- junju_usako
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月夜、とは言えないかもしれない。 あなたは見えないから。 でも、人の目に見えないだけで、あなたはいるのだと伺いました。 そんな不器用なあなたが好きです。 #月夜
2013-09-16 00:40:42知らない街で、空を見上げる。自分の街と同じくらいの星空。でも大熊の柄杓もカシオペアのWも白鳥の十字も全部見える。胸が詰まる様な幸せが込み上げる。視線を移すと静かに覗くお月様。何故あなたには祈りを捧げたくなるのでしょう。#月夜 あぁお月様、人生に試練も悲しみも幸せもありがとう。
2013-09-16 00:34:43青く光る硝子玉 荒れたシルクで覆う それを夜と呼んだ 破っていく綺麗だった キミの好きだった黒い服 切り取って少しだけ 傍に居させて下さい この器崩れ去るまで 此方はとても明るい時が 少しだけしかないけれど それは私の力ではないの 黄色い光は 満ち欠けては消える #月夜
2013-09-16 00:14:39変わらない優しさで 変わらないままに 物足りない腕押し。 釘、打ってみたくても くだけていくのはわたしの心だ。 沸かない風呂に浸かり続けて ふやけた皮膚に 息をかけてくれるのもまた…。 生ぬるい涙を飲み干す。 (しゆう) #月夜
2013-09-16 00:00:12真っ白な花々が、今夜は青白い光に一際輝く。この景色を妹にも見せてやりたい。そう願いつつも、あの子がこの園に来ることはないとわかっていた。誰よりもこの花を愛しているから。二度と散らしはしないと、痛々しいほどに誓う心を知っているから。せめて家にも同じ光が差していることを祈る。 #月夜
2013-09-15 23:57:38屋根の上に上るなんて何年振りだろう。子供の頃より危なっかしく端まで歩いて、ぶらりと足を下す。懐中電灯のスイッチを切れば、まあるいお月様の光が降ってくる。綺麗。呟きに口元がほころんだ瞬間、左からぱっと光が差す。「先客?」これもまた何年振りかの幼馴染が、団子片手にやってきた。 #月夜
2013-09-15 23:55:07#月夜 君の話は、どこかあたたかくて、安心できるから、好きだなぁ。そんなことを思って君と歩く月の下。次の話はなんだろう。「おおかみ男はきっと、真ん丸な月があまりにも綺麗で、思わずうおおって叫んじゃって、おおかみ男になっちゃったんだろうねぇ」月を見上げていた君がこちらを見て笑った。
2013-09-15 23:50:43月夜ばかりじゃないですよ、帰り道は気をつけて。俺がストレス解消のために八つ当たりをぶつけてきた新人は、古臭い捨て台詞とともに会社を去った。帰宅すると、娘が毛布にくるまり、震えていた。妻は何も語ろうとしない。月は出ていなかった。 #twnovel #月夜
2013-09-15 23:50:12美しい #月夜 には、どこかで妖精たちが舞っている。昔は動物たちの恋心を応援してたみたいだけど、最近は人間にも関心を持ち始めたみたい。だから気をつけて。綺麗に月が見えるロマンティックな雰囲気は妖精の仕業。その娘にドキドキするのも妖精の仕業だから。@23novel #twremix
2013-09-15 23:46:23#twnovel 幸運のドラゴンに頼んで、長い髭を好きなだけもらってください。それを黄金の弓張り月に結びつけ、流れ星たちを指揮して、素敵なセレナーデを奏でてください。恋心が伝わるかはわかりませんが、世界にはきれいな音が降り注ぐでしょう。 #月夜
2013-09-15 23:40:15#twremix @23novel 美しい #月夜 には、どこかで妖精たちが舞っている。ケロケロ鳴いて雨を降らせるアマガエルを、誘惑しているのだ。月明かりを頼りに帰宅する迷子の兄妹や、ガラスの靴を落とした少女のために。どこかの貴方が、明日ふわりと笑えるように。#twnovel
2013-09-15 23:39:14月下美人の花が咲くと聞き、蜜蜂たちは夜更かしをして待っていた。やがて甘い香りを放ち、蕾が開きだす。一斉に飛び立った蜜蜂は、月の光に背中を押され、胸を高鳴らせた。極上の蜜を手にいれるために。 #月夜
2013-09-15 23:36:47「泥棒だ」外がやけに騒がしい。物騒だと思い窓を閉めたが既に遅かった。部屋の隅にちょこんと月の光が座っている。「僕、泥棒じゃないんから。君のハートに用事があっただけなんだから」赤みを帯びた月の光。部屋の中は #月夜 だというのに外は闇夜になった。@23novel #twremix
2013-09-15 23:34:11満月に見守られ、珊瑚たちは一斉に産卵を始めた。遠慮知らずの人間たちが、その瞬間を写真におさめようと海へ潜ったが、海藻たちが行く手を阻もうと陣を敷く。我々に任せて、安心してと言うように。 #月夜
2013-09-15 23:33:47べらべらと脈絡のない自分語りを繰り返す、彼の前でわたしは心だけを切り離し、月に向かって飛んでいく。語らずともすべてを諭してくれる月の光を、浴びたくて。身体を置き去りに、彼を置き去りに。 #月夜
2013-09-15 23:30:30#twnovel 美しい #月夜 には、どこかで妖精たちが舞っている。昔は森の片隅や、時には広場でのびのびと、自由に気まぐれに踊っていたらしい。りんごマークのパソコンユーザーさんは気をつけて。虹色の光をくるくるさせるのが、今の彼らの流行らしいから。
2013-09-15 23:30:08ありがとうとか、ごめんなさいとか、言えなかったことばたちが胸のなかに溜まっていく。空には両端を鋭く尖らせた、三日月。私の心を突き刺して、溜まったことばを流してちょうだい。願ってはみたけれど、きっと、わたし次第。 #月夜
2013-09-15 23:27:14雲の切れ目から、丸い月が姿を見せている。空気が澄みきっているのだなと思いながら見上げていると、体が強張った。一歩も進めない。やあ、やっと見つけた。若い頃、酷い別れをした男が、ひらりと月の周りを飛び跳ねていた。 #月夜
2013-09-15 23:24:26#月夜 家はすぐそこ。ドアは目の前。だけど私は、暗い夜道にポツリと光る、冷たいそれに話しかける。ねぇ、そこにいる?「いるよ。早くお帰り」家に帰ってもつまらないわ、貴方と話せなくなるもの。「明日もいるよ、明後日も。だから早くお帰り」約束よ?じゃあ、帰るわ。携帯閉じて光を消して。
2013-09-15 23:23:48#twnovel 雨で月がまったく見えない。ベランダに出て、ひどくなるばかりの雨を見つめている。きれいな #月夜 だったら、もっとすぐ気づいてくれただろうに。部屋の中へと視線を移動して、苦労して盗んできた月の光を見ては、ため息をついている。
2013-09-15 23:21:16