それが無いから今は死にたい

ろくでなしによる深夜の独り言たわ言
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さじ/Sadzi @SunnySpooner

男性性が欲するのは尽きない弾薬と長く丈夫な銃身

2013-09-05 03:35:23
さじ/Sadzi @SunnySpooner

ジョン・ランボーの操るM60機関銃などはその最たるで、7.62mmの大口径の銃弾に、ベルトリンク式の多弾数、そして長大な銃身。銃自体が重いので射手も当然マッチョになる。機関銃というのは男性性の欲望を端的に示していると思うんだよな。実際制圧力強いし。

2013-09-05 03:38:20
さじ/Sadzi @SunnySpooner

男性性というのはつまり自身の大きく逞しいペニスで女性(あるいは男性)を征服したいと欲求するのです。そして征服とは殺人とほとんど同義で、銃はその際の比喩になる。

2013-09-05 03:39:53
さじ/Sadzi @SunnySpooner

尽きない精力というのは発射可能弾数であり、要は「数撃ちゃ当たる」で敵を多く殺す事で生き残る確率が高くなる、もとい、多数の女性に種付けをする事で、自分の遺伝子を残しやすくなる。それは数学でそうなっているんです。

2013-09-05 03:41:35
さじ/Sadzi @SunnySpooner

機関銃の乱射の、その逆にあるのは狙撃で、これはそもそも「機会を待つ」というところからしてロマンチック。ロマン主義は女性の狙い撃ちをするのです。ただこれもマッチョなのであって、要は女性性を征服したい、と考えるところは同根だから。銃は男らしい。

2013-09-05 03:44:54
さじ/Sadzi @SunnySpooner

そもそも恋愛、と征服、と殺人、と所有、というのは同じような根を持っているのであって、それは誰かを自分のものにする、というところがそうなっている。これらに反するのは、やはり所有を持たない共有、とかいった概念なのだよな。それはカルメン的な女性像。カルメン的想像力。

2013-09-05 03:46:58
さじ/Sadzi @SunnySpooner

恋愛や結婚といった制度は「個人の個人による、他者を所有すること」なのであって、それを打ち消すのは、個人を所有しないオープンな性欲。あるいは、セミラティス・ネットワーク構造的な恋愛構造、と言えるのかもしれない。それは現代の制度の下では成立しづらいんだよな。

2013-09-05 03:49:17
さじ/Sadzi @SunnySpooner

例えばそういうオープンな性に生きている女性性を、「俺以外とセックスをするな」という(契約する)事は所有だ。それは、「自分の子孫を確実に残せなくなるかもしれない」という男性側の不安があるから。女性は誰の種で孕もうがそれは自分の子供だ。だからその点は安心している。

2013-09-05 03:51:11
さじ/Sadzi @SunnySpooner

だから社会制度というのは女性性を不安にする為に、経済的・政治的に不利にさせたりして、男性性に拠らざるをえないシステムを作った。それに拠る事で男性性は性的に安心し、女性性は経済的に安心するという神話が生まれる。しかし現在はそれすらも危うくなっている。

2013-09-05 03:52:39
さじ/Sadzi @SunnySpooner

家父長制の神話は崩壊しつつあって、男だろうが女だろうが安心して生きられない、或いは安心して子供を産めないシステムになりつつある。だから、欧米においてはそれは人権の無視である、とか言ってデモが起きたりするのだが、日本ではそれがない。我慢が美徳、となっているのは60年前と変わらない。

2013-09-05 03:54:27
さじ/Sadzi @SunnySpooner

日本には基本的人権といった概念が浸透していない、或いは元々なかったので、今も実際には存在しない。それを熟議によって取り返そう、という事も出来ない。それは議論、というものがそもそも根付く土壌がないから。一部の人間は可能かもしれないが、しかしそれでは問題は一向に解決しない。

2013-09-05 03:56:42
さじ/Sadzi @SunnySpooner

年三万人の自殺者はこの最前線における戦死者で、ようは、「生きられない」というまともな論理的帰結を得た人間から死ぬ。日本で生きるやつは皆きちがいだ。あるいは、人権、とか言ったものを無視している或いは考えていない考えられない。だが考えない事は別に仕方のないことなのでしかたない。

2013-09-05 03:59:51
さじ/Sadzi @SunnySpooner

この国では死にたいやつほどまとも(論理的)なのだ。日本人はまったく非論理的で、なのに資本主義経済と自由主義というタテマエを掲げ、近代以前のホンネの中を生きている。だがそれも文化相対主義の立場をとれば、別に近代化や文明化を推し進める理由にはならない。

2013-09-05 04:03:58
さじ/Sadzi @SunnySpooner

だいたい民族主義や国粋主義的な傾向がこの国にはずっとあるが、だが同時にその逆の事を同じ口から言うダブルスタンダードでもある。だがそもそも日本人は全く論理的じゃないので、そもそも矛盾していても全く問題が無い。問題があると感じるならそれは欧米的な理性的な視点。

2013-09-05 04:05:35
さじ/Sadzi @SunnySpooner

だから日本人の抱える問題は理性的には解決できない。じゃあどうするかというと、それは日本人がずっとやってきたように、天秤のバランスをとる綱渡りをするか、あるいは一旦天秤をひっくり返して、両方の皿を同じ重さにするか、といったところなのです。

2013-09-05 04:08:00
さじ/Sadzi @SunnySpooner

天秤がひっくり返る、というのは、翻訳すれば「双方の矛盾する意見を理性的に追及する事をやめ、とにかく自分の感情や心象にいちばんしっくりくる選択をする」といったところで、そこでは感情が基盤になっている。それまでは、空気や世間の意見の一致に腐心するのが日本的行き方。

2013-09-05 04:10:40
さじ/Sadzi @SunnySpooner

空気の一致、というか、空気は一致するとそれは信仰になって、ひとびとの情熱によって熱せられ、どんどん膨らんでいって取り返しのつかなくなるので、そこでは水を差して冷やさなければならない。空気の一致、というのはキリスト教徒や原理主義者が信仰するのに似ているな。

2013-09-05 04:13:52
さじ/Sadzi @SunnySpooner

「みんなが同じように考えるようになれば」というのは不可能で、それは多文化を否定する。「みんなが日本人になれば」が不可能なように、「みんな同じ」は悪平等であったりナショナリズムの変形、であったりする。それはどの文化から見ても全く平等な文化、というのは幻想だから。

2013-09-05 04:16:20
さじ/Sadzi @SunnySpooner

エスペラント語などを見ても、結局ヨーロッパ寄りの言語になっていて、それはアジア圏にとっては馴染みの薄いものになる。だから結局エスペラントは流行らないで、各々独自の文化圏で、言語圏で生きている。

2013-09-05 04:17:47
さじ/Sadzi @SunnySpooner

だから通訳者・翻訳者・越境者が必要になってくる。文化や言語はそれぞれの独自性を保ちたいが、それでは交流が生まれない。多言語・多文化がナショナリズムに陥ることなく成立するには、それぞれの中間に位置する存在が必要になってくる。そうする事でコミュニケーションの問題の糸口が見える。

2013-09-05 04:19:31
さじ/Sadzi @SunnySpooner

あらゆる分野の中間者、というのは必要で、それは先に上げた性別だったり、国籍だったり、人種だったりする。性的指向も含まれるかもしれない。とすると、そうしていくなかで、人権といったもの、「社会で生きる事への肯定感」みたいなものが生まれてくるんじゃないのかな、と思ってみたりもする。

2013-09-05 04:21:39
さじ/Sadzi @SunnySpooner

それが今は無いから死にたい。(長い)

2013-09-05 04:22:00