言語について考えてみた - 言語感覚の拡張について -

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Cielo @cueighory

この前提起した持論「言語は第三外国語から一気に世界が広がる」が正確でない気がしてきたからちょっと整理する

2013-09-18 23:30:06
Cielo @cueighory

持論の問題としては、サンプル(自分と言語マニアの友人)が学んだ3つめまでの外国語が同じであること、インド・ヨーロッパ語族の言語ばかりだったから適用外なものがある気がしたこと

2013-09-18 23:32:24
Cielo @cueighory

多分言語世界が広がるのは、母国語と学習した語族の言語、そしてその比較の世界なのだと思う

2013-09-18 23:36:20
Cielo @cueighory

とりあえず日本語を母語とする人間で考えてみる。 たいていのひとの第一外国語が英語。ここでまずは、言語の順序構成が大きく異なることを知らされる。本来なら格という発想についてもここで感覚が養われるべきだけど、それは今の中学英語じゃ教えられてない

2013-09-18 23:39:41
Cielo @cueighory

あとはおぼろげにでも、日本語で当たり前のようにあった助詞がないという点、冠詞という概念、時制に応じた動詞の変化ってところは(嫌でも)知らされる

2013-09-18 23:43:05
Cielo @cueighory

たぶんこの英語での感覚が、次のインド・ヨーロッパ語族に取り組む上で結構大きな土台となる。 Ichは英語でいうIで、elleはsheと同じね、など類似性の高い言語間で、わりと正確かたちで一対一の変換によって理解を進められるから

2013-09-18 23:46:08
Cielo @cueighory

また、ここで重要なのが、英語からフランス語ドイツ語スペイン語などに進んだ場合に、言語がより過去のものに遡り、英語より複雑な文法を持つということ

2013-09-18 23:48:11
Cielo @cueighory

英語は源流となっているゲルマン語、単語などで根強い影響を受けているラテン語にくらべて、はるかに簡略化されている。「英語はバカのために簡素な作りにダウングレードした言語だ」という揶揄には結構賛同派。。。。

2013-09-18 23:50:47
Cielo @cueighory

特に英語になって消えたのが格変化と動詞の活用。このあたりは三人称単数のsは何故か残ったけど、それ以外についてはすっかりなくなっていたり、あとはドイツ語で言う「格支配」をなくしたというあたりのこと

2013-09-18 23:53:04
Cielo @cueighory

格支配については前にまとめた方でも書いたけど、冠詞や形容詞を変化させるということが上手く定着しなかったために、おそらくは比較的一般的だった語順を構文化して、この動詞には目的語・補語と続いてこういう意味になる、としたのだろう

2013-09-18 23:55:21
Cielo @cueighory

第二外国語は、英語でうっすらとしか残っていなかったために明示的に文法の説明がなされなかった"主語に応じた動詞の活用"や"格支配による各要素の構成"を、より厳格なかたちで適用しているのを知ることができる

2013-09-18 23:59:05
Cielo @cueighory

おそらくこれが、"言語世界を広げる鍵"なのだと思う。 英語というゲルマン・ラテンの言語の土台を最初に作り、そこから源流となってるゲルマン語・ロマンス語を学ぶことで、厳格に適用された文法を、まるっきり形の違う日本語と対比させることができる

2013-09-19 00:02:20
Cielo @cueighory

それとともに、英語の簡略化がどのように行われたか知るのが大事。 読まない語尾子音は、会話から文字に起こせないケースがあったけど、無くても伝えられたから。動詞や格変化は、語尾がわずかに変わるだけだから聞き取れないけど、文の構成から変えちゃって僅な違いを聞き取れなくてもよくするため

2013-09-19 00:06:49
Cielo @cueighory

そのように、簡略化や文章構成を変えることで伝えやすくなるというのは日本語でも同様なはず。主語がなくても、動詞がなくても、意味が自然に理解できるということ。 英語はそれが大きく実施された結果、一つの「英語」という言語として区分けされたにすぎない

2013-09-19 00:10:32
Cielo @cueighory

この簡略化を元に戻すプロセス、それが分かるとその言語の文法理解は大きく進んでると言っていいと思う。 省略された日本語を、明示的にどれが主語でどれが補語で、、、と明確に把握できれば、その日本語を正確な意味で別言語に載せることは決して難しくない

2013-09-19 00:13:52
Cielo @cueighory

英語の次にフランス語ドイツ語を学ぶということは、この復元を一部学習することに等しい。文章の構成要素をより細かく区分けして見ていく言語だからである。

2013-09-19 00:15:30
Cielo @cueighory

英語は前述のとおりゲルマン語を源流としながら、ラテン民族が大量にイングランドに渡ったことにより、語彙の面では大きくラテン語に影響を受けている。文法で影響が小さい(時制など)は、おそらくだが、ゲルマン語がある程度確立したあとに、ラテン語という外来語を吸収したからだと思われる

2013-09-19 00:18:25
Cielo @cueighory

しかし一方で、ゲルマン語の厳格な格支配を、表記上省略してしまっても構わないというのは、ラテン語の流入に後押しされた風潮なのかもしれない。 そういう点で見ると、英語の祖として、フランス語ドイツ語をメインに挙げて良いと思う

2013-09-19 00:21:07
Cielo @cueighory

自分も友人も、英語→ドイツ語→フランス語の順で言語に手を出した。結果として、インド・ヨーロッパ語族における共通箇所、省略可能箇所、包含箇所が発見しやすかった

2013-09-19 00:23:54
Cielo @cueighory

そうなると、インド・ヨーロッパ語族はこの構成を持つ・ここはこの言語の考え方に一致している・この言語はこの綴りが目立つがこれはあの言語のあれに相当する、、、など、文法的・文章構成的にどれもみたことがある言語 になってくる

2013-09-19 00:26:47
Cielo @cueighory

結果、日本語を含めすべての言語が、一対他であったりしながらもあらゆる場所でリンク可能になる。1言語増やすたびに、過去に学んだ言語全部とのつながりが網の目のように多くなって行く。

2013-09-19 00:31:12
Cielo @cueighory

今回はインド・ヨーロッパ語族のみの学習を進めた場合だ。これが中国語であったりまた語族がことなると、簡単にリンクできない可能性が高い。これが、第三外国語以降必ず言語世界が広がるというのには語弊があるといえよう。

2013-09-19 00:34:27