130902 沖縄から「ゆいまーる」は消えるのか 差別・アイデンティティ・独立をめぐって～岩上安身による仲村清司氏インタビュー 実況ツイートまとめ

岩上安身 @iwakamiyasumi

以下、連投します。連投1RT@IWJ_ch1 1.9月2日（月）「岩上安身による仲村清司氏インタビュー」の模様を実況します・#iwakamiyasumi

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連投2 RT@IWJ_ch1 2.仲村氏「生まれは大阪の此花区です。沖縄に住んで16年になります。大学では京都に出まして、学生運動に関わっていました。三里塚闘争に加わるため千葉まで出ていったりしました。また、一回生の頃からブントに参加したり、と」#iwakamiyasumi

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連投3RT@IWJ_ch1 3.仲村氏「まだ、沖縄が観光地でもなんでもなかった当時。大阪で暮らしていた時、両親は沖縄出身であることを隠していました。ハワイ出身だと言っていたんですね。当時、ハワイはもうリゾート地として憧れの場所だったんですね」#iwakamiyasumi

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連投4RT@IWJ_ch1 4.岩上「当時、どういう差別があったのでしょうか」仲村氏「大阪には『琉球人お断り、沖縄人お断り』という看板があるんですね。私が住んでいた大正区は4人に1人が沖縄人でした。沖縄、在日コリアンが『被差別連合』として混住しているという雰囲気です」

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連投5RT@IWJ_ch1 5.仲村「当時、どうやってのし上がっていくか。ヤクザになるか、吉本に入るか、学生運動をやるかしかなかったんですね。叔父が三線を弾くのですが、『爬虫類の楽器を弾いてるぞ』と言われたり。豚足を食べることも差別の対象でしたね」

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連投6RT@IWJ_ch1 6.仲村氏「高度経済成長で内地の人たちの食生活が変わっていくなかで、やはり沖縄の人たちの食文化は異質に映ったようです。一方はハンバーグで、こちらはゴーヤチャンプルーですからね。今とはまったく違うイメージを持たれてました」

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連投7RT@iwj_ch1 7.仲村氏「ニンベンがついている『仲村』ということで差別を受けるんですね。『仲村渠』（なかんだかり）が名字なのですが、大阪に住むにあたり『仲村』としたんですね」#iwakamiyasumi

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連投8RT@IWJ_ch1 8.仲村氏「バブル真っ盛りの頃に上京してフリーの編集者になりました。TBSブリタニカに関わったりですとか。当時は景気がよくて、企業の社内報ですとか、いくらでも仕事がありました。バブルがはじけた後、『オフィスなんくる』という編プロを立ちあげました」

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連投9RT@IWJ_ch1 仲村氏「少女暴行事件がありまして、その時に『沖縄の問題に取り組んでこなかったな』と気づきました。三里塚とかは学生運動で関わりましたが。そこで仲間と『沖縄が独立する日』という本を作るんです。これがデビューですね」#iwakamiyasumi

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連投10RT@iwj_ch1 10.岩上「沖縄では、独立論が頻繁に語られるのでしょうか」仲村氏「居酒屋独立論というのがよく語られるんですね。居酒屋で丁々発止するという。本土に住むと、沖縄に暮らしていると分からない差別を実感する。そこから沖縄アイデンティティが生まれるんです」

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連投11RT@IWJ_ch1 11.岩上「独立論というのは、鳩山政権で普天間の移設が頓挫した時に始まったのではないと」仲村氏「そうです。返還前からあります。運動にこそならなかったけれども、独立論、独立感情というのはずっとありました」#iwakamiyasumi

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連投12RT@IWJ_ch1 12.仲村氏「大阪人にもなれない、日本人にもなれない、かといって沖縄は遠い。アイデンティティがずっと宙ぶらりんでした。やはり、どこかに帰属したいんですよね。沖縄に帰属したい。で、沖縄に行ってみると、米兵だらけなんですね」#iwakamiyasumi

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連投13RT@IWJ_ch1 13.仲村氏「沖縄人のメンタリティは、復帰前と復帰後でかなり変わります。復帰直前に内地の米軍基地が一気に沖縄に集まります。そのため沖縄にお金が落ちるようになるんですね。那覇のインフラは一挙に変わりました。そのなかで沖縄的共同体は消えていくと」

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連投14RT＠iwj_ch1 14.仲村氏「現在、貧富の差が大変激しいことになっています。年収1000万以上の人数は全国10位に入る。地主層ですね。その一方で、県民の平均所得は約200万と全国最下位です」

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連投15RT@IWJ_ch1 15. 仲村氏「復帰前は『何が大切か』を考えました。しかし、復帰後は『何が損か得か』を考えるようになりました。そして、 沖縄の相互扶助精神『ゆいまーる精神』はばらばらになってしまいました」#iwakamiyasumi

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連投16RT @IWJ_ch1 16.仲村氏「沖縄は、魚介類の摂取量も野菜の摂取量も全国最下位に近いんです。沖縄の人たちが、伝統食を食べなくなってるんです。ファーストフードの店舗数も非常に多い。数十年であっという間にそうなってしまいました」#iwakamiyasumi

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連投17RT@IWJ_ch1 17.仲村氏「糖尿病の罹患率も全国トップクラス。車社会なので、運動もしないんですね」岩上「グローバリズムの矛盾が集約しているのが沖縄だと」#iwakamiyasumi

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連投18RT@IWJ_ch1 18.岩上「『ほんとうは怖い沖縄』というご著書がありますね。仲村さんはお化けとか信じるんでしょうか」仲村氏「いやいや、唯物論者ですから（笑）。ただ、沖縄に住むと、『見えないものが見える』方が確かにいるんですね」#iwakamiyasumi

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連投19RT@IWJ_ch1 19.仲村氏「女性がトランス状態になることを『カンダーリ』と言います。普段はOLやってる方とかが、装束を着て拝んだりするんですね。日常世界と精神世界の両方で生きている方がいるんですね」#iwakamiyasumi

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連投20RT@IWJ_ch1 20.ここで「BAR土」のマスター・ごうさんが登場。ごうさん「仲村さんが現れた時、死相が見えたんですね。霊とかそういうのではないんです。オーラです」仲村氏「すぐ寝ろ、治してやるって言われて…」#iwakamiyasumi

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連投21RT@IWJ_ch1 21.仲村氏「薬とかで治らないものがあって。ほとんど食事が摂れなくなって、5キロくらい痩せたときがありました。その時も、ごうさんに気功をやっていただいて、一気に回復しましたね」#iwakamiyasumi

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連投22RT@IWJ_ch1 22.仲村氏「沖縄の方々の精神の拠り所をニライカナイと言います。遥か遠い東の海の彼方にあるとされます。沖縄の方々の聖地ですね。しかしこれがなくなりつつある。精神的支柱が消えて、沖縄では鬱病が増えています」#iwakamiyasumi

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連投23RT@IWJ_ch1 23.岩上「TPPが沖縄に与える影響はとても大きのではないか。大手メディアはTPPについて自覚的に無視している。私は長年レギュラーを続けてきた『とくだね』をTPPの批判をした途端降ろされました」#iwakamiyasumi

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連投24RT@iwj_ch1 24.岩上「沖縄には公共機関としての鉄道がありません。車社会、しかも軽自動車が圧倒的に多いですよね」仲村氏「これは大打撃を受けると思います。まさに生き地獄になるのでは。しかし沖縄ではまだまだ実感されていません」#iwakamiyasumi

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連投25RT@iwj_ch1 25.仲村氏「TPPで一番打撃を受けるのは沖縄かもしれません。ですが、まだ危機感が共有されていません。先日当選した糸数慶子さんも沖縄でTPPについて講演しましたが、受けが悪かったようです」#iwakamiyasumi