Man on the Rainbow Mountain

ニンジャスレイヤーの二次創作のまとめな。ソウカイヤ・ヒュージシュリケン・アースクエイク重点
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本郷 @hayato_itimonzi

その虹が巨大な拳であると認識されるまで少しの時間が、それは刹那の時、しかし永遠の様であった。 巨大な拳、鍛えられた筋肉、波打つ肉体、ほとばしる汗。その肉体が、虹から実体をもって姿を現す。 「サヨナラ!」青色のニンジャは巨大な拳の一撃で爆発四散! 25

2013-09-12 23:57:40
本郷 @hayato_itimonzi

その煙の中、2メートル50センチを越えようかという巨体……ソウカイヤの兵アースクエイク! 「アヤツはアースクエイク!」「我等では勝てない、無駄なイクサは必要無し引くぞ!」 赤色と黒色のニンジャは力量を悟ったのであろう。青色のニンジャの仇など気にすることなく撤退を決める。  26

2013-09-12 23:59:10
本郷 @hayato_itimonzi

「フン、アイサツも無く逃げるか……捨石の様だな」 アースクエイクの乗り捨てた大型ハーレーはまるでIRC操作でもされているかのように彼の隣へと走行してくる。 そう、自動走行ではない。青色のニンジャを殺した所へ辿り着く、その様にアースクエイクがコントロールしたのだ。 27

2013-09-12 23:59:53
本郷 @hayato_itimonzi

世の中にはヘルキキャク社のバイクの様に自動で走るバイクもあるのだが、それはアースクエイクの拘りであった。 大型ハーレーのハンドルを握り、ザイバツ残党を追おうとするアースクエイク。 28

2013-09-13 00:01:20
本郷 @hayato_itimonzi

ハッ!ヒュージシュリケンは我に返る。 我に返ると腱に突き刺したクナイで脚を切断すると、銀色のニンジャの喉に突き刺す「サヨナラ!」 間髪置かずヒュージシュリケンは跳躍する!何処へ?大型ハーレーの後部荷台へだ! 29

2013-09-13 00:02:07
本郷 @hayato_itimonzi

「お前……」「話は後だアースクエイク=サン!」「フン!」 ダイシュリケンを構え、大型ハーレーの後部へ立つヒュージシュリケン。 大型ハーレーの後部にヒュージシュリケンを乗せ、アースクエイクの乗るバイクは赤色と黒色のニンジャを追う。 30

2013-09-13 00:02:56
本郷 @hayato_itimonzi

ダイシュリケンを構えるヒュージシュリケン。 ニンジャを追うため危険な最高速度を出すアースクエイク。 狙いを定めるヒュージシュリケン!だがその時!スピードと後ろに人を乗せたバランスの悪さで姿勢を崩す! 31

2013-09-13 00:03:43
本郷 @hayato_itimonzi

(((焦るなヒュージシュリケン!ここで外せば次はないぞ))) 次とはなんだ?ザイバツとのイクサか?ラオモト=サンに杯を頂くことか? 虹!虹であった!その時脳裏に浮かんだのは虹であった。 「イーーーーーーーーーーーーーヤァァァァアアーッ!」 32

2013-09-13 00:04:50
本郷 @hayato_itimonzi

バランスを崩し、今にも転倒しようかという大型ハーレーの後部に立ち、ヒュージシュリケンはダイシュリケンを投げた! 赤い色のニンジャの首を刎ねる! 33

2013-09-13 00:05:48
本郷 @hayato_itimonzi

(((一人は殺ったがもう一人は逃がしたか))) 大型ハーレーの姿勢を治しながら、そうアースクエイクは判断しようとした。おそらく黒色の装束のニンジャもそうだったろう。 ゴウランガ!赤いニンジャの首を刎ねたダイシュリケンは弧を描く!まるで虹のようにアーチを描く! 34

2013-09-13 00:06:20
本郷 @hayato_itimonzi

ダイシュリケンの軌道に目を見張るアースクエイク。 黒いニンジャはダイシュリケンの動きを感じ取り避けようとする、だが!まるで吸い込まれるようにその虹のアーチめいた軌跡に飲み込まれた 「サヨナラ!」 35

2013-09-13 00:07:39
本郷 @hayato_itimonzi

特別な夜は明けた。この日ソウカイヤに狙われたザイバツニンジャはおそらく全て倒されたろう。 ヒュージシュリケンはアースクエイクの操る大型ハーレーの後部座席に成り行きで座りながら、カスミガセキを目指す。 36

2013-09-13 00:09:29
本郷 @hayato_itimonzi

ザイバツニンジャを追うため勢いで大型ハーレーの後部に立ったヒュージシュリケンだが、アースクエイクに息のかかりそうな距離で後部座るのは奇妙な気分だ。 「……そうだ」「ン?」「全てのニンジャは片付いたそうだヒュージシュリケン=サン」「そうか」 特別な一夜は明けた。 37

2013-09-13 00:11:04
本郷 @hayato_itimonzi

あそこでアースクエイクが来なければ自分は危うかったであろう。己のカラテの未熟さを痛感するヒュージシュリケン。 それに比べ、美しかった。あのカラテも。拳も。目の前の、この触れている筋肉も。 ヒュージシュリケンは目の前の男こそシックシ・ゲイツに相応しいと感じ取っていた。 38

2013-09-13 00:14:42
本郷 @hayato_itimonzi

そこには恐れも、嫉妬もない。アースクエイクへの純粋な敬意であった。 39

2013-09-13 00:15:23
本郷 @hayato_itimonzi

自分やインターラプターにはいまだ及ばぬだろうがヒュージシュリケンには確かな力の原石をアースクエイクは感じ取った。 その原石はまた、自分のカラテには無いものである。この原石を磨き上げる事が可能ならば…… 40

2013-09-13 00:16:46
本郷 @hayato_itimonzi

「特注の大型ハーレーと言えども、後部にニンジャを乗せ、ニンジャを追うとなると操縦が難しいな」 「そうか」 「直線のスピードは落ちるが、特注のサイドカーでも付けるか」 「そうか……なに?アースクエイク=サン?!」 41

2013-09-13 00:18:20
本郷 @hayato_itimonzi

「首級を四つ届け、ラオモト=サンに朝食でも頂くとしようヒュージシュリケン」 「そうだな……アースクエイク」 それがいかなる感情であったか、今や知る術もない。 42

2013-09-13 00:18:51
本郷 @hayato_itimonzi

ニンジャスレイヤー二次小説 Man on the Rainbow Mountain オワリ #1と言ったなアレは嘘だ

2013-09-13 00:20:04