『資本主義の新たな精神』になるとボルタンスキーはProsperoというソフトを使ってテキストデータの分析をしてるけど、昔はボルタンスキーも対応分析使ってたな。ブルデューとは使い方違うんだけども。
2013-08-15 22:25:01テキストデータの分析に対応分析使うのはフランスではかなり一般的。日本では大隅=Lebartの共同研究やKHcoderのおかげでやっと普及してきたけど。
2013-08-15 22:34:33(承前)フランスの社会学では、テキストデータに対応分析を使った研究として、ボルタンスキーが新聞記事を素材にした「告発文」の分析があり、これは後に発展する「プラグマティック社会学」の基本文献になっている。
2013-08-15 22:36:18(承前)このボルタンスキーの「告発」論文と、テヴノ&デロジエールが統計カテゴリーの構築についてまとめた『社会職業分類』が、のちのプラグマティック社会学の原点になっている。
2013-08-15 22:39:45まぁ、ボルタンスキーの『正当化の理論』がいまいち日本で受けないのは、あれがブルデュー批判として書かれてることがうまく伝わってないからなのかもしれない。
2013-08-15 22:46:56対応分析がフランスでよく使われる理由は、それがベンゼクリが発展させたからというのもあるが、他にも対応分析が色々なタイプのデータに適用できるというメリットも大きいんだよね。テキストデータの分析によく使われるのもその一つ。
2013-08-16 12:13:41(承前)ただボルタンスキーが対応分析を使わなくなって、シャトーレイノーたちがボルタンスキーやラトゥールに触発されて開発したProspéroを分析に使うようになった背景には、ブルデューとの理論的スタンスの決定的な違いがある。
2013-08-16 12:17:52ボルタンスキーが『資本主義の新たな精神』で使ったソフトProspéroの旧バージョンはフリーで配布されている。ただ日本語OSでは動かないかも... http://t.co/IPzxABSpfy
2013-08-16 12:25:59最近はボルタンスキー・ラトゥールの系統では、Prospéroで分析したあとにネットワーク分析が使われるようになってる。
2013-08-16 12:30:33(承前)まぁこれはラトゥールたちのMapping Controversiesプロジェクトと連動しているわけだが。 http://t.co/S0ySc2k5kV
2013-08-16 12:38:39