【対反脱原発運動ノススメⅡ】 #ウェッジ最凶の９月号 渾身の原発推進特集に対する渾身の批評 #日米原子力協定

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#ウェッジ最凶の９月号 16続き。それとこれとは別だ。原発推進が前提の必要論と原発ゼロが前提のそれでは自ずと何が必要かは根本的に異なってくる。記事は前者の前提の必要論のみを説いているので後者の前提に基づく必要論を考慮していないため適当な批判にはなっていないのである。読み進める。

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#ウェッジ最凶の９月号 17. 次に「電気料金が2割上がれば、経済に与える影響は大きい」と記事は、政局での注目が消費税増税に集まったとする。この考え方もおかしい。経済全体というマクロな視点は結構だが消費者の生活と消費という全体経済に密接に関わる消費行動に対する配慮がない。続く

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#ウェッジ最凶の９月号 18.続き。記事は「税収はいずれ国内を循環する」とし、「資源国に垂れ流される3.8兆円と、それに伴う電気料金上昇のほうが余程問題のはずだ」と主張する。「国民に脱原発のコストをきちんと認識してもらうことが必要だ」とも。大きなお世話だ。続く(再掲)

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#ウェッジ最凶の９月号 19.続き。資源国に“垂れ流される”とする燃料費は、それこそ福島復興費に充てつつ原発輸出の資金に流用している復興予算の適材配置により賄える。日本の経済=消費者負担減による経済活性化を狙うなら、燃料費増を電気量金増に直結させる考え方をまず変える必要がある。

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#ウェッジ最凶の９月号 20.続き。復興予算を「経済再生予算」と捉えるなら、脱原発コストの補填にこそ割り当てるべきだ。燃料費3.8兆円全てでなくても、その2/3でも復興予算を割り当てればその分電気量金増にパススルーされることはなくなるではないか。なぜこう頭を働かせないのか。続く

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#ウェッジ最凶の９月号 21続き。またこうしたパススルー負担の軽減とともに、制度自体の見直しを並行して行えば、消費者負担を著しく増やすことなく、復興予算を有効に活用し、かつ脱原発方向へと進めるではないか。この発想が政府も含めた原子力ムラ全体に欠けているのだ。推進ありきだから。

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#ウェッジ最凶の９月号 22結び。脱原発を現実的選択肢として捉え #日米原子力協定 などの現実的課題を考慮した入念な移行計画の策定を行えば、原発推進ありきのこのような稚拙な論理に巻き返されることもなかった。その能力が「世論に迎合した」と記事が断じる民主党政権には欠けていたのだ。

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#ウェッジ最凶の９月号 23. 記事は「民主党政権の行った世論迎合と不都合な真実の糊塗は枚挙に暇がない」として、原子力事故の責任は「東京電力が第一義的に全て負う」としたことを問題に挙げた。ここにも「世界の非常識」が表れているという。 https://t.co/1pxEzgp9xZ

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#ウェッジ最凶の９月号 24. 「原子力損害賠償法」にはその第3条の「ただし書き」で“異常に巨大な天変地異、社会的動乱」においては賠償は『国の措置』として行われ、事業者に無限責任を求めることを回避する仕組みになっていたという。これを適用しなかったのが民主党の落ち度ということだ。

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#ウェッジ最凶の９月号 25.記事は「その結果、賠償も除染も、国有化された東電が長期に亘って少しずつ電気料金で弁済していく形となり、無規律な状況に陥っている」とする。これは民主党政権ではなく歴代政府の落ち度。「ただし書き」を担保する国内法体系は整っていないのだから致し方ない。続く

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#ウェッジ最凶の９月号 26. 想定し得る過酷事故を想定せずそのための対処に関わる法体系を整備してこなかった歴代政府のおかげで、民主党政権は曖昧な「ただし書き」は適用せずに現行法体系を踏襲するほかなかった。勿論、超法規的措置としてとれた方策はあったと思う。が、それは別問題だ。続く

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#ウェッジ最凶の９月号 27続き。この後記事はどう「一定の合理的な水準が導かれるか」に紙面を割いているので、こんどこの批評を続けるときにはそこから再開することになる。30分遅れのランチでできるのはここまで。ではまた後ほど。

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#ウェッジ最凶の９月号 28.昼からの続き。記事はこう続ける。「国でも民間でも、責任ある主体が賠償や除染の責任を負っていれば、どこまで支払うべきかという議論が巻き起こり、一定の合理的な水準が導かれるだろうが、ゾンビ状態と化した国有化東電にその歯止め役は期待できない」これは正論だ。

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#ウェッジ最凶の９月号 29.記事は更にこう批判する。「その結果、1mSvという除染目標を細野豪志環境相らが無責任に口走り、福島の帰還や復興を逆に遅らせている」。これらの批判は全て妥当だが、同時に全て現政府が覆せばよいことではないのか。WEDGEはなぜそう進言しないのだ。

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#ウェッジ最凶の９月号 30.記事は当時の最高責任者である菅元総理に標的を絞りこう批判する。「中電浜岡原発への停止要請、九電玄海原発の再稼働中止、法的根拠のないストレステスト義務付けなど、「超法規的措置」を重ねに重ねて原発を全面停止に追い込んだ。」一言、英断だと思うが何か？

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#ウェッジ最凶の９月号 31.国難といえる局面において、国の指導者たる者が「超法規的措置」を以てしても国民の生命と財産の保護を優先することの何が間違っているのか。潜在的な危機の回避、より多くの人命をその危機から守ること。これを優先する姿勢こそ為政者には求められるのではないか。

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#ウェッジ最凶の９月号 32.この地震の活動期に、現在までに東日本大震災級の地震が起きていないことはただの「幸運」に過ぎない。最新の科学は、その蓋然性が高まっていることを検証している。http://t.co/m4oAS0meG2 これにどう備えるのかこそが為政者の課題である筈だ。

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#ウェッジ最凶の９月号 33. 政府は南海トラフ地震での推定死者数を32万人に上方修正した。津波の高さの新想定は34m。海抜20mを越えるるだけのた高台では間に合わなくなった。この新想定に対する政府・自治体レベルの対策は進んでいるのか。http://t.co/kKUOZYgFiY

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#ウェッジ最凶の９月号 34. 南海トラフの地震域には当然東海地方が含まれる。その中には浜岡原発もピッタリ入る。残念ながらNHKを含め地震・災害を扱った報道は未だに次なる原発事故を想定に入れない。このNスペも同じだった。http://t.co/0qQUwS0dak

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#ウェッジ最凶の９月号 35. 政府・メディアは今に至っても、原発を再稼働した場合に大災害が起こし得る『第二の福島』を想定していない。だから「日本一危険」と言われる玄海原発https://t.co/E9ktZERwtZ もロクな安全対策のないまま真っ先に再稼働されようとしている。