かぜまち結婚相談所の「婚姻制度」に対する基本観

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ihcamezak @ihcamezak

子の相続の問題が解決されれば、事実婚と法律婚の差はほとんどなくなるため、選択的夫婦別姓を法律婚に認める必要性が減少しましたねぇ。「同棲・事実婚・法律婚」(かぜまち結婚相談所、PDF)http://t.co/Gvyq4iRqzs

2013-09-05 10:25:12
ihcamezak @ihcamezak

「法律婚はハードルが高い」と考えて結婚を躊躇している相手には事実婚を提案する、というのがよいのではないか、と婚サルティングしています。法的にはほとんどかわらないけれど、相手の無知もあってハードルはかなり下がるかと。

2013-09-05 10:42:46
哲戸(´・_・`)次郎 @pp_GIRAUD

そう、法律から非嫡出子の差別がほぼ完全に無くなった(違憲判断)のは凄く大きな事で法律家が大騒ぎするのは解るんだけど、それは財産の法定相続分が1/2だったのが平等になるだけで、殆どの非嫡出子において、またその半分の寄与分を争うとかいう実際はあまり大した話じゃないよねってこと

2013-09-05 10:42:42
哲戸(´・_・`)次郎 @pp_GIRAUD

パートナー間相続や姓氏問題のように誰にでも生ずる問題でもないし、相続の金額だけの問題なので、事実婚と法律婚の選択においてこの相続分問題が与える影響は殆どないよねということ。

2013-09-05 10:48:06
ihcamezak @ihcamezak

@shihokn テッドさんが指摘するように、相続の問題というのは感情的なものを除けばそこまで(金額的に)おおきなものではない、と考えれば差異は殆どないということです。

2013-09-05 10:51:04
ihcamezak @ihcamezak

つまり、法律婚としての配偶者関係の保護の強さ(関係解消ペナルティの大きさ)ってのは、「それを前提とした社会構造」特有に意味があったってことでしょう。婚姻率が下がっているのもこの「関係解消のペナルティの大きさ」がネガティブに働いている可能性が高いわけ。

2013-09-05 11:00:17
ihcamezak @ihcamezak

日本の事実婚は、パックスやサムボに比べたらかなり保護される領域が広く大きい。離婚率がこれだけ高まっているなかで、フランスやスウェーデンの婚姻率の低さを見ると、「子供には(一生)責任を持つけど相手にはわからない」という考えが一般化しているといえそう。むしろ法律婚がかなり特殊なわけ。

2013-09-05 10:58:50
ihcamezak @ihcamezak

「関係解消のペナルティが大きい」ってことの意義は、<夫婦>関係において「協力ゲーム(かぜまち結婚相談所では関係特殊投資といってますが)」を進めるための国家的な「後押し」だったわけです。つまり、相手が「裏切り」を選択すると、国家がペナルティを与えてくれるわけ。

2013-09-05 11:02:33
ihcamezak @ihcamezak

ということは、一旦「婚姻関係」に持ち込んでしまえば、相対的に立場の弱い人でも保護されてたわけですね。その分「家制度」の名残とか「家族共同体のしばり」とかがあって、ほぼ強制的に関係特殊投資を強いられてた面はあるけどね。ものごとには裏表があるってことです。

2013-09-05 11:04:24
ihcamezak @ihcamezak

でもそういった、「拡大的な家族関係」が希薄になってくる(社会的な抑圧が減少する)と、「そこまで相手の一生に責任を持ちたくない」って人が多くなるわけ。「一生責任をもつ」と思える相手ってのが世の中にたくさんいるわけではない。結婚はマッチングだから相手にもそう思われないといけない。

2013-09-05 11:07:09
ihcamezak @ihcamezak

結婚相談していると明白に分かるんだけど、「相手から何を引き出すか」って考えてる人が多いわけ。結婚をまともに考えれば考えるほど、「相手に対して責任を持つことが自分の幸せである」って価値観を持てないと「協力ゲーム」にはなれないわけなんだけれども。

2013-09-05 11:09:42
ihcamezak @ihcamezak

「相手に対して責任を持つことが自分の幸せである」と考えられる「大人」をつくるという意味で、結婚がある種のイニシエーションだったわけでしょう。今はイニシエーションとしての社会規範があんまりないし、別に結婚している人が「大人」なわけではない、という事実を見ちゃってるわけだから

2013-09-05 11:11:46
ihcamezak @ihcamezak

そこまで「関係解消ペナルティ」がでかい結婚なんてわざわざしたくないよね、という昔でいえば「子供」の人が増えるのはよく理解できる。だから婚サルティングでは「結婚の目的」を最初に訊くようにしてます。

2013-09-05 11:12:52
ihcamezak @ihcamezak

・結婚は、「協力ゲーム」を進めるために「関係解消ペナルティ」を大きくすることに制度的な意味がある ・結果として、一旦結婚してしまえば「相対的に立場の弱い人」でも関係解消されない、ということを担保してた ・婚姻率の低さは、この「関係解消ペナルティ」の大きさが影響している可能性がある

2013-09-05 11:20:25
哲戸(´・_・`)次郎 @pp_GIRAUD

@kazemachi2 でも責任っで具体的に言うとなんだろ?

2013-09-05 11:39:29
ihcamezak @ihcamezak

@ted_70 相手の変化とか病気とか経済的困難とか、あらゆるネガティブな事象に連帯して問題解決する義務を負う、ってことでしょうねぇ。

2013-09-05 11:42:42
ihcamezak @ihcamezak

まあそれが「大人」ってことでしょうねぇ。 QT @ted_70 んだね。むしろ問題解決に参加できる強力な権利がある、甲斐性を生き甲斐とするみたいな。 /kazemachi 相手の…、あらゆるネガティブな事象に連帯して問題解決する義務を負う、ってことでしょうねぇ。

2013-09-05 11:49:40
ihcamezak @ihcamezak

それが「相互に」発生するってことが難しいですねぇ。ジェンダーによって機能分化があったときは、主に男性が「甲斐性」を求められてたんでしょうが、今や男女平等に求めますからねぇ。マッチングが一気に難しくなりましたな。

2013-09-05 11:51:01
ihcamezak @ihcamezak

逆にいえば、ジェンダーの規範がないのなら、あんまり婚姻は機能しない。だから、パートナーには責任を持たず、子供にのみ責任を持つという家族形態があってもよいかもしれない。これがパックスやサムボにあたるわけですね。

2013-09-05 11:53:45
ihcamezak @ihcamezak

僕が同氏論者なのは、法律婚にはそれくらいの「仕掛け」があったほうが好ましいと思うからですね。だから、「多様な家族関係」を実現するためには、法律婚を緩和するのではなく、それ以外の形態(事実婚・内縁関係、パックス的な民事連帯など)を増やすほうがよい、という立場です。やるんならね。

2013-09-05 13:24:22
ihcamezak @ihcamezak

よーいどんで制度設計するならそうですね。現行制度が持っている「機能」と移行コストを考慮すれば、という話です。 QT @rionaoki 仕掛けという意味で親権のとれない夫側に子供への投資を促す意味で夫の姓に寄せるのが若干良い気がするが別に外部性はないので同姓選択制で問題ない。

2013-09-05 13:30:42
ihcamezak @ihcamezak

まさにそうですね。ただ、そうなると「相手は誰でもよい」ということになるんですよね。不思議なことにw QT @ted_70 家族運営は、多かれ少なかれそゆ事の積み重ねですからね、価値観が最初から合ってる事より相手の価値観をどれだけ受け容れられるかどうかのほうが大切だと思ってます。

2013-09-05 13:32:06
ihcamezak @ihcamezak

つまり「相手への受容能力が高い」ってことは、どんな相手でも一定程度うまくやれる素地がある、って話になるから、「まさにその相手」であることは完全に偶然であるという話になる。まあ、真実だと思うけど、結婚の建前とは矛盾するかもね―。

2013-09-05 13:33:15
哲戸(´・_・`)次郎 @pp_GIRAUD

多分、電車で今日一緒だったタイトスカート姿が綺麗だった香坂みゆき似の彼女と結婚したら、小生は今の妻と築いた方法とは全く違うスタイルで家庭運営してると思うけど、結果同じ位の満足感をお互いで感じてるんじゃないかな、と思う。逆にいうとどっちでも満足感は大差ないので乗り換える必要性もない

2013-09-05 13:54:00
哲戸(´・_・`)次郎 @pp_GIRAUD

あ、でも再考して一点訂正。相手は誰でも良いというのはもちろん大袈裟なんだけど、能力や強弱の問題ではなく、小生と同じく『少しでも小生を受け容れようとしてる意思』を感じられるか事は必要かも。

2013-09-05 14:26:49