創作表現を取り巻く現状 ―著作権問題と審査制度などから―」 https://t.co/zWX6mXMEcO
2013-08-19 09:24:06