天龍型に忍び寄る「計り知れない巨大な力」もとい防空巡洋艦構想(二期)について考える
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③計画で一度14cm砲と雷装を奪われかけた天龍龍田だが、3年後再び彼女たちを対象にした防空巡洋艦計画が持ち上がる。
2013-09-10 12:11:59不可解なのは、この時に計画された対空兵装の主軸が89式40口径連装12.7cm砲(③計画時はこれで、14cm単装砲と重量が同じだった)でも新型の98式65口径10cm砲(89式と重量ローラーパス操作半径は同じ)でもなく‥
2013-09-10 12:16:12同じく新型ではあるが、小型の98式60口径8cm(76mm)連装高角砲が想定されていた事。89式で無いのはまだ解る。89式は急降下爆撃を最大の経空脅威に位置付け、砲の旋回速度よりも俯仰角速度により注力した高角砲であり
2013-09-10 12:26:44性能向上著しい航空機に対応するに相応しい兵器とは最早言い難かったからだ。 しかし理想を言うならば、その正当な後継機である98式10cmであるべきではないのか? そこで敢えて最新型とは言え、主兵装に相応しいと思えない8cm砲を選ばざるを得ない何等かの背景が有るはずだ
2013-09-10 12:31:18まず、第一の可能性。98式10cm砲が足りない。(ついでに言うならば89式すら足りない)中で、98式8cm砲はその時点で(そして実際)阿賀野型にしか搭載予定が無く、間違い無く生産過剰になると考えられ、老朽化した大型駆逐艦にはその装備が適当だと判断された。
2013-09-10 12:40:27可能性其のニ 近接対空兵装の充実に比重が置かれ、3連装25mm機関銃大量装備が求められた結果、又は機雷等対潜水艦兵器がより強く要求され、結果的に砲兵装の搭載余地が減少し、8cm高角砲を選択せざるを得なかった。
2013-09-10 17:48:47可能性其の三 船体強度の不足が深刻な事態に陥り、既に改装で初期と同等の兵装重量を期待する事事態が危険になっていた(まあ、これは無い)
2013-09-10 17:51:48可能性其の四 状況が逼迫し船渠の空きも無い中で缶の交換を伴う様な③計画時の改装計画は実行不可能と判断され、林立する煙突をそのままに14cm単装砲装備位置に搭載可能な最善の高角砲を選んだ結果だった。射界を阻害しない範囲で機関銃の追加搭載が行われるであろう事は無論の事として‥である
2013-09-10 18:04:12此処で書いた4番も、1番同様の苦しい台所事情を反映したもので、正直今更感溢るる愚痴めいた内容ではあるけれど、正直上部構造だけに改装を留めようとする(船体内部には手をつける余裕がない)ならば、一番ありそうな結論だと思うが、如何だろうか?(公文書で謎解き済みかも知れないが気にしない)
2013-09-10 18:10:56数値検証や作図は端折っているが、この可能性は5500t群の一隻、五十鈴にて行われた対空巡洋艦化改装にあって、重量的には7基14門の89式40口径12.7cm高角砲が搭載可能だったにも関わらず、(電探装備にかなり喰われただろう事を差し引いて尚)非常に少数装備に留まった事実から見て
2013-09-10 18:23:04