- sunagamesh
- 1998
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「ははうえ」 「ん、どうした?きれい」 くいくいとスカートを引っぱる幼い子供にギルちゃんは笑いかけます。 クーさんは生意気と言いますが、ギルちゃんにしてみれば可愛い可愛い息子です。目元なんて言峰Pにそっくりです。
2013-09-11 02:09:24「あいどるってなに?」 黒い瞳がギルちゃんを見上げて問いかけます。最近は◯◯ってなに?と聞くのがきれいのマイブームです。 「てれびでいってた。あいどるってなに?ははうえしってる?」 その問いかけにギルちゃんは戸惑います。きれいに自分の過去を話すつもりはギルちゃんにはありません。
2013-09-11 02:10:25「アイドルか。…うん、そうだな。可愛くてキラキラした、星みたいな人のことだ」 少し考えてからギルちゃんはそう答えます。 むかし言峰Pが言っていました。アイドルとは星のようなものだと。無数の星々のなかトップアイドルは一等星のごとく輝くのだと。
2013-09-11 02:11:38言峰Pらしくないポエムなのでおそらくは誰かのうけうりでしょう。 言峰Pは言ったことすら覚えていないかもしれません。 けれど言峰Pのどんな些細な言葉もギルちゃんは覚えています。忘れません。 たとえもう言峰Pがギルちゃんを見つけてくれることはないのだとしても忘れることなどありません。
2013-09-11 02:13:52「そうか。じゃあははうえはあいどるだな」 「え?」 ギルちゃんを見上げてそう頷いたきれいにギルちゃんは首を傾げます。 「ははうえは、かわいくて、きらきらしてて、ほしみたいだから。だから、ははうえはきれいのあいどる」 ほんの少し誇らしげにきれいはそう言いました。
2013-09-11 02:15:27その言葉にギルちゃんはどんな顔をしていいのかわかりませんでした。 泣きたい気もしましたし、笑い出したい気もしました。 わかりませんでしたが、それでもギルちゃんは笑いました。 「ありがとう。じゃあきれいは我の一番のファンだな」 「うん!」 だってアイドルは笑うものだからです。
2013-09-11 02:18:14隠れテーマはははぎらーに殺されない言峰でしたが無理でした。よし言峰殺そう