352日目 (8/22/2013)、ゆかりちゃんとのラストRP

(*‘ω‘) @zs_327

@MaricaYM_zs 「だからね、十三さんのお誕生日会をした後に思ったの。そうだ、この子を育てようって。私も一緒に成長しようとおもって」

まりか＠午後卓民、新規卓は来年１月〜。 @MaricaYM_zs

@zs_327 「ゆかりちゃん、なんで謝るの？」今にも泣きだしそうなゆかりちゃんに戸惑った。「私はゆかりちゃんとこの街で出会えてとても良かったと思っているよ。うん、でも確かにゆかりちゃんは初めて会った時から比べてずいぶん成長したと思う」その成長していく姿を見るのも嬉しかったのだ。

(*‘ω‘) @zs_327

@MaricaYM_zs 「紫苑さん……」優しげに語りかける紫苑さんに、我慢していたものが堰を切ったようにこぼれだした。立っているバランスを崩さないように慎重に、だけどひしと紫苑さんを抱きしめる。「ありがとう。私、本当に紫苑さんが大好きだわ」

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@zs_327 「私もゆかりちゃんのことが大好きだよ」しがみついてくる彼女のことを愛おしいと思いながら、本当に今日を限りにしばらくのお別れなのだろうかと考える。どうも実感がわかなかった。「次会うときには、立派なレディになったゆかりちゃんの姿を私に見せてね」

(*‘ω‘) @zs_327

@MaricaYM_zs 首元でこくりと頷く。「いけない、せっかくの綺麗なスカーフを汚しちゃうわね」離れがたくも、ゆるりと顔をあげて紫苑さんを見つめて、微笑んだ。「紫苑さんがびっくりするくらい立派なレディになるわ。期待していてね。それで、積もる話を沢山しましょ？」

まりか＠午後卓民、新規卓は来年１月〜。 @MaricaYM_zs

@zs_327 「そうだね」とゆかりちゃんに向かって柔らかく笑む。彼女にはもはや大人の女性になりたくないと言って泣いていた頃の面影はどこにもなく、その笑顔がとても眩しかった。「ゆかりちゃんがどんな話をしてくれるかが楽しみだな。きっと次はシンガポールで会うことになると思うけれどね」

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@MaricaYM_zs 「あら、シンガポール？ みんなして焔煬さんの故郷に行くのかしら。それならもっと楽しみね。その時は、紫苑さんと冬海さんにも向日葵の種を持ってゆくわ」

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@zs_327 「きっとその頃には私達も落ち着いていると思うから」遠いような近いような未来を見通すように笑って。「２人の家の小さな庭にその向日葵を植えて、毎年夏になって向日葵が咲くと今のこの光景をきっと思い出すんだ」この街で出会った人々の笑顔とそして思い出と共に。

(*‘ω‘) @zs_327

@MaricaYM_zs 「咲かせてくれるの？ 嬉しい。そしたらまたその向日葵を眺めて、二人が笑ってくれるのね」紫苑さんを見て、それから冬海さんを探して見やる。「紫苑さんありがとう、もう下ろしてくれて構わないわ。重かったでしょう」

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@zs_327 最後にもう一度だけ彼女をぎゅっと抱きしめて、その柔らかい頬に自分の頬をあわせる。そして額を軽くくっつけて目をあわせて、「じゃあ、またね」と。それ以上は声にならなかった。ただ彼女の今後の成長と無事を祈っていた。真夏の空の下。黄金色の花と大きな緑の葉に囲まれて。

(*‘ω‘) @zs_327

@MaricaYM_zs @ononono_zs 「うん」小さく答えてまた紫苑さんの手を握る。「紫苑さん、この子も連れて行く？ 花束にするわ。そっちにね、冬海さんの向日葵もあるの」言葉を続けるけれど、明るく通る声で喋るのはどうしても躊躇われた。この空間を、

(*‘ω‘) @zs_327

@MaricaYM_zs @ononono_zs ひとつひとつの息を大切にしていたかった。指でさししめした方には、昨日冬海さんが並んでいた子が凛と立っている。それにかけられたキャラメル色のリボンは花びらと同化していた。

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@zs_327 @ononono_zs 「そうだね。２人とも連れて帰ろうか」ゆかりちゃんを慎重にゆっくり地面に降ろす。彼女が自分の背よりもはるかに大きい向日葵に駆け寄り、花束を作っているのをぼんやりと見ていた。（続）

まりか＠午後卓民、新規卓は来年１月〜。 @MaricaYM_zs

@zs_327 @ononono_zs 一瞬自分の幸せな子供の頃の姿が彼女に重なる。あるいは未来に、自分たちの小さな庭で冬海と見る光景なのかもしれないけれど。

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@MaricaYM_zs @ononono_zs 紫苑さんのお花、冬海さんのお花、それからもう一人。花束のバランスを取るように長さを整える。銀色バケツの中でひとまとめにしてみると、その可愛さに思わず笑顔がこぼれた。向日葵もまるで家族みたいに寄り添っている。「おそろいの紫」

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@MaricaYM_zs @ononono_zs ぽつりと唱えて作業を続けた。水のよく染みた新聞紙でしっかりと、それから綺麗な包装紙とビニールで一巻きに。「できた。お家についたら、直ぐに水にいれてね」持って、やはり寄り添っている紫苑さんと冬海さんの元へ駆けていった。

まりか＠午後卓民、新規卓は来年１月〜。 @MaricaYM_zs

@zs_327 @ononono_zs 「ありがとう」ゆかりちゃんから微笑んで花束を受け取る。冬海が「鶯巣さんにはもう挨拶しておきましたから」と。今日は夕食はこの３人で、こちらの小屋で取ることが決まっていた。「じゃあ、そろそろ行こうか」（続）

まりか＠午後卓民、新規卓は来年１月〜。 @MaricaYM_zs

@zs_327 @ononono_zs 片手で大きな花束を持って、もう一方の手でゆかりちゃんの手を握る。もう一度、冬海と２人で一面の向日葵畑を振り返った。かつて不毛と呼ばれた大地に広がる青い空に映える黄金色と深い緑。いつまでも覚えておこうと目に焼きつけた。

(*‘ω‘) @zs_327

@MaricaYM_zs @ononono_zs 挨拶をしてきたという冬海さんの片手の荷物は、レシピノートではなくタッパーにすり替わっている。レシピの中から鴬巣とゆかりで一緒に作ったものだ。よしよし、と思って笑みをこぼしながら紫苑さんの手を握り返す。

(*‘ω‘) @zs_327

@MaricaYM_zs @ononono_zs 「はあい」三人で一緒に歩き出す。本当は今だって、どこから恐怖が手を伸ばしてくるかわからない。それでも。こうして歩く街の景色は夏の日差しに揺れて、とても輝いて見えた。

まりか＠午後卓民、新規卓は来年１月〜。 @MaricaYM_zs

@zs_327 @ononono_zs きれいなので、これでターンエンドにしようと思います。おつかれさまでした＆ありがとうございました。

まりか＠午後卓民、新規卓は来年１月〜。 @MaricaYM_zs

@zs_327 （ところで、こっそりゆかりちゃんのところに食糧15をおいていかせてくださいね。みなさんに配って下さい）

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@MaricaYM_zs （！！ おにぎり……とは今回はいかないので、紫苑さんにタッパーで食糧3お渡ししようとしておりました。さ、差引で食糧12をいただきます！ ありがとうございます……。向日葵を見に来てくださったみなさんに振る舞いますね。）

(*‘ω‘) @zs_327

@MaricaYM_zs @ononono_zs こちらもこれにてターンエンドと致します。重ね重ね、ありがとうございました。お疲れ様でした！　次にお会いする時は街の外で……でしょうかね？（24日に一緒に病院行きたかったー！）