最後の成果発表に向けてプレゼンテーションをより良いものにして行こうとすると、どうしても発表直前は徹夜になってしまう傾向があります。
実験の目的:小型の加速空洞を3Dプリンターを使って作って実際に電子を加速するのが目標。 加速器の使用例:KEKのスーパーBの写真を使って説明。小さい物、1cmx4cmx4cm 位の小さなものを作る。
2013-08-24 09:05:29加速器の三原則:1.加速する。電場を使う。高周波を使う。位相の合っているタイミングで波に乗せて加速。2.曲げる。3.閉じ込める。 加速器の種類:静電加速(昇圧器、コックロフト)を使う。高周波で。
2013-08-24 09:07:25高周波加速空洞の構造:クライストロンからマイクロ波を送る。加速空洞に入った電子が加速される。 共振モード:二種類ある。TMモードとTEモード。電子の進行方向に電場が行ったり来たりする。TEモードは直交。
2013-08-24 09:09:13実験のフロー:基本モデルを理論的に解析。そののち3D CAD ソフトによって加速空洞を設計。電磁波解析をして性能評価をしたあと、3Dプリンタで制作する。 3DCADによるモデリング:加速空洞の大きさを説明。シミュレーションによって最適化を行った。
2013-08-24 09:11:31CSTによる電磁波解析:™モードのような電場が出来ていることがシミュレーションでわかった。共振周波数をチューン。 加速実験:クライストロンからマイクロ波をかけて加速空洞で共振させ、電子を入れて後ろで蛍光板で観測。
2013-08-24 09:13:13結果:実を言うとエネルギーを測定する蛍光板の光は測定されなかった。TAの方に聞くと10keVなら光るのでそれまで加速されていないと。ただビーム電流は観測することが出来た。10mA までのビーム電流を観測。
2013-08-24 09:14:27はんだで制作した加速空洞:3Dプリンタで方を作り、ハンダを流し込んで制作。この場合でも、加速電子のエネルギーを観測することは出来なかった。真空での放電が見られた。真空を引くのに時間がかかり、原因をつきとめるまではいかなかった。
2013-08-24 09:15:34まとめ:蛍光板の光は観測されなかったが、ビーム電流が観測されたので、加速されている。しかしQ値から加速エネルギーを計算すると1keVのビームエネルギーだった。加速距離が長く、逆向きの電場がかかる場所があり減速されたものがあったのでは。
2013-08-24 09:17:26発表の最後が「ご静聴ありがとうございました」というスライドになるのは良くないという議論があります。
https://togetter.com/li/149069